「困るよ! ディープ」
先日の栗岩様のブログを読んで考えさせられました。
「こと競馬に関しては、日本にはマスコミはないのも同然です」
栗岩様が、お叱りを受けたというあのメール。
確かに言われても仕方ないところはあります。
別に威張るわけではありませんが、「競馬フォーラム」では、ディープに不利がたくさんあることや、世界がどれだけ厳しいかを挙げ、勝つのは大変であることを誌面で伝えてきました。
すると、読者から
「勝たせたくないのか」
「ディープが負けるわけないだろう」
といったものから、
「そんなことを書いていると売れなくなるぞ」
「もう買わない」
といったものまで、批判、文句が続出。
競馬ファンの間で全体とはいいませんが、こんな風潮が強くなり、どの新聞、雑誌も情報を抑えたところが、もしかしたらあったかもしれません。
事実はしっかり伝えなければならない、しかし全てをファンや読者が欲しがっているわけではない。
非常に難しいことですが、悲しいかな、競馬マスコミへの批判を全てはね返せるこだけのことを私がやっているかと言われれば、自信を持ってそうだと言えません。
こんなことを書くと
「だったら辞めろ」
という人もいるかもしれませんが、逆に胸を張って
「私は真の競馬ジャーナリストだ」
といえる人がいたら、ぜひ会ってみたいものです。
正直、悩み深き問題です。
さてディープの引退騒動が世間をも揺るがしていますが、雑誌をつくるほうは、もう一つの問題が。
ディープは天皇賞に出るのか?
まさか出るとは思っていなかったところが多かったのではないでしょうか。
フォーラムも、ディープが出ないバージョンでつくっていたから、さあ大変。
今もてんてこまいです。
「馬のことを考えたら、出ないほうがいい」
と格好つけてみたいが、実は
「雑誌のために出ないで」。
これじゃあ、批判受けても仕方ないかな?
最近の『丹下の懺悔』の記事
- 薔薇が咲いた2024年5月3日
- 2023~24年の指名馬30頭を振り返る「丹下のザンゲ」(21~30位編)2024年5月2日
- 2023〜24年の指名馬30頭を振り返る「丹下のザンゲ」(11〜20位編)2024年5月1日
- 2023〜24年の指名馬30頭を振り返る「丹下のザンゲ」(1〜10位編)2024年4月30日
- 恵みの雨2024年4月26日
- キミにじゃぶゝ2024年4月20日
- つくしんぼう見っけ2024年4月12日