丹下倶楽部

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「たまには競馬中止もいいかな、の巻」

 自分は元気なのに、周りのみんなが風邪をひいて学級閉鎖になった感じといったらいいのか。

 仕事を休めてちょっとうれしいのだが、フリーの身としては、1ヶ月も2ヶ月も競馬中止になると、おまんまを食っていけない。

 痛し痒しの馬インフルエンザだ。

 仕事にかまけてサボっていたブログだったが、今さっき、丹下から電話があり、お前ヒマなんだろ、今日こそは仕事の責任にはできないぞ。

 さぁ、書きやがれ!

 ヒマなのは、あんただってそうだろが。

 それはさておき、台風や降雪を除き、競馬中止で丸々ヒマになったのは、ボクにとって「皇太后のご逝去」以来。

 あの時は、まだサラリーマン。

 雑誌の取材で函館にいた。

 「北の馬券師」と呼ばれる天翔馬さんの馬券勝負をドキュメントするためだった。

 湯の川温泉に宿をとり、初めての函館だったので、ほとんど旅行気分。

 そこに、競馬中止の情報が入ったのだから、こちとら心中でほくそ笑んだ。

 さぁ、何して遊ぼ、浮いた馬券代で何を食お。

 たまには羽を伸ばしてもいいだろう。

 函館山を周遊する船に乗り、のんびりと波に漂いながら、イカ釣りを楽しんだ。

 釣果を地元の寿司屋に持ち込んでさばいてもらい、あの、飴色の、こりこりの、肝はとろりとして、この世の食べ物とは思えない。

 酔った勢いで、五稜郭付近の女の子を釣りに行った。

 明日、罰が当たっても仕方がない。

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 だが、今回はそうもいかぬ。

 函館にはいないからだ。

 このクソ暑いコンクリートジャングルの真ん中で、ただただダレ犬の如し。

 クーラーの効いた事務所で仕事をしていた方がまだマシ。

 事務所に行く気力さえない。

 今、ボクは6畳一間のボロアパートで、無精ひげをはやし、Tシャツにパンツ。

 カタカタと音のする扇風機の前に陣取り、冷蔵庫で冷やしたおしぼり、昨晩買いだめたアイスクリームがお友達。

 高校野球を見ながら、ディック・フランシスの『大穴』なんぞを読んだりしている。

 フリーは、つらいよ。

 さっきコンビニに行ったら、案の定、競馬新聞は売られていない。

 夕刊紙の一面に「競馬中止」の大見出しが躍っているだけだ。

 JRAの最終決定が金曜日の朝だったから、各社はとりあえず、新聞を刷ったんじゃないかな。

 こりゃ、たいへんな損害になるなぁ。

 などと、他人事を気にしていても意味がない。

 とにかく暑いのだ。

 というわけで、新聞がないのだから、ボクが札幌記念を予想することとしよう。

 ◎サイレントプライド(準OPとはいえ、前走の漁火Sは中身の濃いレースだった。レース上手で展開に左右されない。重賞での安定感もあり、加えて勢いを感じる。北海道と言えば、典ちゃんだし)

 ○アドマイヤフジ(豪華メンバーの宝塚記念4着は、やはり脅威だ。函館記念は1番人気で4着だったが、初めての北海道レース、トップハンデ57・5キロを考えれば、0秒3差はいい試走になった。洋芝は2度目、定量戦に替わる今回は、実績がモノを言う)

 この2頭を3連単の1着2着付けにして、3着には、アサカディフィート(9歳)、ファストタテヤマ(8歳)、メイショウカイドウ(8歳)。

 いずれも高齢馬の追い込み。

 この年齢にして、馬インフルエンザに罹らない体質がいい。

 ニンニク卵黄を呑んでいるわけでもないだろうが、風邪をひかない高齢馬は、やはり芯がしっかりしているのだ。

 札幌の暑さに弱音を吐くこともない。

 小回りコースゆえ、先行する人気馬アドマイヤフジを、各馬は早目に追いかけていくはずだ。

 洋芝で力を必要とするから、よほどの能力がなければバテること必至。

 そこで、じっと我慢していた追い込み馬に展開が向くというわけだ。

 ほぼ完璧と言えよう。

 計6点で、今年の札幌記念は的中できる。

 丹下の予想よりも信じられるだろう。

 今、丹下は弱っている。

 瀕死寸前の予想家より、30代で働き盛りのボクの方が冴えているのは、火を見るより明らかだ。

 ぜひ、乗ってみてください。

 

 カーカーカー。

 こんなの書いてて、ホント、空しくなってきたよ。

 あ〜あ、今週の土日は何して時間を潰そうかな。

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