1980年、ヘンリー・ミラーが逝き、ジョン・レノンがピストルで撃たれた。
全共闘世代でもない1950年代生まれの中途半端な田舎者は、ビートルズもローリングストーンズもセルジュゲーンズブルも、いろんな人や物を後追いするだけだったが、東京のど真ん中にいれば、巨星が墜ち、60年から引いたあの時代が、一つの終りを迎えただろうことは、少しはわかった。
70年代への哀悼と、新しい時代が来るという、無責任な胸騒ぎを同時に感じながら、20代の自分は、80年代をどう生きていくのか。
そんなときに観る映画には、何故か必ず、原田芳雄さんがスクリーンの片隅にいた。
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