目覚めると同時に、じっとりとした暑さが部屋に手を伸ばしてくる。

　これから８月の７日くらいまで、猛暑の毎日が続くと、天気予報士が言っていたが、庭のキュウリとゴーヤ君たちも、ぐんぐんと実を伸ばし、駄犬は今度は、背の高くなったトマトをあきらめ、ブラックベリーにご執心。

　おじさんは、洗濯を楽しんでいる。

　水曜日、新潟行きの切符をとってもらったカメラマンたちを交え、新橋で定例の暑気払い。

　それぞれのＰＯＧの愛馬たちの近況が、ととりあえずの酒の肴だが、丹下萌えが一口出資しているコディーノも、デビューが２週間後くらいに近づき、熟したブラックベリーに狙いをつける駄犬のように、メラメラと悶えの目が燃えている。

　んんん。あれは高馬だったし、皮膚感、馬体の張り、覇気と、値段ほどの期待をしてくれそうな馬。

　本当に一口出資している人にとっては、ＰＯＧの感覚とは、その緊張の種類も緊張の度合いも一味違う精神状態となるが、頑張ってお金を払っているヤツは、やっぱり偉い。

　その馬が、どんな馬だろうと、心を込めて応援してあげたい。

　勝って、ひとつ上のステージで、お互い、胸と胸を突き合わせて、正々堂々勝負しようじゃないか（最近、巨人の原監督は、この表現をしなくなっちゃったね）。

　なんて、水曜日以降の調教を補足すると、ある近しい人の所有するネオウィズダムが、26日の木曜日、札幌ダートで、ゲートから待望の初時計・13秒０―14秒６をマーク（ゲート試験には落ちてしまったらしいが）。

　栗東のＣＷでは、ヘミングウェイ(ネオユニヴァース×シェルシーカー)が、ほほう。83秒８―67秒６―38秒４―11秒５。
テンは緩く、ラストに向かって加速する藤原英流の調教とはいえ、古馬でも11秒５なんて数字は、めったにでないよ（各媒体によって、少し数字が異なるにしろ）。

　夜になっても、コーフン冷めやらず。単なる気温のせいではなく、身体が熱っぽいままだ（男子サッカーも、スペイン相手に奮闘していることだし）。

　でも、仕事はちゃんとやっています。

　28日（土）は、ＢＳ11出演（午後４：００～）

　お題は、クイーンＳの有力馬情報と、８月にデビュー予定の大物たちの今。

　丹下厩舎は、ラトーナが間もなくゲートイン。心臓バフバフだよ(笑)。

　「暇だ」と、ブログに書いたら、とある編集者からすぐ、締め切り日確認のお知らせがあった。

　暇だと逆に、原稿を書きたくなくなってしまう、ワタシの変な性格を、よく知っている。

　木曜日、ボブキャット、美浦Ｗで初時計。

　アドマイヤオウジャは、函館Ｗで71秒０―39秒９―12秒９をマーク（６分どころ、馬なり）。

　「この数字に、どんな意味があるんですか？アドマイヤドバイのほうが、断然時計がいいじゃないですか」

　しばらく音信不通だった下足番の栗岩太郎が（引っ越したらしい）、鼻息荒く電話をかけてきたが、話してもわからない人は、説明してもわからない。

　人々は自分が信じたことしか信じないもんです（特にマスコミ系に多い）。

　ＮＨＫの歌番組に、桑田佳祐さんが出演していた。

　“幸せのラストダンス”が流れた。

　そう、ＢＳ11の谷桃子さんが、イメージキャラクターとして、ビデオに出ているんだよね。

　桃ちゃんは、ＮＨＫの朝ドラ“梅ちゃん先生”にも出演しているらしい（おお。売れっ子じゃん）。

　そのせいか。最近、夢の中で、なぜか桃ちゃんがウエディング姿で突進してきて、ガバと目が覚めたことがあったが、変な邪推すんな(笑)。

　この夏は、テレビ出演を除けば、週末は自宅でテレビ観戦。

　新潟遠征がなく、日曜日の夜に家にいると、娘や愚妻を相手に大酒を飲むわけにもいかず、大河ドラマかなんか見て、他にあんまりすることがなくて、11時前には床に就く、そこら辺りのサラリーマンのお父さんと同じような週末になる。
　
　日曜、月曜ときて、火曜は、セレクションセールを横目に読書。やっと追い切り・想定日の水曜日が来た。

