丹下の懺悔

『大物ぞくぞく、背筋はゾクゾク』

 【丹下厩舎・調教主任】 by・藤原有貴

 先週、ダノンマスターズの馬っ気には、おったまげましたが、阪神では、現役時代に馬券でお世話になったビーチフラッグの娘ビーチアイドルが好タイムで快勝。

 いよいよ今週は、福島、阪神ラストウィーク。

 日曜の阪神芝1800m戦では、キャプテントゥーレトールポピーが大激突。

 さらに函館では、ナムラマースの半弟ナムラハーンに、ミゼリコルデがスタンバイ。

 それでは今週も、出走予定の2歳馬の動きを開催競馬場別に紹介していきます。 

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07.05.2007

嘶く馬は買うなというが…

 土曜日の夕刻、福島駅に降り立つと、駅前は人・人・人の波である。

 今宵は福島市政100周年を記念して、福島市内だけでなく、近隣の都市からも100近くの山車が集まり、ワタシが福島に出張するようになった5年近くで、初めて経験する賑わいだったかもしれない。

 道路わきの植え込みに腰をおろして煙草を吸っていると、笛太鼓につられて街へ繰り出す競馬関係者の姿もチラホラ。

 夏祭りかぁ…。

 昼間は30度を越しているだろう、盆地の福島市も、夕暮れ時にになると夜風が心地いい。

 テレビの関係者との小さな懇親会とニ次会をいてこまし、翌朝福島競馬場に乗り込んだら、ありゃりゃ。

  パドックで、派手にダノンマスターズが嘶いている。

 おまけに立派なナニをブラブラさせて、馬っ気もキツいぞ。

 思わず、パドックの最前列に乗りこんだら、

丹下サン青本買いました」と、POGファンと思しきヤングたち。

 ありがとう。

 きっと君たちも、ダノンマスターズがデビューするというので、矢も立てもたまらず福島の新馬戦に遠征してきたんでしょうね。

 でもね。気性は幼いと聞いていたけど、さすがにここまでは読めなかった…。

 ま、ワタシはマスターズ君を指名していないから怪我はしなかったけど、山田乗男の悲鳴やグチが福島の地まで届いてくるようだ。

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07.04.2007

お金のないのはガッテン承知

 「今年こそは、北海道の2歳のセリに行く。一緒に馬をみて、じゃかじゃか手を挙げようじゃないか」

 近しい馬主サン(“ガッテン”なんちゃらの冠がつく)から連絡があったが、7月15、16日?

 セレクトセールは9〜11日ですけど、曜日を間違えてない?

 「そんなことはないけどなぁ。確かに15、16日だよ」

 って、その日は静内のセリでしたか。

 馬の購買は、一年に1000万が上限だろう、近しい馬主サン。推定3億は軽いと睨んだ、本年のイアリングセールの目玉のエアグルーヴの仔は、やっぱり買えないよなぁ(笑)。

 となると、もう一人の近しい馬主。ゴールドアグリ・チームに期待するしかなさそうですが、ラジオNIKKEI賞の1着賞金は4000万ですか。

 捕らぬ狸のなんとやらで、「ラジオNIKKEIを勝ったら、翌日のセレクトで、あの馬をセリ落とすぞ!」

 フグリ(?)と欲の皮を、パンパンに膨らませて、日曜日の福島に乗り込んでくるんでしょうね。

 なんて、去年のセレクトセールは、鈴木淑子お嬢様と同伴で、初日は雨の中をグルグル回ったような気がするが、一年経つのは早いもんです。

 さて、福島開催も三週目。

 福島の土曜日の夜は、テレビクルーと一緒に、“鳥政”に突撃。

 二軒目は、今年馴染みになった、“宮前厨房 あんや”でドンチャカ。

 先週知り合った、郁子チャンも待っている(たぶん)。

 でも、今朝サンスポの星占いをみたら、

 「今年前半最大級の凶日」となっていた。

 なんか不安…。

 というワケで、ラジオNIKKEI賞の予想のアレコレは、続きをクリックしてね。

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06.30.2007

『西も、東も、もー大変!』

 【丹下厩舎・調教主任】 by・藤原有貴

 先週は、やや中休み気味だった2歳新馬戦。

 しかし、日曜には、栗東坂路でキャプテントゥーレが、ポルトフィーノに対抗すべく?4F、51秒台をマーク!

