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巡り巡って

 いちょう、ハラハラ。

 栞のためにと、散歩の途中にひとつまみ。何事もなく、一週間のアレコレが終わろうとしている。

 2歳シーンも、今開催で終了。クラシックは、8割方が年内デビュー。12月の、いわゆる最後の大物は、ワールドエースかなぁ。

 なんて、POG本で「丹下の30頭」に挙げた馬たちの勝ち鞍は、ちょうど15勝(去年より1カ月早い)。

 あと半年、最低レベルの30勝のノルマはクリアできそうだ。

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 「あんだけ良血・評判馬を並べていれば、当然でしょ」と、栗岩太郎は言うけれど、30頭のうち、10頭くらいは、それなりに気を遣っているんだけどね。

 ちなみに、10数年前、ワタシたちのPOG大会に参加した栗ちゃん。

 最初の年は通年で3勝(コスモヴァレンチの小倉2歳S勝ちが、その時の勲章)。翌年は2勝…あれ以来、POG恐怖症が抜けない(笑)。

 ただ、ここ数年来、気になっているのだが、関東馬は、噂のアイツが、芝のマイル〜2000mデビューと聞き、勇んでパドックに出向いても、この程度の馬なのかと、がっかりすることが多い。

 坂路やウッドの調教の質量も、なんだか薄っぺらだ(そもそも数が少ない)。

 人気で惨敗というケースも目につくし、関西地区の新馬のパドックとは、ときめき感が違う(関西は、評判馬以外にも、ほほうという馬が数頭いる)。

 もう10年来言われてきたことだが、血統レベルを見ても、関東と関西の質が、明らかに逆転。

 たまに関東馬でも、マイナー種牡馬の仔で、楽しい勝ち方をする馬もいるが、ちょっと違うような気もする。

 「でも、オルフェーヴルだって、ステイゴールド×メジロマックィーンですよ」と、丹下デルオは言ったが、あれはサッカーボーイの生まれ変わりだ。

 今週の丹下厩舎は、未勝利はダノングーグー。新馬はハクサンムーンとファントムライト。ポインセチア賞のサンライズシャトーで、お楽しみ(あれ?みんな関西馬だよ)。

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