丹下倶楽部

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回顧と展望

週前半

 火曜日は、今年最後のドラフト。

 少しばかり縛りのあるPOG会(一頭の種牡馬につき、指名は最大3頭まで)。

 あれまぁ。上位人気は、やっぱりディープ(当たり前か)。

 1位指名は、エアグルーヴの10にワラワラと殺到。

 でもって、またしても抽選はハズれ(笑)。

 まあ、あくまでワタシたちは、皆様方に情報を提供する立場。なるたけ隠し事をしないで、いい馬はいいと主張してきた。

 エアグルーヴの人気は本望。指名権を獲得した人に幸あれ。

 でも、3位以下は、なんだか指名し放題。

 他に抽選になったのはゴレラ君くらいで、あまりにスンナリ行きすぎたのが、却って不安(リストが余ってしまった)。

 とりあえず、本年の丹下厩舎は、スイートメドゥーサとティーハーフを、来週予定しています(二頭とも、先週調教遅れ。13日の水曜日は、時計が見当たらなくて、少しドキドキ?)。

 水曜日は、関東オークスのイベントで、川崎へ。

 中央・地方の違いこそあれ、「走る」馬の造り、走りたがっている気配は、共通している。

 競馬はどこでも楽しいね。

 オークスを制したのは、アスカリーブル。

 まず最初に、能力ありきは当然として、すべての無駄をそぎ落とした、誠実な馬造りと騎乗――本馬場入場の際から、愛馬とコツコツとコンタクトをとる、今野ジョッキーの姿は、真摯さに溢れていた。

 2歳シーンは、なんとなく谷間というか。水曜日は、コレという大物に動きがない。

 “調教ウオッチミー”は、木曜日の動向と併せ、後ほど更新予定です。

《現在の人気ランキング順位は?》
06.14.2012

来年のセンター

 普段、ほとんどテレビを見ない、子フグ1号までが、AKBの総選挙にクギ付けだ。

 「パパ的には、トモちんがいればいいや」と言うと、いかにトモちんが、悪魔のような女の子かを力説する(子フグ2号もそうだ)。

 子フグたちによると、大島優子以外は、まあ誰も彼もが、メッチャクチャな人格であり、顔や身体に欠点があるらしいが。

 世の中の女の子のほとんどが、センターにはなれない。マリコ様には、ちょっと負けるかなとも思うが、その他なら勝てる。心密かな思いがあるに違いない。

 そういえば、庭に植えたキュウリ。

 結実した一つが、どうしたもんか、枯れてしまったが、弱った実に、ダンゴ虫がワラワラ集結。よってたかってボロボロにしてしまった。

 足を引っ張るとは、ああいう光景をいうんだろう。

 世の中には、ダンゴ虫が、いっぱいいる。おお、コワ~。

 水曜日更新の“調教ウオッチミー”で、記し忘れたが、函館本馬場の実質一番時計は、アメージングムーン(アドマイヤムーン×ビッグテンビー)の、66秒1―37秒3―12秒1。

 新聞各社により、数字は異なるだろうが、とりあえずワタシが目にしたところで、3F・37秒台のは、アメージングだけ。終い1Fの加速力もいいね。

 その時計の感じを見ると、今年も函館開催も、やっぱりかなりパワーを要する洋芝なんでしょうね。

 同新馬の逆転候補は、函館W・66秒6―38秒7―12秒2の、タイセイロバリーとみたが、さて。

 レイズの松井、今日はスタメン落ち。

 ダルビッシュ、ポカポカ打たれる。

 明日・6月9日のBS11は(PM4:00~)、来年のクラシックのセンター探し。

 ダービー馬とオークス馬を発表します。

 普通に、ベタな血統馬だけど、ふーん。そいう手もあったのかと思うかも?

《現在の人気ランキング順位は?》
06.08.2012

打ち上げなど

 月曜夜は、“POGの王道”のスタッフと、懸案の打ち上げ。

 弟子の丹下デルオと、P太郎が、ちゃっかり(それも一番早く)、予約した新宿の店に待ち構えていた。

 ちなみに、丹下悶は、AKBの総選挙で忙しく、下足番の栗岩太郎は、POGは用なし。四谷で、ご近所さんと、ムード歌謡大会らしい。

 本の総括のあと、各自のドラフト結果の見せっこになったが、気分は小学5年生。
 「お前の好きな人は誰?」を、紙で書いて、セーノで見せあいっこしているようなもんか(笑)。