　まあ、セレクト週が、あまりに慌ただしかったせいもあるのだろうが、仕事のサイクルは、こんなもんでよかったっけ？――なんだか日常の風景が、間延びしている。

　今朝の朝刊によると、エアグルーヴとムーンレディの10が、週末そろって函館入りするそうな。

　「別に何も。普通にきわめて順調。予定通り、秋にはデビューできます」と、セレクトの時、牧場関係者が言っていたけど、あとちょっとが悩ましいね。

　21日（土曜日）は、ＢＳ11出演予定（ＰＭ：4・00～）。

　お題は、アイビスＳＤ。“新潟1000直考”です。

　水曜日は、追い切りは盛りだくさん？（そうであってほしい）。

　今夜遅くか、明日には、“調教ウオッチミー”を更新予定。

今年も、セレクトセールに行き、そして終わった。

その顛末は、とりあえず週明けには、カメラマンの撮影した、有力と思しき高額落札馬を中心に、50頭以上は、当丹下倶楽部でアップされると思う。

所感のほども、いずれどこかで書こうと思っていますが、めったに写メを撮ることのないワタクシが、ついシャッターを押してしまったのが、ディープインパクト×スカイディーバ。

再来年のＰＯＧの、トップグラビアの最有力候補です。

東の横綱候補が、スカイディーバの12なら、西の横綱はハービンジャー×ケアレスウィスパーですか

写真は、撮り忘れてしまった。
うう、残念。

　２週間前、北海道地区で産地馬体検査があったが、アドマイヤオウジャ、アドマイヤキンボシ、ファイアマーシャル、ネオウィズダムなど、“ＰＯＧの王道”でも、グラビア級の大駒たちが、先週待望の馬名登録。

　でもって、大半が札幌に入厩。アドマイヤオウジャは、ちょっとゲートに苦戦しているみたいですが、そろりそろりと時計を出し始めた。

　ちなみに、ファイアマーシャルは、７月28日。６月30日に入厩したラトーナは、７月21日にデビュー予定。ネオウィズダムは、札幌開催で使えるようなら使いたい――らしいが、さて。

　丹下厩舎（今年の丹下厩舎の所属は20頭弱）、ほかにスイートメドゥーサが７月21日の中京1400ｍを予定。
タニノギムレット×サファイヤコースト君も、しがらぎに入ったようですね。

　来週は、ティーハーフが、函館２歳へＳ。そして、新潟開幕。

　おっと、木曜日アップの“調教ウォッチミー”で記し忘れたが、国枝厩舎の「マイネ」二騎。
マイネカトレア（アグネスタキオン×タカラカンナ）、マイネグロリアーナ（ＲｏｃｋＨａｒｄＴｅｎ×ＥｌｉｚａｂｅｔｈＳｔｒｅｅｔ）が、仲よくＷで併せ馬。

　カトレアがグロリアーナを０秒４追走する形で併入したが、開幕週は「マイネ」の冠がつく馬にはゲンのいい、牝馬限定の1400ｍ。そしてマル混のマイルがあるが、どう使い分けしてくるんでしょうね。

