9月 1日, 2006
「ディープをいじめないで」
最近「競馬フォーラム」には、こんな手紙やメールがよく届きます。
そのほとんどが
「貴誌はディープに対して厳しい」
というものです。
本誌は4月にリニューアルをし、方針として
「穴馬発掘」
というテーマを掲げました。
そうなると、本命馬は弱点を探し、逆に穴馬はいい部分を探すという方向になります。
そして天皇賞・春。
見出しは
「ディープに喧嘩を売る」。
結果はもちろん惨敗です。
まあ他誌がディープバンザイの中で戦いを挑んだのは、それはそれで良かったと思います。
みんなが同じ方向に向かっていたら、まるで宗教ですからね。
しかし現状はそんなに甘くありませんでした。
読者から先のような批判が出てきたのです。
まあ、天皇賞の予想がはずれたという文句なら甘んじて受け入れねばなりません。
しかしそうではなく、ディープに反抗する姿勢が問題だというものばかりなのです。
この風潮は今も変わらず、最近も凱旋門のディープは環境、馬場など不利が多いと書いたら、またまた文句が。
もちろんこちらは凱旋門でディープを負けろなんて思っていないのですが、少しでもディープに不利なことを書くと
「悪口を書いている」
と思われる風潮があるようです。
まあ一部なのでしょうが、普段本の内容について意見や文句があまりこないだけに、なぜディープの件だけはこんなに反応が凄いのか疑問です。
とはいえ、だからディープ賛美だらけの雑誌にしようとは思いませんし、逆にアンチディープになろうとも思いませんが、少々考えさせられるディープ現象です。