 火曜朝、6時起きで、東京ダービーの原稿を入稿。6月6日、夜8時10分。間もなく、スタートだ。

 次いで、ヨミトク競馬。丹下倶楽部の“戦い終わって日暮れて”を書き、バタンキュー。

 土曜夜から三連ちゃんのツケがきて、夜9時すぎには就寝。

 水曜日朝、レイズ対ヤンキースを気にしながら、社台の会報誌の原稿書き。

 松井、今日は4番に抜擢されたもののノーヒット。ヤンキースのペティット、元気すぎだよ(笑)。

 いよいよ新馬戦も始まり、トーセンパワフル、初陣快勝。牧場の人たちも、ほっとしていることだろう。

 トレセン入厩馬の調教も、週を追って活発になってきたが、そのたび、“POGの王道”でピックアップした馬の精度が、間違っていないなとも感じる。

 その詳細は、先ほど入稿した“調教ウォッチミー”でどうぞ。

 6月9日は、BS11出演予定(PM:4:00~)。
 お題は、エプソムCと、「丹下日出夫の来年のダービー馬は、コレだ」を予定。

《現在の人気ランキング順位は?》
06.06.2012

ドラフト

 “戦い終わって日は暮れて”でも記したように、ダービー終了後、府中の居酒屋でドラフト会議。

 エアグルーヴ、負けた。

 ハズれ1位の再抽選、エアトゥーレも負けた。

 ダービーも負けた。負けた、負けた。また負けちまった(笑)。

 リストは以下の通り。

 この順番で、上から順番に行って、ジャンケン負けして、ドカドカ消えちまって。ふう。ちょうど10頭指名完了。

 今年は、綱渡りの、ハードなドラフトでした。

1、ディープインパクト×エアグルーヴ(♀)
2、アグネスタキオン×エアトゥーレ
3、ネオユニヴァース×ゴレラ
4、ネオユニヴァース×アコースティクス
5、ディープインパクト×ブッシュファイヤー(♀)
6、ハーツクライ×ムーンレディ(♀)
7、Dansili×レトⅡ(♀)
8、ディープインパクト×シーズオールエルティッシュ
9、チチカステナンゴ×プロモーション
10、ディープインパクト×キャットクイル
11、ディープインパクト×グレースアドマイヤ
12、ディープインパクト×クロウキャニオン
13、ディープインパクト×グレースランド
14、ディープインパクト×レンドフェリーチェ(♀)
15、ダイワメジャー×カーラパワー
16、ディープインパクト×マジックストーム(♀)
17、アグネスタキオンン×ローブデコルテ(♀)
18、ディープインパクト×ニキーヤ
19、ストーミングホーム×ビールジャント
20、Authorized×Logica
21、フジキセキ×ケルトシャーン(♀)
22、ディープインパクト×フォーシンズ(♀)
23、ダイワメジャー×アルヴァーダ
24、タニノギムレット×サファイアコースト
25、チチカステナンゴ×シルバーネックレス
26、アドマイヤムーン×ゴーカロライナ
27、スペシャルウィーク×パイタ(♀)
28、フレンチデピュティ×アスペンリーフ(♀)
29、ホワイトマズル×コイウタ
30、ウォーエンブレム×ホッカイセレス

