丹下に代わって、御礼したい。
読者から初めてのメールが届いた。新高校一年生・猪鼻靖之クンである。あなたが、第1号だ。ありがとう。珍しい苗字である。43年間生きてきたわたしにとって、2人目。初めて会った「猪鼻」姓は、西荻窪の骨董屋さんだった。
……と、読者の話題を枕にしたのには理由がある。前々回の丹下は、「血液型」に触れていた。そこで、ブログの管理者から提案があったのである。
「読者からのメールには、血液型と好きな馬を、かならず書いてもらいましょう。サンプルが多く集まれば、興味深い分類ができるかもしれません」
そんな分類をして何になるのだ、とも思われそうだが、実は意義がある。不況にあるといわれている生産界がこの結果を見て、配合を考え直すかもしれないのだ。
日本人は、A型=40%、B型=20%、O型=30%、AB型=10%(全て[約])で構成されている。であれば、A型とO型の好む馬をたくさん作れば、全国民の70%が競馬ファンになる下地ができる。国民の趣向に合わせた馬作りというわけだ。その馬が強ければ、それに越したことはなく、弱くてもA型とO型のファンが支持し続ける。この営みが、明日の競馬界を隆盛させるのである。
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