　他にも、ダイワメジャー産駒に、有力と思しき二頭あり。サンカルロの弟も、仕上がりつつありますが、おお。なんか、燃えてきたぞ(笑)。

　土曜日は、ＢＳ11（午後４：00～）。七夕賞、プロキオンＳの展望など。

　翌日の日曜日は、朝一番で北海道へ。

　まずは、セレクトセールの下見。

　スマートフォンの機種を新しくしたこともあるが、最近は、ＪＲＡ―ＶＡＮのレーシングビュアーが、変にかたまったりしないで、下見の合間に見れるので便利ですね。

　競馬四季報・夏号を、試しにアマゾンで注文。注文した翌々日の、土曜日に届く。

　愚妻たちは、楽天やアマゾンのネット通販を存分に利用しているが、ワタシが欲しいと口に出した物件は、ある特別な飲料水と、今回の四季報くらいである。

　しかしアマゾンは、本や雑貨のほかに、今や生鮮食品も配達可能だという。

　アマゾンは、宅急便に負けないくらい素早く（というか、宅急便そのものを使っているのだが）、日本全国、どこでも配達してくれるらしい（テレビでも、やっていた）。

　ワタシが高校時代くらいまでは、小さな漁村とはいえ、万屋が３～４軒あって、日々の暮しに支障をきたすことはなかったが、30数年後の今、すべての店が閉じてしまった。

　約１キロ離れた坂の上に、ＪＡの売店はあるけれど、80過ぎの老人は、そこまで歩くのはナンギだ。

　醤油を一升ぶらさげて歩くのは、年寄りにとっては、意外に大変。砂糖も、２キロの上白糖の袋を二つ買うと、それだけで４キロになる。

　なんて、実は去年の秋口。父は交通事故を起こし、ガードレールに激突し、車が大破。

　病院で投薬した作用で、頭がもうろうとした状態で運転したのが原因だが、病院に行くために、一番に車を必要とするが、治療する本人が、車を運転できないという皮肉。

　人生は、やっぱり喜劇だ(笑)。

　それ以降、自家用車をもたなくなってしまっただけに、山口の過疎地で暮らす、父母にとって、生きる最期の頼りは、アマゾンの通販になるかもしれない。

　生きていくためなら、80過ぎの爺さんでも、パソコンでクリックすることを覚えるかも――いや、覚えて欲しいもんです。

　お盆に帰省したら、実際に田舎の実家でアマゾンで注文し、配達してもらい、どんなもんかを見てもらうつもりでいるが、さて。

　週中は、レギュラー原稿のほかに、大井の優駿スプリント（おお。当たり！）、ＪＲＡ―ＶＡＮのセレクトセールの展望を入稿（週明けにはアップされると思います）。

　ざっとメンバーを見渡して、今年のセレクトは、初日の１歳に厚いというか。

　つい先日、社台グループツアーで１歳馬をみてきたばかりなので、対比も付きやすいが、従来の１歳は、立ち姿や骨格――歩きなんかも、正直フニャフニャした仔が多かったような気がしていたが、今年はなんか違うんだよね。

　ラインナップも、単に○○の弟妹だからというのではなく、血統の裏付けがキチンとしていて（繁殖の質と量が、ひと昔前と比べると、格段にアップしている）、それでいて身体も、しっかりしている仔が多いように思う。

　まあ、当歳セリは、蓋を開けてみないとわからない部分も多いけれど。

　買えるもんなら、サクサクと１歳で、ケリをつけておきたい。初日からドカドカとやりあう、びっくりするようなセリになるかもしれないなぁ…。

　今週は、丹下厩舎の２歳はお休み。

　美浦・栗東では、特に目立った動きはないが、現地北海道では、次開催の札幌デビューをめざし、続々と競馬場に入厩。

　北海道在住のカメラマンから、愛馬の近況を知らせる、写真メールもあり。

　「えげつない勝ち方をする」可能性のある、愛馬の噂も耳にしたが、ホントーか(笑)。

　火曜日は、新宿の伊勢丹裏の、ショッパイ居酒屋で、丹下倶楽部・丹下一門の定例総会。

　開口一番、悶のヤローが、
　「今年のＰＯＧは、いっぱい頑張ったので、勝手に昇進させていただきます」。
　「ついでに、名前も悶じゃイヤ。萌えに改名してください」だって。
　
　二軒目のオカマバーで、ちょっとだけごちそうしてくれたから、まあいいか(笑)。

