11月 10日, 2006
「快挙なのに」
このブログを見ているようなファンなら、誰もがメルボルンCの結果を知っていよう、デルタブルースとポップロックの快挙を。
岩田騎手の涙を見れば、どれだけの偉業であることか分かろう。
だが、翌日の新聞を見ると、競馬面の片隅に載せられているだけ(新聞によって扱いは違うが)。
NHKの全国中継で高視聴率をたたき出した凱旋門賞とはえらい違いだ。
思えば、ハーツクライのドバイ、コスモバルクのシンガポールもそうだった。
レースの規模や歴史が違うとはいえ、扱いの差はそれ以上の開きがある。
改めてディープブームは、競馬人気につながらないことがよく分かる現象だ。
もちろん競馬ファンの我々が、しっかり今回の快挙を祝福してあげればいいのだが、これがディープのように世間に伝わらないのはひじょうに悔しいところである。
きっとこのレースよりも、ディープの裁定が出たときのほうが数倍大騒ぎになるのだろう。
そういえば、競馬評論家の須田鷹雄さんのブログを読むと、メルボルンCのツアーが中止になったと書いてあった。
ディープ騒動のあおりを食ったのだろうか。
今回の快挙を多くの人がナマで見ていたらと思うと、これまたもったいない限りだ。
馬も、人もがんばっている。
結果も残している。
なのに、流れだけが依然、よくならない……。
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