《現在の人気ランキング順位は?》
05.29.2012

グッドラック

 7時起床、晴れ渡ったダービーの朝。

 遥か天空を見上げ、競馬を愛する者たちがふるい立つ。

 私の船はゴールドシップ。

 いざ、二冠へ漕ぎだせ、

 【ダービー】

 皐月賞と、一変。ゴールドシップの二冠制覇は、3枠6番の好枠を生かした、大胆な先行抜け出しが濃厚だ。
 振り返ってみれば、本年の皐月賞は、馬場差1秒以上の、雨上がりのやや重。芝コンディションは微妙に変化し、しかもゼロスとメイショウカドマツが、前半1000mを59秒1で競り合うHペース。結果的に、最後方に陣取るゴールドシップの位置取りは、たぶん正解。
 しかし、勝負どころの3~4コーナーすぎ。ほとんどの馬が外めに進路をとり、残り2Fのレースラップは13秒6と急激に降下。ゴールドシップの道悪上手を知っての上で、馬場の荒れた場所と大丈夫な部分の、ギリギリの境目を選んだにせよ、誰もが見切ったインに進路を取り、10馬身以上の、2秒近くの差を一気に挽回。直線は、もっとも伸びる馬場のど真ん中。内田博は、ゴールドシップを絵筆に、見たこともない皐月賞の風景を描いて見せた。
 2分1秒3という走破タイムは、馬場差を差し引きすれば、正味1分59秒台。時計レベルも相当高い。
 皐月賞の末脚の延長線上にダービーがあるとすれば、二冠への視界は良好。
 なんて、皐月賞同様、もちろん直線勝負でも勝ち負けになるが、コーナー回りに気を遣う必要のない、東京コースの2400mに替われば、戦法はガラリ一変。
 高速の上がり決着を見越し、好位のポケットから上がり33秒3で押し切った(レースラップは10秒9―11秒0―11秒7)、二走前の共同通信杯の再現図を、内田は心の内に秘めているのではないか。
 その共同通信杯を境に、トモ回りに厚みを獲得。首差しから背中にかけてのラインが、ゆったりと流れ出し、ステイゴールド×メジロマックィーン配合通りのミドルディスタンス仕様の体型に変化。
 追ってバテず。だからこその、力勝負の先行策。距離延長、追い比べは望むところ。
 残り1F標識手前、他馬を引き連れ、芦毛の馬体が踊りだす。
 皐月賞の延長線上にダービーがあると仮定すれば、相手本線もワールドエース。
 前走の皐月賞は、スタートして100mで、一瞬、落馬寸前の大きな不利。馬の脚元を再確認しながら、ゴールドシップの一つ前の後方から、慎重に追い上げる作戦しかなかったか。
 ただ、最内に進路をとったゴールドシップの上がり34秒6に対し、大外を振りまわしたワールドエースのソレは34秒9。あの内外のコース取りの差を斟酌すれば、実質の上がりはエースのほうが上?
 ちなみに、三走前のきさらぎ賞は、前半1000mは1分1秒7のスロー。上がりが速いのは当然としても、ラスト4Fのレースラップは11秒6―11秒3―11秒3―11秒1。自身の上がり・33秒0と、位置取りから逆算すると、残り2F近辺の脚は推定10秒8前後。ダメを押すかのように、最後の1Fも推定10秒台をマーク。
 “絶対能力”の証である、10秒台の瞬発力を二度にわたって叩き出すとともに、10~11秒台のラップを4連続。このラップをもってすれば、ゴールドシップ同様、レコードに近い高速決着となっても十分渡り合える。
 割って入ればヒストリカル。きさらぎ賞では、ワールドエースを上回る上がり32秒8を計時。毎日杯制覇で末脚をより強固なものに確立。 ダービー一本に絞ったローテ。脚をタメ、直線勝負に徹し切れる、コースロスのない1番枠。安藤勝の大一番での大胆は、やっぱり怖い。
 グランデッツァは、スプリングSを叩いて、馬が膨らむのではと想像していたが、いざ蓋をあけてみると、皐月はマイナス6キロ。トモの付け根の部分の筋肉がいくぶん薄く、そこだけ汗をかいていた。返し馬でも、引っかかり気味。豪腕M・デムーロをもってしても、「終始ハミを噛み、制御し切れなかった」ほどの荒馬だが、3番目に速い上がりで5着入線の地力は、決して侮ってはいけない。
 トーセンマレボシの京都新聞杯のレコードは、馬場の大いなるアシストを受けての2分10秒0。ただ、追い切りは、僚友エースより脚色は上。反動なくきたように見えるし、鞍上にウィリアムズとあれば連下は当然。
 ディープブリランテも渾身の仕上げ。心身ともに余分なものをすべて削ぎ落としてきた。なんだかんだ、皐月賞3着に粘った馬です。

