嵐を呼ぶ馬
大きな台風の日に一度、女にフラれたことがある。
それ以来、「嵐を避ける男」になってしまったオレである。
というワケで、新橋での定例のオジサンたちの飲み会をパスし、水曜日はグリーンファーム愛馬会の1歳募集カタログと、小林まことの“柔道部物語”を再読しながら、家でおねんね。
明けて木曜日。戸外の気温が一気に低下。変な台風だった。
この雨で駄犬も厩飼。
どれ、久しぶりに外を駆け回れやと庭に放したら、色づいたブラックベリーやプチトマトめがけて突進。花壇が崖崩れにあってしまった(愚妻ガーガーに、「あんたの責任よ!」と修復を命じられる)。
しかし、サンライズシャトーが、ゲートから15—15とはいえ初時計。
今年は、スケジュールと予算?の関係で、浦河の吉沢Sを訪問することができなかったが、ダービーの日(去年はデボネアを育成)、
「今年の一番馬は、母レディミューズでいいのかな?」と、場長に尋ねたら、「それでOK」の返答あり。
下河辺牧場のチュウキチくんも(ディープインパクト×シェリーザ)、軽く坂路で時計。
目はテンぱっているように見えるし、撮影の際、引き回しがうるさかったりを気にする人もいたが、今年のお御籤で末吉ばっかり引いたワタシが言うのもナンだが、根っこのところはマジメな、実戦に耐えられる馬のように思う。
丹下倶楽部の“調教ウオッチミー”の補足として記しておくが、栗東Wでメイショウグラハムが、67秒3—38秒4—11秒9を強め。先週、新潟の芝マイルの新馬を2着した、ニシノビークイックに、常に併せ馬でも優勢だった。
DPでは、佐々木晶厩舎のヴェアデイロス(サクラバクシンオー×マザーレイク)が、81秒8—65秒2—37秒0—11秒4と、上がり1Fの切れ抜群。
ストローハット君も、無事木曜追いを消化。
うりゃ。嵐を呼ぶ馬になれ。