天皇賞当日の芝1600Ｍの新馬戦に向け、ザサンデーフサイチが、ほぼ万全の追い切りを消化。

　　 　

　天皇賞もそうですが、当日は午前中からエラく盛り上がりそうですね。

　去年のフサイチジャンクのデビュー戦時は、同じレースに丹下厩舎のフェラーリワンも出走していたりして、エラく緊張した覚えがありますが（笑）、今週の丹下厩舎は、２Ｒの未勝利戦にハイフェイム。

　８Ｒのくるみ賞にサープラスシンガーが出走する程度で、お気楽モード。

　でも、ザサンデーフサイチのペーパーオーナーや、何故か同馬と一緒に東上してきたキングリーウィークたちを、迎え撃つ側の関東馬——ダイレクトキャッチやピサノデイラニといった、関東馬のオーナーにとっては、ドキドキもんなんでしょうね。

　なんて、東京土曜日の芝1400Ｍの新馬は、シャイニンガール、アドマイヤホクトにニシノオトコギ（母デュプリシト）。

　日曜日の1600Ｍダートには、クランエンブレムにジャドール。

　京都の新馬は、土曜日の芝1200Ｍに、アルヴィスが仕切直しの登場（バイオレントハートは水曜日の段階では未定）。

　日曜日のダート1400Ｍはビーチブリーズ。

　芝のマイル戦は、レースドールが満を持しての出走です（福島の1700Ｍを使う予定の、山内厩舎のコンゴウリュウオーもお忘れなく）。

　まだ時計は軽いが、印象に残ったのは南Ｄコースで、やけに強烈な時計を出していたニシノアルバトロス。

　ダイワディライト（母ロンドンブリッジ）も、ゲートから11秒６−11秒７のロケットスタート。

　そう、母ロンドンブリッジといえば、３月に下河辺牧場に行った時は、軽い骨折で厩飼（従って写真は×）。

　でも、ホントに目も馬体のラインもきれいな素直な馬で、心待ちにしていたんだよなぁ…。

　「軽い骨折なんで、クラシックには間に合いますよ」と、牧場主が言っておられましたが、いやぁ。よかった、よかった。

　一週間経てば、調教の風景も変わりますが、ディアーウイッシュ、コメンテーター、ハイソサエティ。

　藤沢軍団も、ダノンデインヒルとシーレイダース。サトノコクオーとムーンレスナイトなどなどが併せ馬。

　ワケありで名前を出せないが、マンハッタンカフェの仔で、「おや？」という馬も二頭いあたなぁ（来週発表）。

　栗東も翌週の新馬デビューに向け、アドマイヤオーラがグンと時計を詰めてきた。

　松田国厩舎の母ダイワスカーレットも、芝コースの三頭あわせでブラックオリーブにグイと先着。 　

　４月の社台Ｆで見た、あの巨尻（笑）を思い出してしまいましたが、桜花賞・オークスの両方を狙える、スケールの大きい牝馬だと思うよ。

　角居厩舎のドーントレダーにヴィマックス。

　穴っぽいところでは、芝コース追いで、34秒１−11秒３と切れに切れた、シャウトラインなんかが面白そうですね。

　ところで、週末の金曜日は、渋谷のエクウスで、目黒貴子サンとトークショー。

　お暇な方は、ぜひお立ち寄りください。

　それでは、天皇賞、２歳馬の正しい時計は、調教主任の藤原クンに語ってもらいましょうか

　（続きをどうぞ）。

　



　【丹下厩舎・調教主任】　ｂｙ　藤原有貴

　まずはディープ不在で大混戦！天皇賞の有力馬最終追い切りから！

　“門別競馬場”

　●コスモバルク　（北海道・田部厩舎）
　五十冬　80.8  66.1  53.6  39.9  13.0  ５分　直線一杯

　“栗東・Ｂコース”

