げに、すさまじきは
ダービーの前の、静かな雨が降っています。
どうやら、どの陣営も追い切りを終え、
「さあ、日曜日」と、それぞれに意を決し、天を見上げていることでしょう。
水曜日の追い切りの感触からは、これまで考えてきた予想上位馬は、まずまず上手くいっているような気がしています。
あとは、△の配列が微妙で、良馬場ならタケミカヅチと、皐月で本命に打ったショウナンアルバ(一度打った限りは、やっぱり印は打つ)。
雨ならレインボーペガサスとサクセスブロッケン。これに、ブラックシェルとモンテクルスエスを、どう組み合わせるか。
オークスは牝馬だけに、調教重視ということもないんですが、使い込んでいるのが不安な馬が多いとはいえ、やはり牡馬のダービーは、なるべく最終追い切りも満足できるような数字を出してほしいもんです。
調教といえば。ソロソロ5月末。
2歳馬のアレコレも、調べなくちゃいけないなと、ふと水曜日の美浦の調教具合を調べたら、軽めながらもダイワバーガンディがWで初時計(3F・41秒程度を馬なり)。
キミニムチュウ・サクラインブレーヴなんてところが、坂路で36秒台8と(上がり1Fは12秒5を一杯だったが、さて?)、かなり速いところをやっていましたが、全体時計こそ遅いものの、あれれ。
11秒9を馬なりで、坂路を駈け上ってくる馬はなによ?
へぇ〜。ランフォルセ(母ソニンク・萩原)って、この前ノーザンの空港で見たばっかりの、ノットアローンの半弟だったよな。
併せたロジユニヴァースも、けっこう走りそうだが、ふーん…。
美浦のPWでは、デイジアーナが64秒9—37秒3—13秒1を馬なり。
なんだか今年は、関東馬の動きが、十数年ぶりといっていいくらい活発だな。
もちろん関西馬も、坂路ではセイウンワンダー(54秒3—38秒9—12秒5)。
時計的には見劣るが、ゼットサンサン以下、山内勢も坂路で元気。
コースではサチノパパラチアといったところが、水準級の時計を出していました。
馬社がなくなったことで、現3歳のPOGは、皐月賞前に早々、突然POG解雇を通告されたこともあったりして(結果オーライだが)、世の中の仕組みはこういうものなのかと、50オヤジも、人の世のすさまじさを感じるときもありましたが、ソレはソレ(たぶん)。
そういうふうに付き合えばいいということです。
ダービーが終われば、また一年。2歳シーンも、すぐそこまで来ているんだなぁ…。