19日の火曜日から、22日の金曜にかけ、北海道で産地馬体検査が始まった。

　あの兄姉の弟に妹。あの良血馬と、ラインナップに心躍るが、皐月賞を前に、２歳馬の取材は、実は今週あたりが佳境。

　ま、今年も3月半ばに、牧場を回ることができたし、ある程度概要は掴んでいるつもりだが、ひと足先にトレセンに入厩した馬たちも、確認済みの馬もいる。

　ポツポツ世に現れ始めた、２歳馬コメントを見ても、だいたいは間違っていないかなとも思う。

　ま、人からのまた聞きや、「取材」嫌いの疑い深い性格ゆえ、できるだけ見たもの、感じたものを優先する、野性動物みたいなワタシですが（笑）、おや？

　今週の水曜日、ふと調教データを見ると、森厩舎のセトブリッジ（マンハッタンカフェ×セトブリッジ）、ボーイフレンド（リンカーン×タオルミーナ）の二頭が、ＣＷをポクポク（先週の日曜日が初時計でしたが）。

　美浦では、ハッピーシャワー（ファルブラヴ×ディアアドマイヤ）が、南Ｗで57秒４—41秒３—13秒８。

　ハッピーは、３月のノーザンＦ空港で見た馬だけに、ごくごく近しい感じがしているのだけれど、41秒３—13秒８を馬なりと、なるほど時計の入りがいいなぁ。

　「この数字で、何がわかるんですか？」と、東方神起のメンバーの一人にでもいそうな、今時のつるりとしたヤング顔の、弟子の丹下Ｐ太郎が言うけれど（山田乗男が逃亡したため、小間使いに新弟子をとりました）。

　　　【現在の人気ランキング順位は？】

　ま、世の中には、数字だけを追う、「調教ウオッチャー」なるショーバイ人も、近年はいるようですが、馬を直接肌で感じ取れる現場のＴＭには（たった一年でも）、普通にかなわない。

　数字だけを追って、走りそうな馬をかぎわけられるようになるには、現場以外の人は、毎週ゝ、水木と調教データとにらめっこしても、正直10年くらいが必要に思うが（血統と馬体をイメージし、それを頭の中で走らせ、コース取りや併せ馬。手ごたえが、数字と一致するには、けっこうな時間がかかるもんです）、“情報”は、吟味するように（笑）。

　というワケで、来週あたりから、水・木の２歳馬調教にも、漸次触れていくつもりですが、来月をメドに、２歳馬のアレコレや、コラム記事をまとめて、新たにネットで展開しようかなという気持ちもあるんだけれど。

　たぶん、その時は、当コラム“丹下の懺悔”も、それに組み入れることになるかもしれませんが、本当に、できるのかなぁ？

　仮題・丹下倶楽部。

　制作は、株式会社丹下日出夫事務所。

　純粋に会社のスタッフによる立ち上げ、および運営で、怪しい気なヒモはついていません（笑）。

　弟子のＰ太郎、管理人さん、スタッフのみなさん、頑張って。

　土曜日ぶんの予想や原稿も、ひと段落。明日は、東京競馬場を、ぶら丹下。

　明後日の日曜は、ＢＳ11（ＰＭ４：００〜）。

　皐月賞回顧と、翌週の天皇賞展望です。

　　　【現在の人気ランキング順位は？】