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今日の丹券〜丹下日出夫の競馬予想〜11月6日

丹下日出夫による特別レース予想をご紹介します(太字は特注馬)。

【東京】
《9R 百日草特別》
 【スケールを買う】アウトライアーズのスケールを買いたい。前走の時計は2分3秒7。勝ち時計では上手く能力を説明できないが、ラスト3F・11秒8―11秒9―11秒6(3Fは35秒3)というレースラップを、外一気に上がり34秒9。加速力は迫力満点、馬体もクラシック級のスケールを誇る。アドマイヤミヤビも決定力では負けない。新馬戦は2着に敗れたが、稍重の京都マイルを上がり33秒7で大外一気。カデナも、初陣の上がりが33秒1、前回は余裕の外一気だった。両者ともに、東京ならさらに切れる。コスモス賞・1分49秒4のマイネルザワバアは、時計の質はマズマズだが、将来性を含めた能力比べでどうか。アルジャントゥイユ、ヴァンクールシルクは、相手がかなり手強い。

◎アウトライアーズ
〇アドマイヤミヤビ
▲カデナ
☆マイネルザウバア
△アルジャントゥイユ
ヴァンクールシルク
ビッグディザイア

《10R 晩秋S》
 【地力信頼】モズライジンが力で押し切る。やや行き当たりばったりのローテながら、BSN賞2着、阿蘇S2着、師走S2着、GⅢの名古屋大賞典3着実績もある実力派。晩秋Sは昨年テッポウ勝ち。2100ダート対応もバッチリだ。二の筆頭はレッドサバス。鞍上が上手く脚をためたとはいえ、直線二段加速で上がりは35秒9。2分10秒5というタイムは、翌日の赤富士Sと0秒2差だった。センチュリオンは、2月の金蹄Sで、似たようなメンバー相手に2着という実績がある。スリータイタンは、日本テレビ盃4着という内容を、赤富士S2着につなげている。別定では勝ち抜けまでは厳しいだろうが、セイカフォルテ、デビルズハーツは、自分の力量だけは頑張って末を伸ばす。

◎モズライジン
〇レッドサバス
▲センチュリオン
☆スリータイタン
△セイカフォルテ
デビルズハーツ
サヴァティアーノ

《11R アルゼンチン共和国杯》
 【笑みがこぼれた】モンドインテロは、見るたび強くなる。勝ち負けを交互に繰り返してきたが、OPのメイSを勝ち、GⅡの目黒記念を見せ場たっぷりの0秒2差に好走。次走の札幌日経オープンで、すかさず巻き返しをはかった。洋芝だけに数字は地味に映るが、ラスト4F・11秒8―11秒7―12秒1―12秒0(3Fは35秒8)というレースラップに対し、自身の上がりは35秒2。推定4F連続の11秒台の持久力と瞬発力に、ルメールも思わず破顔。調教はあまり時計が出るタイプではないが、ハードに長め6F追いができたことで、また芯が強くなった。鞍上もコースも二度目、今度はGⅡを突破だ。対抗はアルバート。ここ三戦、有馬記念、日経賞、天皇賞(春)など格の高いレースを走り結果が残せていないが、天皇賞に至るモーリスの過程同様、慎重で知られる堀厩舎が、Wコースで6F追いを敢行。一段上をめざし違う馬体造りをはかってきた。シュヴァルグランも、天皇賞(春)は3着。宝塚記念は歴戦の疲労がたまり9着に終わったが、阪神大賞典でGⅡはすでに制覇。初コースになるが、決め手勝負の東京はプラスに働く可能性の方が高い。57・5キロは背負うが、福永も熟慮し丁寧に乗ってくる。大敗・去勢明けが少し嫌われているようだが、フェイムゲームは、北村とのコンビで天皇賞(春)2着。アルゼンチン共和国杯勝ち、ダイヤモンドS2連覇した東京巧者だ。ヴォルシェープは、日本海Sの上がり33秒4で重賞圏内に突入。やや気配を薄くしているが、ムスカテールは当コースのレコードホルダー、体調も上向いている。