　●ファストタテヤマ　（安田伊厩舎）
　助手　77.5  62.8  49.3  36.8  11.6  ６分　一杯

　“栗東・Ｃウッドコース”

　●ハットトリック　（角居厩舎）
　岩田　69.4  54.7  40.0  11.9  ７分　馬なり
３頭併せ　中　エキゾーストノート（古馬隶万）強目を０秒９追走併入

　●オースミグラスワン　（安藤厩舎）
　四位　83.6　67.4  52.1  37.5  11.7  ６分　一杯

　“栗東・Ｄウッドコース”

　●アドマイヤムーン　　（松田博厩舎）
　助手　87.0  70.2  55.2  40.4  11.6　９分　一杯
　内　アドマイヤディーノ（古馬1000万）一杯を１秒追走　０秒３先着

　●インティライミ　　（佐々木晶厩舎）
　助手　81.6  65.9  51.7  38.2  12.1　９分　一杯

　●グレイトジャーニー　（池江郎厩舎）
　助手　83.2  67.5  53.2  38.8  11.8　９分　一杯
　内　サイレントディール（古馬ＯＰ）一杯
に　３馬身先着

　“栗東・坂路コース”

　●トリリオンカット　（音無厩舎）
　　52.3  38.6  25.9  13.5

　●スウィフトカレント　（森厩舎）
　　53.3  38.3  25.5  13.2

　●カンパニー　（音無厩舎）
　　53.1  39.3  25.8  12.8

　●サクラメガワンダー　（友道厩舎）
　　53.7  38.4  25.0  12.4

　“美浦・南Ｗコース”

　◎ダイワメジャー　（上原厩舎）
　助手　63.5  48.6  35.9  12.3  １分　強目に
　外　フェリシア（古馬1600万）一杯を１秒８追走　１1/2馬身先着
　毎日王冠時を超える迫力で堂々と先着。
　軽く仕掛けただけで、この動きですから、状態は申し分ありません。
 

　“美浦・南Ｄコース”

　●アサクサデンエン　（河野厩舎）
　江田勇　66.3  51.6  38.1  12.3  ５分　一杯
　内　アサクサバンザイ（古馬500万）一杯を１秒２追走　２馬身先着

　“美浦・南芝コース”

　●ダンスインザムード　（藤沢厩舎）
　北村宏　64.8  51.1  38.0  13.0  ５分　強目に
　３頭併せ　サトノスローン（古馬1000万）馬なりを１秒追走併入

　“美浦・坂路コース”

　◎ローエングリン　（伊藤正厩舎）
　助手　49.7  37.3　24.8  13.6　馬なり
　閉門直前に登場して、圧巻の４９秒台。
　しかも、北Ｃコースでも追い切りを消化してのモノだけに、絶好調なのは確実ですね。

　

　新馬はモチロン、今週も東西で注目の500万、ＯＰ戦が行われる。

　出走予定馬を中心にピックアップしました。

　“美浦・坂路コース”

　〝輝く本日の１番時計〟

　◎エイワジョリー　古馬500万　（菊川厩舎）
　助手　48.9  36.6  25.2  13.2　馬なり
　土曜・福島の秋本湖特別に登録。
　本日、唯一の４９秒割れなら、今度は確勝でしょう。

　●ピンクカメオ　２歳500万（国枝厩舎）
　蛯名　50.7  37.1  24.7  12.7　馬なり

　●キタノリューオー　新馬（高橋裕厩舎）
　北村宏　56.1  36.8  23.5  11.6　一杯

　●マイネレプリーク　新馬（高橋裕厩舎）
　助手　57.1  39.3  25.4  12.3　一杯

　●ネヴァキングダム　２歳未勝利（藤沢厩舎）
　北村宏　51.4  38.2  25.9  13.4　馬なり

　●フサイチドゥイット　新馬（古賀史厩舎）
　助手　13.6  13.3  13.6  (計不)　馬なり
　☆坂路推定４Ｆ、５７秒台

　“美浦・南Ｗコース”