 さらに今週は、あの関東の大物が、いよいよターフに姿を現すなど再度ヒートアップ。

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06.28.2007

「調教が分からん」

 関東の評判2歳馬が飛びまくっている。

 開幕週は、マイネアルデュールマイネベクルックスが揃って敗退。

 どちらもウッドコースで好時計を出していたのに。

 そして先週の日曜日、福島の新馬戦。

 ストリートスパンが断然人気を集めていた。

 それもそのはず、坂路で49秒1というベラボウに速い時計を出していたのだ。

 この調教、実は同じ厩舎のレイクエルフが、これを追いかけて併入している。

 つまりレイクエルフのほうが、少々時計が速い。

 どうやら厩舎の期待はレイクエルフのほうが上。

 ストリートスパンは、あまり買いかぶらないほうがいいぞ。

 そう思っていただけに、ストリートスパンの負け(8着はさすがに負けすぎだが)は、ある程度予測どおり。 

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06.28.2007

「6月24日の業務連絡の巻」

 なるほどね。

 今日の「明日のレース分析」(グリーンch)で、『競馬ブック』の吉岡哲哉さんが、ウオッカについて、「ダービーは、評価しない」とおっしゃった。

 こりゃ、意外。

 ダービー史上最速の上がり33秒0を使ったが、その時の馬場状態の良さ、スローペースを考えれば、それくらいの上がりが出ておかしくない下地があったので、特筆するものでもない。

 直線でバラけて、競り合うシーンがなかった。

 男馬との差は3馬身。

 これは、牡牝の差を考えれば、大差に等しい。

 それほどに、牡馬のレベルが低かったのではないか。

 今回は、古馬の一流馬相手で、アドマイヤメインがいるのでスローペースになるはずがない。

 スローばかりで勝ってきたウオッカは、かなり厳しいのではないか。

 ……といった内容。

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06.24.2007

「状況こそが敵だ」

 土曜日の競馬新聞の印刷が始まる5分前。

 輪転機近くの、新聞配達のおばちゃん部隊の仲良しサンの一人が、

 「本紙の一つ上に丹下サンの予想欄が変わって、印の打ち方も変わったんじゃない?なんか、昔のアベコーさんみたい」と、言ったが、穴党という意識はないんですけどね。

 目指すべきは、自由闊達な、「孤高の二重丸」と呼ばれる、御大・清水成駿(もう一人の御大・井崎シューゴローの、お笑い系のポツリ◎路線というのもあるにはあるが)。

 栗岩太郎クンが、「評論家なんて山ほどいる。丹下のケケケ」と、ホザいていたが、ワタシのこれからの方向が、なんとなく見えてきた。

 でも、本紙の上にドスンと座って高配当を当てたりすると、みんなをいたぶっている気分になったりして(笑)。

 その昔。本紙担当者は、アベコーのプレッシャーに敗れ、病院送り。全治1年以上——もしくは永遠に本紙退場という重傷(?)を負った人が多発したりした。

 人のことに関心のないワタクシの場合は、別にどうってことなかったんですけどね。

 人生は、何らかの責任を負って生きていくべきであって、自分が何者かを見つめるのには、いい機会だよ。

 本紙担当の誰かが、プレッシャーに負けて胃潰瘍になったりしないかなぁ(笑)。

 なんて、先週の福島日曜日の5万円余の馬単的中で、本年のワタシの通算回収率は94%までハネ上がった。ついでに的中率もトップなんですよね(軽く自慢)。

 ふふふ。

 これからの下半期、じゃんじゃかハズれ続けても、ワタシはほぼ大丈夫。

 調子に乗って、土曜日の2レースで、マリーンチャチャという人気薄の馬に◎を打ったら、ありゃりゃ。5着に沈没だよ…。

 金曜日の夜、近所の山城屋のオヤジたちを5人以上巻き込んで、全治3日のケガを負わせてしまった(笑)。

 でも、土曜日は9レースと11レースに、ポツリ◎を仕込んであるから大丈夫(たぶん)。

 というワケで、宝塚記念のアレコレは、続きをクリックしてね。

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06.23.2007

グリーン・ウオッチング Vol・21

 時計も大事だが、着差もなかなか雄弁

 昨年の宝塚月間は、阪神競馬場の改修工事のため、京都開催は年明けから4回目。

 梅雨が重なったこともあるが、さすがに馬場の消耗が激しく、通常の開催より1秒以上時計のかかる芝コンディションだったように思う。

 ところが、先週より始まった阪神は、芝のマイルと1800mで、合計三つのレコードが続出。

 3歳未勝利戦で、1800m・1分45秒5という好記録も出ている。

 オッティマルーチェの2200mの走破タイムは2分13秒8。

 広々とした2200mにコースが変わったのが功を奏したのか。

 坂路では3F・40秒を切れないこともあるズブい馬が、ブリンカーをハズしたことで、いつになく調教でも動いていたし、惑星としての下地はあったように思う。

 2分13秒8は、例年ならば古馬1000万条件に匹敵するが、今年は馬場差1秒は割り引いて考えなくてはいけないが、ただ、2着馬とはクビ差の叩き合いだったものの、3着以下とは3馬身余。