◎モンドインテロ
〇アルバート
▲シュヴァルグラン
☆フェイムゲーム
△ヴォルシェープ
ムスカテール
ワンアンドオンリー

【京都】
《9R 醍醐特別》
 【厳しく行く】休み明けだけにプラス体重は想定内だが、しかし16キロ増はどうか。一寸嫌な予感がよぎったダイアナヘイローだが、行くか控えるか。武豊にしては珍しく、躊躇する感じの三番手。流れ込むままに終わってしまった壬生特別だった。しかし、二走前は1分7秒9の大楽勝。一週前の準OP・彦根Sの決着タイムは1分8秒0だったことを勘定に入れると、二つ上のOPが見える。今度はグランシェリーを逆転。たとえグランに先手を譲り控えるにしろ、厳しくプレッシャーはかけてくるハズだ。ナリタスターワンの前走時計は1分7秒6。時計的にはここに入ってもすぐに足りる。前二頭が競り合うようなら、サザンライツ、スマートカルロス。レオパルディナも、ここら辺りが馬券の買い頃。

◎ダイアナヘイロー
〇グランシェリー
▲ナリタスターワン
☆サザンライツ
△スマートカルロス
レオパルディナ
ビットレート

《10R 長岡京S》
 【降級馬】少し手あかがついた表現になるが、グァンチャーレは、シンザン記念勝ちもある降級4歳馬。折り合いや操縦が難しく、白秋Sも馬群に包まれブレーキを踏むシーンが見受けられた。毎回なにがしかの制約のある馬ではあるが、古川とのコンビで都大路S2着。阪神マイルのシンザン記念の走りを今一度期待したい。当面の目標は、清水Sを番手から2着に粘り込んだルグランフリソン。たぶん、正攻法のレースはしないように思うが、大外一気の単ならロスカボス。オースミナインの変わり身。清水S3着のワードイズボンド、同4着のディーエスネオも差はわずか。

◎グァンチャーレ
〇ルグランフリソン
▲ロスカボス
☆オースミナイン
△ワードイズボンド
ティーエスネオ

《11R みやこS》
 【上昇一途】グレンツェントはレース運びに余裕と幅が出てきた。戸崎の絶妙の仕掛けが効いたにせよ、差し・追込みの効きにくい、先行有利の新潟18000m・レパードSを、ゴール前はかったようにとらえた。1分50秒6という走破タイムも、たとえば過去の同レース・インカンテーションとは0秒3差。あのアジアエクスプレスとは0秒2差と、一応のレベルには達している。3歳馬という伸びしろを加味すれば、古馬相手でも十分勝算が成り立つ。同じ平坦でも新潟より幅員の広い京都の方が差も決まりやすい。当面の敵はアスカノロマン。南部杯は、アクセルの踏みどころがチグハグとなってしまったが、平安S・1分56秒2優勝を契機に、ジワジワとGⅠに近づいている。カゼノコは、前年のみやこS2着馬。シリウスSは窮屈なインに突っ込み、ギアチェンジに時間を要したが、終いの脚は見どころ十分。ラニも、ブラジルCのゴール前の脚に、米国三冠で揉まれてきた底力とパワーを再確認できた。キョウエイギアは、やや重目の造りにしろ、前走の大敗が気がかり。同型も多く、展開もキツいか。さすがにこの長期休養明けでは、連下を打つのがいっぱいだが、インカンテーションは調教は動けている。