 ◎ゴールドシップ
 ○ワールドエース
 ▲ヒストリカル
 ☆グランデッツァ
 △トーセンホマレボシ
  ディープブリランテ
  フェノーメノ

 ふう。

 ダービーが終わったら、ドラフトです。

《現在の人気ランキング順位は?》
05.27.2012

頭角を現す

 ダービーの下書き原稿を、2~3本。

 終わってみると、空回りかもしれないけれど(笑)、いつもの年のように、まだパワー原稿が書けたことを嬉しく思う。

 雨も上がり、今日の東京は25度を超えるそうな。

 積乱雲がニョキニョキ現れ、ロジユニヴァースのときの突然の豪雨や、いつかのキングカメハメハの年のような、うだるような暑さのダービーも切ない。

 ちょうどいい陽気のダービーであればいいのだが。

 午前のひと仕事を終え、小金井の大勝軒へ。ついでに、本屋へ寄って、競馬コーナーを見てみたら、5冊積んであった“POGの王道”が、残り1冊になっていた(よかった)。

 今日午後から、BS11のダービーのコメント取りの収録。

 まだダービーの追い切り時計は入ってこないが、そういえば先週の日曜日。トーセンパワフルが、栗東CWで71秒1―54秒6―38秒3―11秒9をマーク。

 上がり11秒9の意味を、わかる人はわかるだろうが、やっぱ、あの馬、相当走りそうだねぇ…。

 23日・水曜日の2歳馬調教のアレコレも、追って“調教ウォッチミー”で、更新予定。

《現在の人気ランキング順位は?》
05.23.2012

東京の休日

 BS11終了後、競馬ブックの吉岡さんを交え、笹塚あたりで前祝い。

 10過ぎにはフニャフニャになり、タクシーで帰宅。

 何故か2時まで、“ローマの休日”をみてしまった。

 東京の休日、オークスのプリンセスは、ミッドサマーフェア。

 予想のアレコレは続きをどうぞ。

 【オークス】

 オークスの主役を演じるのは、ミッドサマーフェア。GⅠに駒を進めるまで8戦を要したが、起点となるのは君子蘭賞・1分49秒7。同日に行われたGⅢの毎日杯と、わずか0秒1差のHレベル決着だった。

 その内容を精査すると、

 ■君子蘭賞 ミッドサマーフェア・1分49秒7(重)
 (1000m通過・59秒3) 上がり3F・12秒8―11秒7―13秒3
 ※レースの上がり37秒8―勝ち馬の上がり36秒2

 ■毎日杯 ヒストリカル・1分49秒6(重)
 (1000m通過・1分1秒3) 上がり3F・12秒0―11秒3―12秒7
 ※レースの上がり・36秒0―勝ち馬の上がり35秒4

 前半のラップが2秒も異なる、ハイペースとスローのちがいはあるものの、君子蘭のマイル通過は1分36秒4。同日の古馬1000万の、芝マイルの勝ち時計は1分37秒5。通過ラップもタフで精密。レースの質そのものは、明らかに君子蘭が上だった。
 次走のフローラSは、1000m通過が1分2秒1という、典型的なスローの上がり勝負。ラスト3Fのレースラップは11秒4―11秒2―11秒5(3Fは34秒1)だったが、抜け出すと遊ぶ余裕で、レースの上がりを0秒6も上回る33秒4の瞬発力を披露。
 君子蘭の時計の意味を証明すると同時に、前走比10キロ増の454キロ。これほどタフに使って、実の入る3歳牝馬というのは、近年目にしたことがない。
 最終追い切りは坂路。48秒8という破格の調教タイムをたたき出し、オークス制覇へ態勢は万全。光沢のある青鹿毛の皮膚感は、例えるなら、あのエイシンフラッシュの、ダービー制覇時の肌艶や造形美に近い感覚とでもいえばいいのか。大一番を前に馬体が張りに張っている。
 3連勝で、いざ頂点のGⅠへ。
 当面の目標はヴィルシーナの先行力。桜花賞はジェンティルドンナの瞬発力に屈し、2着に惜敗したが、自身でレースを作り勝ちに行っての0秒1差。牡馬相手に2000mのエリカ賞勝ち。クイーンCで東京もシュミレーション済み。2400mなら、少なくとも桜花賞の着順は逆転できる。
 もちろん、ジェンティルも、牡馬混合のシンザン記念を、過去10年で2番目の1分34秒3という好タイムで制覇した実力馬。本質はマイラーだが、上がりに比重の高い切れ味勝負になれば、総合力で好勝負に持ち込める。
 桜花賞を0秒2差の3着に粘り込んだアイムユアーズにも、同様なことがいえるし、距離?の同馬にとって、最内枠とウィリアムズは、何よりの贈り物だ。
 連穴はハナズゴール。「もし、無事に桜花賞に出走して、鮮烈な勝ち負け」を演じていたら、このオークスで、果たしてどんな印を打ったろう。

 ◎ミッドサマーフェア
 ○ヴィルシーナ
 ▲ジェンティルドンナ
 ☆アイムユアーズ
 △メイショウスザンナ
  キャトルフィーユ
  ハナズコール

《現在の人気ランキング順位は?》
05.20.2012

ラストダンスは私と

火曜日から禁煙。金曜の今も続いている。

水曜日の、市丸博司さんとの対談のあと、小川町近くの居酒屋で、スタッフを交え、軽くドンチャカしたが、ふふ。煙草は我慢。

でも、酔っ払い加減は、煙草を吸っても吸わなくても、一緒なんだけど。

ちなみに、市丸さんもワタシも、お互い、相手が2~3つくらい年上だと、長年思ってきた(飲んだりはするけど、仕事つきあいはなかったので、互いを深くは詮索したことがない)。