　でもって、これまで地道に原稿処理をしていた見習いが、新たに丹下ふんどしかつぎとして、正式に弟子入り（下足番の栗岩太郎より、ちょっとだけ偉い）。

　丹下萌えのコラム、ふんどしかつぎも、コラムを新設予定。

　それと並行して、遅くとも８月１日までには、コラムのほとんどを、年内は無料配信しようと思っています。

　年内契約有料会員サンたちには、月に一度くらいは、目の飛び出るような（本当か）、ＰＯＧ関連の情報を提供予定。

　大井の帝王賞、ゴルトブリッツ優勝。

　◎のテスタマッタ、おお、２着だぜい――と思って万歳したら、ゴール寸前、エスポワールシチーに差し返されてしまった。

　明後日の29日には、３歳の優駿スプリントがあります。

　新しいパソコンに、取り立てて不備はないような気がしていたが、いざ仕事。

　パスワードな何やらを、今一度うち込まなければならないことに気がついた。

　競馬特有の（ワタシ特有の）言い回しや、漢字の使い方は、徐々にというか。新しいだけあって、素早く読み込んでくれるが、カタカナと（馬名を打つのに手間）、英字の変換が、よーわからん(笑)。

　説明書を読めばいいのだが、テキトーに、そこらのキーをパチパチ叩けば、そのうち発見するだろう。

　おニューのパソコンに手間取り、週末の予想原稿に、想像以上に時間をとられ、金曜日朝は、ちょっとグッタリ。

　週中は、雨を潜り抜けて散髪。

　ふと八百屋によったら、今、ものすごく野菜が安い時期ことに気がついた。

　毎日、八百屋を回り、あれこれ買って、冷蔵庫の野菜室をいっぱいにして、悦に入っているオレ。

　ポテトサラダには、玉ねぎを入れるか否か。家族で、ひともめ(笑)。

　お馬さんも、生き物も、青い雨を吸って太陽を浴び、世界が若々しい緑になって、今こそが成長期。

　庭のイタリアントマトも色づく。

　トマト好きの駄犬が、朝から晩まで、トマトの前をうろうろ。

　赤くなると匂いがするのだろう。垣根を破って、猛然とトマトに突進。

　昨秋の一時期、グッタリとして歩けない時期があったが、目が燃えているというか。下手にトマトに手を出すと、野生むき出しで、吠えかからんばかりの勢いだ。

　そういえば、最近おまえ。メシもワシワシ食うし、太ったね。

　明日は、ティーハーフの新馬戦。

　まあ、指名馬の７割方が、９月入厩、10月末～11月デビュー予定。

　６～８月期は、３～４頭くらいがデビューしてくれ、２歳Ｓに出走してくれる馬が一頭でもいれば、上出来なのだが。

　入厩一歩前の、この時期が、毎年一番もどかしいですね。

　日曜日の、ＢＳ11も、よろしく。

　週明けは、社台の募集馬のアレコレを、近しい人とやりとり。

　一緒に立ち会ったハズなのに、あれがよかった、この馬はどうだ――みんな、コーフンしているのか。馬の名前が違ったり、聞いたり見たりしたことを、けっこう忘れていたりして(笑)、すり合わせにアタフタ。

　１歳馬のアレコについては、成長を待って、ＰＯＧの始まる、来年の３月にまた。

　台風ビュービュー。家にこもって、５年ぶりに新しいパソコンを立ち上げる。

　２～３時間で終了。愚妻、よくやった。

　前のＰＣの３分の２くらいのサイズで、諸々の面で、とにかく速いのがいいね。

　若干、キーボードが小さめで、前の感覚でキーをたたくと、微妙にはみ出したりするけれど、こんなもんかと、テキトーに打てば、なんとかなるもんですね。

　なんて、前のヤツは、チビのクセに、修学旅行で、みんなよりデカい旅行鞄を、ずりずり引きずっている感じとでもいえばいいのか。

　大きすぎて、持ち運びにナンギをしていたが(特に飛行機の場合)、来るセレクトセールや帰省も含め、とりあえず一安心。

　そう、セレクトセールの名簿も届いた。

　頭を切り替えなければ。

　丹下厩舎の2歳は、土曜日の阪神５Ｒで、ティーハーフが、本年初デビュー。

　スイートメドゥーサ、芝コースで、まずまずの時計をマーク。

　その顛末は、“調教ウオッチミー”で、どうぞ。

　6月24日（日）は、ＢＳ11出演。午後４時から、まずは宝塚記念の回顧。