　●ハイソサエティー　新馬（小島太厩舎）
　助手　68.0  52.3  38.3  12.6  ３分　馬なり
　３頭併せ　内　ベルモントダッシュ（２歳未勝利）馬なりを　１秒２追走併入

　●ダノンデインヒル　新馬（藤沢厩舎）
鹿戸　69.5  54.2  40.1  13.7  ４分　馬なり
外　シーレイダース（２歳新馬）馬なりを　０秒４追走併入

　◎ハロースピード　２歳ＯＰ　（相沢厩舎）
　吉田隼　67.2  51.7  37.7  12.1　３分 直線一杯
　内　サンデーレオン（古馬500万）一杯を　１秒６追走　１秒２先着
　先週は僚馬に遅れを取りましたが、今週はラスト１２秒１で大きく先着。
　動き、気配共に、ひと追い毎に急上昇しています。

　“美浦・南芝コース”

　●フライングアップル　２歳500万（藤沢厩舎）
　助手　67.1  51.6  38.2  13.4  ５分　馬なり
　３頭　中　ピサノデイラニ（２歳新馬）馬なりに　1/2馬身先着

　●ホリデイオンアイス　新馬（加藤征厩舎）
　助手　82.8  68.1  53.9  39.6  13.3  ６分　強目に
　３頭　中　グランプリカメ（２歳新馬）馬なりを２秒追走　１秒８先着

　“栗東・坂路コース”

　〝輝く本日の１番時計〟

　◎スズカデヒア　古馬1000万　（藤沢則厩舎）
　　51.5  38.2  25.9  13.6

　●ヴィクトリー　新馬（音無厩舎）
　　53.3  39.2  26.2  13.6

　●ビーチブリーズ　新馬（加用厩舎）
　　53.5  38.6  25.1  12.7

　●ドロシービコー　新馬（西園厩舎）
　　52.9  38.5  24.7  12.2

　◎フォルスストレート　新馬　（中竹厩舎）
　　51.6  38.3  25.6  13.3
　終い１Ｆは時計を要しましたが、テンから飛ばして崩れなかった辺りのセンスはさすが。
　５Ｆの時計は、本日の№２にあたる優秀さ。
　初戦から能力全開でしょう。

　 “栗東・Ｃウッドコース”

　●ドーントレダー　新馬（角居厩舎）
　武幸　70.5  54.7  40.6  13.2  ７分　馬なり
　３頭併せ　外　ウオッカ（２歳新馬）馬なりを０秒２追走併入

　“栗東・Ｄウッドコース”

　●ザサンデーフサイチ　新馬（池江寿厩舎）
　武豊　83.6  67.7  53.4  39.6  12.0  ８分一杯
　外　メジロスカイハイ（古馬1000万）一杯を０秒６追走　1/2馬身先着

　●アドマイヤオーラ　新馬（松田博厩舎）
　高田  86.3  69.6  55.1  41.1  12.0  ８分一杯
　内　ドルチェリモーネ（古馬1000万）馬なりに　1/2馬身先着

　◎フサイチオフトラ　２歳500万（大久保龍厩舎）
　助手　82.4  66.8  53.0  39.7  12.8  ９分　一杯
　内　パントマイミスト（古馬1000万）一杯を０秒８追走　１秒２先着
　グイグイと加速して、最後は内の僚馬をねじ伏せるように突き抜けて先着。
　重かった馬場を考えれば内容は◎です。

　●コンゴウリュウオー　新馬（山内厩舎）
　藤田　86.4  69.0  53.9  39.9  11.8  ８分　一杯
　外　ダンツオラクル（２歳新馬）一杯に　１秒３先行　クビ差先着

　

　【業務連絡】

　ホリディオンアイス、なんと長目７Ｆから、芝コース追いで時計を出しました。

　坂路が主体の加藤征厩舎としては異例？？？
　ふふふ。

　走るぞ走る。