「常夜鍋の作り方の巻」
「ジャパンC当日、やってもらいたい仕事がある」
とズッシーに頼まれたけど、やんわりお断りして、盛った犬のように府中競馬場へ。
ちょうどメシを食べ終わった後、赤坂「瞳」のマスターご夫妻とばったり。
がっちり男の握手をして、いざ出陣。
このブログの管理人は、土日で40万円負けたそうだ。
わたしは、そこまでの金は持ってないが、がっつりと負けた。
ディープインパクトから先行勢に流して、ドリームパスポートは抜け。
まぁ、そんなのは、どうでもいい。
今日の本当の勝負は、最終Rの「アプローズ賞」だった。
いや、何か特別な根拠があるわけでもないのだが、7番人気のエアデルソールである。
フランキー騎乗で、新聞にもほとんど印がついていない。
こりゃ、おいしい。
以前(確か、彼がイーグルカフェとファルブラヴでJCの芝・ダートを連勝した02年)、吉田照哉さんが何かのインタビューで、
「デットーリが乗ると、2〜3馬身は違う」
と言ってた。
それで、こんなに人気がない馬でも、イケると思ったわけ。
しかも、武豊騎手がそれまで乗っていたのだから、世界トップの乗り替わりというわけだ。
さらに、ジャパンC直後の検量室で、フランキーが祝福のハグをした。
そのとき、わたしには、武豊が
「次のレースのエアデルソールは、君に任せるよ」
とささやいた。
……ように、テレビ画面を通して見えたのだ。
馬は、ちょっとマイナス体重が気にはなったが、パドックで見る限り、伊藤雄二師が
「ご用意しましたよ」
と言わんばかりのデキだった。
……ように、見えた。
こりゃ、もう鉄板だよな。
人気薄ゆえ、抜け目のないように、ほぼ総流し。
最低でも馬連53倍はつく。
一発で、今日の負けを取り戻せる皮算用。
スタートすると、これまた、注文通りのハナ。
武豊がジャパンCを勝って、直後にデットーリが勝つ。
お祭りのフィナーレには、最高の演出だ。
と、興奮して見ていたら、アララ、直線で追っても追っても下がっていくエアデルソール。
何が来たのか、まったく分かりまへん。
とにかく、狙ったその馬はシンガリ負け。
財布には、1000円しか残っていなかったので、いそいそと逃げるように帰途に着きました。
土曜日の昼、テレビの料理番組で「常夜鍋」の作り方をやっていたので、スーパーで「豚肉460円(特価)、ほうれん草(99円)」を買って、鍋に日本酒3:水2の割合で、しゃぶしゃぶのように、食べた。
とっても美味しかった。
カーカーカー。
ベタな洒落だけど、デットーリでガックーリでした。