白髪かハゲ系か。みなさんは、どっちが年上だと思います?(笑)。

ドナ・サマーが、死んじゃった。

19の春。

越路吹雪の“ラストダンスは私と”も、持ち歌だったが、新宿のツバキハウスで、彼女の“ラスト・ダンス”をフィナーレに、朝焼けの高速ビル街を見上げながら、始発電車を目指してポクポク歩いた、あのバカバカしい時分を、今でも愛している。

 http://www.youtube.com/watch?v=qG07rYStCjw

 

19日の土曜日は、BS11(PM4:00~)。

うっし、オークス。馬連なら2点で片がつくかも。

POG、もうすぐドラフトかぁ。

ダービー終了後、そして、翌日の月曜日・火曜日。忙しいな。

最終リスト作成のアシストに、ファンタジー競馬も、どうぞ。

《現在の人気ランキング順位は?》
05.18.2012

逢い引き

 馬が勝てば、「よかったね」という。

 知り合いの馬が、重賞――GⅠを勝つなんて事態になれば、いやいや、ホントによかった。

  血統馬、人気馬……勝てばみんな、目出たいけれど、同じ「よかったね」という台詞でも、その馬の若駒時代の育成や、育成に携わる人たちの風景を見知っていれば、「よかったね」に込められた意味や、奥深さが、ぐっと違ってくる。

  今年のPOG本で、鈴木淑子さんをパートナーに誘ったのは、淑子さん自身も、現地に行って、エアグルーヴやエアトゥーレの仔を、文字通り手で触って知ってもらえば、今までとはまた違った、競馬の風景が見えるのではないか。

  例えばエアグルーヴの仔を引き合いに出したが、ゴレラの10、アコースティクスの10なんて、馬を前にすると、実の娘と同じかそれ以上に、思わず飛びついて抱きしめたくなる、そんなピッカピカの肌艶をしているだよね。

  馬って、それほど凄い生き物だと思う。

  なんて、実は去年のPOG本で、淑子さんと同じようなことをやろうとしていたんだけど。

  ところが、「さあ、明日から北海道へ取材」という日に、あの大地震。

  武蔵野の田舎にあるワタシの家は、停電くらいで済んだが、都心の高層マンションの淑子さんちは、グラグラ揺れて、もう大変。

  結局、一年延ばしで、本年の“POGの王道”となったワケですが、弟子の丹下デルオによると、「出そろった、よそのPOG本より、馬の選定が精査してある」らしい(ほんとうか)。

  まあ、「見た」「聞いた」というだけの、ワイドショー的話から、進歩しないといけないからね。

  気の長い話だが、一年経って、なるほど、丹下と淑子さんは、こういうことを見ていたのかと、思っていただければ幸いです。

  一週間の仕事を終えた金曜日の午後は、何故かハイになる。

  OrnellaⅤanoniの、LApputamento(逢い引き)を、聞いています。

 http://www.youtube.com/watch?v=6Tb7wHwA1Xw&feature=related

《現在の人気ランキング順位は?》
05.11.2012

パワフル

 6時起床、まずは大井のTCK・羽田盃の検討文を入稿。

 次いで、社台グループの会報誌、週刊大衆のオークス予想原稿。ヨミトクケイバの重賞回顧、丹下倶楽部の“戦い終わって日は暮れて”と続いて、最後は“おとなの馬券学”の表組。

 ふう。相撲を見る暇がないほど、火曜日は、よく働きました。

 この二週間、締め切りのタイミングを計りながらの、綱渡りの日々だったが、水曜日から通常の予想モードに戻る。

 2歳調教シーンは、トーセンパワフル、坂路で順調すぎるほど順調。

 美浦のPコースで、うぉ~。藤沢厩舎のレッドルーファスが、時計を出していた(調べてみると、日曜日に坂路で53秒4をマーク)。

 その調教のアレコレは、“調教ウォッチミー”で、どうぞ。

 7日発売の“POGの王道”、滑り出しは好調との報。

 一緒の日に発売された他誌を、怖くて開けないワタシですが(笑)、「王道」と名打ったように、下手な小細工はせず、堂々走る馬を述べたつもりだが、違いはさて。

 雨の羽田盃。

 パンタレイ、先陣争いに負け、ひぃ~。早々に沈没。

 マンハッタンカフェ×ラシアンルーブル配合の、伏兵アートサハラが優勝。

 まいりました…。

《現在の人気ランキング順位は?》
05.09.2012