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ああ。夏の2歳馬たち

日本海を北上する台風と歩をともにするように、月曜日から北海道入り。9月初旬放送のVRA―VANの特番のため、鈴木淑子さんと千歳に降り立つ。

初日の午後は、ノーザンF空港で、ドナブリーニの12、クロウキャニオンの12、スペリオルパールの12など、10数頭のビデオ撮影とコメントとり。

ほほう。ドナブリー二は、3月の取材から40キロ近く成長。薄く腰高だった馬体に実が入りつつあり、同時にバランスも段々ととれてきたなぁ。

台風一過の翌朝。4時起きで社台Fの坂路で調教やインタビュー。午後は下河辺牧場へ。カーラパワーの12は、気性も腹回りもズンとしてきた。ほどなくトレセンか近郊の育成場へ出発だ。

水曜日朝はノーザンF早来の坂路へ。3歳馬トーセンスターダムは、ずいぶんと大人び、独自の世界観をもつ馬になったというか。こういう変わり方もあるもんだなと感心していたが、そのスターダムにダイヤモンドビコーの12が、くらいついて坂路を駈けあがってきた。
ポルトドートウィユは、薄かった胸前に肉がつき、同時にこの血統独特の後肢の踏み込みも格段にアップ。さすがエアグルーヴ一族、ひと夏でこんなに進歩するのか。

牝馬厩舎は周回コースのため立ちの撮影。リッスンの12も大きくなった。
早来に短期放牧中のトーセンビクトリーも、どこか骨格ばかりが目立った春と違って、首差し・胴回りの張りや充実振りには目を見張る。

鈴木淑子さんも、大コーフン(笑)。

ワタクシたち年寄りは、夏がくるたび老いるだけだが(笑)、若駒の夏は、人間の1~2年くらいの成長を一気に遂げてしまう。

午後は坂東牧場へ。取材予定だった馬の他に、穴馬もゾロゾロ。40頭以上の撮影を完了。1時間番組に収まり切れるのかな?(笑)。

思えば、3月のPOGの頃は別に、夏の2歳馬たちのアレコレというのを、ずいぶんと取材していなかった。

春の二番煎じになることも懸念していたが、いやいや。映像が流れると、たぶんみんなもコーフンすると思うよ。GCでも番組を告知するでしょうが、9月の放送をお楽しみに。

台風一過のお盆の頃、北海道は一気に秋へと突入。牧場の大樹の陰には涼風が吹く。

椅子に座って午後を、本を片手にラムでも飲みながら、うつらうつら。いつかそんな夏の午後をゆっくり過ごしてみたいもんです。

北海道には、久しく経験していない、夏の夕暮れの風も吹きわたっていた。

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