「丹下、押し押しの巻」
5月6日のグリーンチャンネル「明日のレース分析」、ご覧になりましたか。
何だか、カリフォルニアの青い空なジャケットを着て、予想しちょりました、丹下が。
血統から始まって、時計やラップ評価に到るまでの予想理論は、丹下の面目躍如といったところでしょうか。
このあたりの詳しい理論は、『井崎先生より100倍当たる馬券の本』(ベストセラーズ刊)に書かれていますので、ぜひご一読あれ。
さて、テレビでの内容はともかく、ところが、どっこい大作(古い!)だったんです。
あのコーナーは、丹下の予想だけで終わるのではなく、進行役の酒井一圭クンの予想を披露して、「では、また来週」になる予定だったんです。
わたしもテレビで見ていて、ヒヤヒヤしてました。このペースでいくと、確実に時間がなくなる。
どうやって、短縮させるのだろうか、と。
わたしも少なからず関わっているんで、ディレクターや現場の友達の焦っている顔が想像できた。
生本番って、怖いです。
丹下は、一人マイペースで、周りの心配もどこ吹く風。
とくとくと予想を述べて、一人悦に入っているという感じでしたね。
ありゃきっと、本番前にビールの2〜3本はあおっていたな。
最後の方になって、酒井クンの目がテンパリ始めていたのが見てとれた。
いえ、丹下は決してテレビタレントなのではないのだから、時間通りに進行するなんてことは無理です。
それは問題ない。
わたしが言いたいのは、しゃべることがたくさんあるんだから、
「大川さんの背中が見えてきた」 とか、
「神様に一歩近づいた」 とか、
「予想をするときだけは真面目でございます」
などというギャグを入れるヒマはないだろう。
と、突っ込みたかったんです。
テレビ社会では、
「1秒は、血の一滴」 とか、
「1秒を軽んじる者は、1秒に泣かされる」
などといわれるほど、大切なのである。
そのへんのことは、ちゃんと躾けておかねばならないな。
今度、といってもいつになるかは分からないけれど、ちゃんと時間通りにできたら、ごはんでもおごってあげようじゃないの。
< 「丹下さ〜ん、時間、押してますよ!」 byスタッフ >
そういえば、武豊騎手が以前なにかのバラエティ番組に出演していて、ぴったりと15秒を当てていた。
プロの体内時計って凄いんだな、と思った記憶がある。
そこまでやれとは言わないが、ぜひとも、次回の丹下にご期待ください。
予想は、フサイチリシャールが◎。
それは外してしまいましたが、ボーナスレースの◎グランプリオーロラが2着に来て、良かった良かった、かな?
……カーカーカー。
わたしは、時間が来たので、ちゃんと帰ります。
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