 予想を打つときに競馬週刊誌のレース写真を参考にすることがあるが、3馬身というのは見た目においても決定的な差。

 上がり云々は別にして、このメンバーと再び対決すれば、二度と負けないことを、写真は物語っている。

 なんて、以前このコラムで、オッティマルーチェはダートに比重の高いフサイチペガサス産駒云々を述べたことがありましたが、初勝利は芝。うーん。大した予想家じゃないかもしれない(笑)。

 ちなみに、年によっては当然馬場差もあるだろうが、昨年のディープインパクトの宝塚記念は2分13秒0(発表はやや重だったが、限りなく重馬場に近い)。

 2000年のテイエムオペラオーの宝塚記念は2分13秒8だったが、アドマイヤムーンにウオッカ。ダイワメジャーにメイショウサムソン。カワカミプリンセスやポップロックの集う今年の宝塚。

 絶好の芝コンディションの後押しを受け、平成7年にダンツフレームが叩き出した、2分10秒2というレースレコードを更新する可能性も出てきた。

 福島の芝も、先週のバーデンバーデンCは、テンの3Fが11秒7−9秒9−10秒2。3F・31秒8という数字は、前半のラップだけなら日本記録かもしれない、高速馬場だったが、雨が降って二週目に替われば、さすがに開幕週のような殺人的なラップにはならないだろうし、適度に荒れた良馬場の芝を好むピエネヴェーレも、たぶんもう順番(一年経って、なんだかんだで835万円は稼いだんですね)。

 ロージーワールドは、昨年のバレッツで2F・22秒台をマークした馬(調教セールの時計で言えば、能力は1000万級)。

 海外調教セール出身馬は、ときに輸送等々で摩耗することもあるが、一度は馬体を作ったし、調教時計を出し始めれば追い切りの本数以上に仕上がりも早い。経験馬相手でも、おもしろい。

 

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06.22.2007

『GⅠ週でも、2歳に釘付け』

 【丹下厩舎・調教主任】 by・藤原有貴

 先週の新馬戦、阪神からはスケールの違いを見せ付けたポルトフィーノ

 さらに、性能の高さを示したエイシンパンサーが勝ち上がり。

 函館からは、スピードは勿論、ゴール前、一歩抜きんでる勝負根性を見せたアイリスモレア

 そして福島からは、楽々と突き抜ける瞬発力を発揮したダイワマックワン

 と才能豊かな若駒がザックザク。

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06.21.2007

競馬も人生も、敗因は出遅れ

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 誰でもが見知っている「これぞ良血馬」が、前評判通りに楽勝するシーンを、先週目の当たりにしたが、まずはロケットスタートで、ゲートが開くと同時にポンと2馬身先行。

 道中、多少コツンコツンとしてはいたが、素直に折り合い、勝負どころの三分三厘で手綱を緩めると、途端に11秒1と加速。ラスト3Fを、11秒1−11秒6−11秒7(34秒4)で快勝してしまったが、ポルトフィーノは、普通に横綱だワ。

 でも、POGで指名しなかったからなのか。いわゆる血統馬が、あまりにもアッサリ勝つと、意外に感動がないモンですね。

 「何を言っているんですか!僕はポルちゃんを一口持っているんですけど、6千万円もしたんですよ!この馬が走ってくれないと、娘たちを学校にやれないし、家庭が崩壊するんじゃないかと、毎日ビクビクしていたんですけどね」

 このブログの管理者であるHクンは言ったが、故障さえしなければ、3億円は稼いでくれるさ。

 ポルトフィーノの陰に隠れていたが、エイシンパンサーの上がり3Fは33秒9。

 去年のアストンマーチャンくらい、走りそうですね。

 ちなみに丹下厩舎シャドウデイルは、外に膨らんだり内にささったり、フラフラして新馬勝ちを取り逃がしてしまったが、福島のUHFのブースで、目黒貴子サンとゴール前2人で絶叫してしまった。

 悶えまくりの、こっちの方が、よりPOGらしかったりするが(笑)、三週目か四週目の未勝利を勝てば、函館2歳には何とか間に合うかも(アグネスワールド産駒だが、ゴール前はジワジワ伸びていた。1400mまでは、とりあえず距離も大丈夫)。

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06.20.2007