丹下倶楽部

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ハンニバル気分

 今週は、GⅠのフェブラリーSだ。

 金曜日の午後、近くのコンビニで競馬新聞を購入したが、予想欄の◎印はバラバラ。

 本命の根拠というのは、日々の暮らしの中の日常の会話がそうであるように、誰でもが正解であり不正解でもある。

 その程度に、平たくしようとすれば平たくしまえるものだが、それでいいのだろうか。

 なんて、実はフェブラリーSというか。東京1600ダートの特性について、みんな知っているようで知らない。数字的根拠に、目を瞑っているのではないか?。

 かくいうワタクシも、芝ならラップ・時計理論を主張することができるけれど、東京1600ダート・フェブラリーSの根拠を、これまで数字で示せていなかったような気がする。

 ならば今一度、本気で今年はフェブラリーSに取り組む、いい機会なのではないか。

 というワケで、週半ばまで、今一度、過去十年のフェブラリーSのラップ形態、出走各馬の上がりラップの精査に勤む。

 結果、浮上はイジゲン。初の57キロというのがネックではあるけれど、ダートもやっぱり、能力はラスト3Fに、どのようなラップを内包しているか。

 推定11秒3前後の脚は、芝なら10秒6~8前後に匹敵するのではないかという結論が見えた(今年すぐ、馬券に結びつかなくても、理論の骨格はできた)。

 やっかいなのは、言われているように、ここが初ダートという、カレンブラックヒルのようなタイプ(リーチザクラウンとか。過去、何度も苦い水を飲んだこともあったよなぁ)。

 父は、もしかしたらダートもオニだったかもしれないダイワメジャーだから(スカーレットインクの一族は、分流にヴァーミリアンを輩出)。

 東京1600ダートは、スタートして100m近くは芝。だから泥をかぶらず先行できる。フットワークは乱れない――そういう見方も、もちろん正解だろうが、「あの馬は強い」「大したことない」という、個人々の感覚や論評と同じかもしれない。

 まあ、ぶっちゃけ、ケツがでかくて、脚の骨の太い馬でないと、ダートは走らんが(笑)、デカい、太いの違いも、見た目の個人の印象におもねるところが大きい。

 そんなんでいいのか?

 予想の根拠は、結局は、誰でもがわかる記録や数字ではないか。それを説明するには、どうすればいいか(もちろん、血統的根拠は非常に大事だが)。

 芝からダートへの転出組の、数字としての理論づけが、少しはできたような気がしたが、その顛末は、土曜夜更新の“今日の丹券”でも、読んでみてください。

 週半ばまで、仕事を終えた後は、“ハンニバル”を再読。

 指が6本あれば、予想が当たるのかな?

 レクター博士をまねて、バッハの「ゴルトベルク変奏曲」を、ハープシコード・モードで聞いている、スノッブなオレ(笑)。

 “羊たちの沈黙”の映画のクラリス役は、ジョディ・フォスターだったが、“ハンニバル”は見ていない。

 あの映画のクラリスは、誰が演じていたんだろう…。

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