偉いぞ、オークス!
「なんか、熱があるんだよね。風邪でもひいたかな」
栗東のTMが、水曜日の厩舎取材で松田国サンちに寄ったとき、調教師がポツリと漏らしていたらしいが、木曜日になってダイワスカーレットが熱発で取り消し。
「人間も風邪をひいたが、馬もそうだったのか」と、語っていた。
グリーンCのテレビ取材で、そのシーンを目にした人もいるかもしれませんが、その囲み取材に、何故かライターの井上オークスが紛れ込んだ。
金曜日の夜、渋谷のエクウスで、岡部玲子サンと井上オークスと(彼女の名前は、呼び捨ての方が合うんだよね。別に他意はないけど)、ワタクシの三人で、オークスのトークショーを敢行したが、まさかそのために栗東まで取材に行ったのか?
写真はピンボケだが(笑)、偉いぞオークス。
ワタシなんか、美浦トレセンには、たったの一回しか行ったことがないし(しかも、全休日の月曜日)、頑張りすぎると疲れますよ(笑)。
なんて、美浦にも栗東にも行かないワタシですが、イベントが二つ。原稿が6本。何とか今週も乗り切ることができた。
でも、来週は月曜日が座談会。
金曜日の夜6時から、新橋のPRセンターで、ダービーの討論会。
土曜日の午後5時から、グリーンCの“AR KITCHIN”。
原稿もアレコレ。
ここが正念場っす。
ちなみに、AR KITCHENでは、2歳馬についての展望を述べよとのお達しがありましたが、ふーん。
カジノドライヴのお姉さんって、現在G1を3連勝中。
つい先日の、ケンタッキー・オークスを楽勝したんですね(ライバルも読んでいるので、言いたくはなかったんですけどね)。
でもって、あのポルトフィーノ(母エアグルーヴ)が、6月の阪神デビューの噂が。
例年では考えられないような大物たちが、続々と栗東に集結している。
今年の2歳戦は、初っぱなから凄いことになりそうだなぁ…。
というワケで、オークスのアレコレは、続きをクリックしてね。
〔オークス〕
ゴール板が近づくに連れ、グングンと加速力を増すその姿に、一点に視線や意識が集中してしまうため、競馬の風景そのものが縮まったかのような錯覚を覚える馬というのが時々いるが、ベッラレイアのデビュー戦は、一年に一度か二度あるかないかの、実に印象深い新馬戦だったよなぁ…。
どこかディープインパクトを彷彿させる、まったくブレることのないフットワークもそうだがなんて、上がり3Fも33秒8。
11秒7−11秒6−11秒3というレースラップから逆算すると、残り1〜2F地点のどこかで、「絶対的な能力の証」となる、11秒を切るか切らないかのラップを叩き出している。
一応は桜花賞も考え権利取りに向かったが、除外の連発で馬が萎んだ感じもあった。
それが、すみれSで3着に敗れる原因だったか。
ただ、その後はオークス一本。
二走前のあざみSは、ただ一頭、大外に馬を持ちだし、34秒0で一気差し。
続くフローラSは、スタート直後から他馬に囲まれ、直線二度三度と前をカットされ追い出しのタイミングがズレるも、ラスト1F過ぎての加速力は群を抜いていた。
前走から中三週。
余裕をもって、オークスへ臨める。
女神の天下取り。
秋山クン、硬くなっちゃダメ(笑)。
相手本線は、急坂の待ち受ける中山の2000mで、34秒2・34秒0という末脚を駆使したトウカイオスカー。
トウカイテイオー×リアルシャダイという長距離配合。
前走のスイートピーSは、1800mで距離不足もあったが、シンガリ一気の決め打ちでは、さすがに届かない。
ただ、上がり33秒9と、メンバー中最速の上がりはマークしている。
後藤も二度目。
GⅠが欲しいなら、死ぬ気で追ってね(笑)。
ベッラレイアとトウカイの名前が挙がれば、当然ミンティエアーが一角崩し。
長丁場で本領発揮のザレマが、武豊渾身のロングスパート。
マイラーだとは思うが、ピンクカメオの「格」も軽視禁物。
桜花賞組のカタマチボタン、ローブデコルテは、前走の5馬身は離されすぎ。
連下下位で、いいんじゃないかな。
◎ベッラレイア
○トウカイオスカー
▲ミンティエアー
☆ザレマ
△ピンクカメオ
カタマチボタン
ローブデコルテ
ハロースピード
※業務連絡
UHFのテレビカメラマン諸君。
トレセンに取材に行くときは、2歳馬の撮影もマメにヨロピク。