プリキュア買って!!
美浦トレセンは、4月から夏時間。午前6時開門となりましたが、開門一番。南Wのトップを切って、ジャリスコライトが、内にダンスインザムード。外にワイアットアープを従え、5F・68秒3−39秒1−12秒6を馬なり。 おお、ジャルスコ君。いよいよ仕上がってきたなぁ…。
ま、稽古駈けするダンスに、1秒先行する形をとったものの、馬場の六分どころを回って、この時計なら悪くない。
欲を言えば、皐月までに一本でいいから、長目6Fからビシバシ追ってくれたらカンペキなんだが、藤沢厩舎は馬なりでも調教の負荷や密度が濃い。
つまり、調教タイムは、最内のラチ沿いと馬場の六分どころでは、時計にして1秒5以上の差があるもんです。
よく一分どころを回って、W64−37−12秒1なんて時計をマークした馬を、「調教が凄いから」———なんていう読者もいますが、調教は単に数字だけでなく通ったコースも肝心。 たとえば、アドマイヤジャパンに代表される松田博勢は、「時計が遅い」なんて言ってるけど、あそこの厩舎はスタートから最後まで、外ラチに張り付き、なおかつラストを11秒台でフィニッシュしてくる(普通の厩舎は、大外といっても、直線だけ。道中は内にいたり真ん中だったりする)。
むしろ、馬場の真ん中を通って、タイムが速い時の方が心配だったりして(笑)。
なんて、調教のお勉強はそれくらいにするとして、ありゃりゃ。南W・坂路と、順繰りにデータを繰って、OP馬の数の少なさ。そして、目の引く時計がないことに驚くやら泣けてくるやら。 皐月賞出走のジャリ君は別に、数字を見ただけで「おお」と感動を与えてくれるのは、桜花賞出走のダイワパッションくらい。
ま、先週ビッシリと追っているため、上がり重点で内目の二分どころを回したが、南W・67秒6−37秒5−11秒9を馬なりは出色。
他はアイルラヴァゲインに、ダイワメジャーくらいのもんで、いやあ寂しい(坂路のマイネルスケルツィ、アサヒライジングは、時計の数字以上に動きが軽いみたいだけど)。
要は関東にはそれだけOP馬が少ないということだが、栗東は5頭に1頭、OP馬にブチ当たる感じがしますね(頑張ろう、関東馬)。
先週に続き、中でも出色の動き・時計をマークしたのが、テイエムプリキュア。
不良のDWで、6F・79秒9−64秒0−37秒7−12秒3。馬場の八分どころを、クマちゃんが乗って強目でアッサリ。
ま、アドマイヤキッスは、明日木曜日に追い切る予定で、プリキュアを本命にするかどうかは、もう一日考えさせてもらうが、たとえ印は下げても少し単勝を買ってみたいッス。
タッチザピークも、先週に続き、馬場差2秒近くある重い栗東の坂路で、上がり38秒7−12秒2は出色。穴に一考(忘れな草のブルーメンブラット。古馬はオオスミグラスワンがいいよ)。
ちなみに、栗東の皐月賞の一週前追い切りは、DWでフサイチジャンクが82秒7。アドマイヤムーン、フサイチリシャール、キャプテンベガも何とか時計が出せた(ひ弱いので、追い切れるかどうかが心配だった)。
あ。2歳馬は、先週お知らせした森厩舎のゼッケン5番が、坂路で55秒9−41秒1−13秒5(特に2歳馬の今頃というのは、全体時計は軽くても、坂路はラスト1Fに注目だよ)
僚友のゼッケン4・6は、たぶん明日かな。 以下、Eコースのゲートで、中尾正厩舎のビッグラガー(タニノギムレット×アルーリングアクト)と9番のオースミダイドウ(スペシャルウィーク×ストームティグレス)が1F・15秒7の初時計をマーク。
ゼッケン・16・17もゲートで時計を出していますが、この両馬は血統不明(今週の金曜日にはわかるけど)。もしかして山内?
それは来週のお楽しみということで。 なお、来週は産地馬体検査に行くので、調教のアレコレは木曜日にずれ込むかも。あしからず…。
ついでに調教時計は、新聞各社のよってバラつきあり。ワタシの言う時計は、あくまで馬社のもの。
ウチの新聞を買ってくれないと、チンプンカンプン。
新聞買って!(笑)。