◎グレンツェント
〇アスカノロマン
▲カゼノコ
☆ラニ
△キョウエイギア
インカンテーション
モンドクラッセ

【福島】
《10R きんもくせい特別》
 【伏兵多し】レジェンドセラーで、ほぼ順当。芙蓉Sのタイムと上がりは、正直いってモノ足りない。しかし、二走前の新潟1800m・上がり3Fのレースラップは11秒6―10秒8―11秒6。目に見える10秒台の数字は、500万勝ちの強い味方になる。中間は天栄で微調整、最終追い切りは迫力満点だった。当面の目標はマイネルユニブランの先行力。勝ち上がりに手間取ったが、新潟1800mを1分48秒0、急坂の中山2着、東京2000m・2分2秒5なら、500万でも好勝負。ロードリベラルの東京マイル・1分35秒2という数字も、総合力としてはかなり価値が高い。小回り福島の1800mでも委細構わず外一気も十分。イノバティブの新馬は1分38秒7と平凡。ただ、上がり33秒6は、近いうちに500万突破の礎となる。阪神1800m・1分48秒9のガウディウム。フラワープレミア、ジャコマルの札幌2歳S組も連下圏内。

◎レジェンドセラー
〇マイネルユニブラン
▲ロードリベラル
☆イノバティブ
△ガウディウム
フラワープレミア
ジャコマル

《11R みちのくS》
 【福島なら金】ゴールドペガサスは、丹内とのコンビで、昨年のみちのくSを優勝。当該1200mは〔3100〕という、好戦績を残してきた。復帰戦の前回は6着とはいえ0秒3差、叩き上昇ぶんを加味すれば、ほぼ勝ち負けの計算が成り立つ。ただ、昨年は56キロ、まだ57キロで連対実績がない。微妙に切れが鈍るようなら、福島〔2301〕のハッシュの逃げ残り。そのハッシュにとって、「是が非でもハナを切りたい」というラズールリッキーは目の上のたんこぶ。両者譲らず、思わぬ乱ペースになってしまう可能性も高い。強行軍明けゆえ、体重と気迫が戻ることを条件にクードラパンが一角崩し。モズハツコイの決め手、トウショウピストもひと夏で成長した。

◎ゴールドペガサス
〇ハッシュ
▲ラズールリッキー
☆クードラパン
△トウショウピスト
メイショウスイヅキ

《12R 会津特別》 
【一気逃げ】エナジータウンの逃げ切りに期待。重馬場仕様の持ち時計のないタイプかと思っていたが、鳥屋野当別は1分8秒9。平坦とはいえ、新潟1200mは福島6Fよりタフ。鞍上の丸田も、前走の形でよしと手応えがあうだけに、迷いなく行く。前走が少し負けすぎだが、ジェントルヴァウは2勝馬。京都コースで、1分8秒台勝ち負けという実績も、福島1200mの共通項となる。ヤマニンマンドールは、本命と同じレースで上がり33秒3をマーク。破壊力はピカイチだが、開幕週だけに追い込み届かずのシーンも一考。ヴァッフシュテルケは480キロ台に戻せば、一変攻勢に転じる。クラウンルウシフェルは、中間立直り気配。Pコースだが、エテの動きはよかった。

◎エナジータウン
〇ジェントルヴァウ
▲ヤマニンマンドール
☆ヴァッフシュテルケ
△クラウンルシフェル
エテ
ケルベロス

【新馬注目馬】(☆は最大5つ)
■福島5R ダート1700m
・イッカツ(ディープスカイ×シーエーユウカ) ☆☆

■東京4R ダート1300m
・サンモントレー(クリストワイニング×ヤングエブロス) ☆☆

・セイウンチャーム(Dominus×SeaBloom) ☆☆

■東京5R 芝1800m
・ダイワギャグニー(キングカメハメハ×トリプレックス) ☆☆☆

・パルフェクオーツ(ダイワメジャー×ピューリティー) ☆☆☆

・サトノグラン(ハーツクライ×スネガエクスプレス) ☆☆☆

■東京6R 芝1400m
・オピニオン(アイルハヴアナザー×アドマイヤオンリー) ☆☆

・プリティマックス(アドマイヤマックス×ビクトリーステップ) ☆☆

■京都5R 芝2000m
・ザクイーン(ヴィクトワールピサ×サマーハ) ☆☆

・ヒシマサル(ルーラーシップ×シェリール)☆☆

■京都6R 芝1400m
・ダイナマイトガイ(ハーツクライ×マイダイナマイト) ☆☆

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