それぞれの秋
クラヴェジーナを応援に、三度めの関西遠征に出向いた、近しい蕎麦屋のヨメは、またしてもハナ差2着に、ひぃ〜〜〜。
「明日は、京都の時代祭で暴れてやる!」と、ワケのわからないメールが届いた。
クランモンタナ応援隊も、続々出発。
それぞれの秋。
しかし、明日は菊花賞、そしてオルフェーヴル。
たまには予想も読んでね。
ちなみに、御大井崎シューゴロー先生は、30年前から、
「菊の裏にはマンの穴」説を唱えている。
ブラジルCは、あの白い馬がクサい。
【菊花賞】
オルフェーヴルの三冠制覇が近付いてきた。
新馬戦は落馬、その後は4連敗。二冠への道程は決して平坦ではなかったが、スプリングSを起点に、瞬発力で皐月賞を0秒5差。不良馬場のダービーを闘志と根性で0秒2差と乗り切り、前哨戦の神戸新聞杯では、好位から楽々と上がり32秒8をマーク。次々に同世代のライバルたちを封印してきた。
その神戸新聞杯は、今思えば大収穫。予定外の好スタートを切り、好位に取りついたはいいが、得意のラチ沿いのポケットが取れない。1番人気の大本命馬の競馬を余儀なくされた。
2400mのダービー完勝を思えば、距離に不安はない。しかし、池添の背中に揺れる小さな戸惑いを、ウインバリアシオン・鞍上のアンカツが、ジッと見つめている。テレビで見ている以上のプレッシャーもあっただろうなぁ。
ただ、1000m通過は1分3秒5—2000m通過は2分5秒9という、超スローとはいえ、ラスト4Fのレースラップは11秒2—10秒6—11秒8(3Fは33秒6)。しかも上がり3Fは32秒8と最速。
3000mの菊花賞仕様の持久力と瞬発力、7枠13番の外枠でも折り合い可能なポジショニングを同時に示してみせた。
ひと夏を越え、内外の太ももの筋肉が盛り上がり、前走の馬体重は460キロにパワーアップ。最終追い切りで、薄皮一枚ぶんの余分な脂肪も削ぎ落した。スタンド前さえ折り合って通過できれば三冠有望。
ウインバリアシオンは、ダービーに続いて、神戸新聞杯も2着。33秒2で上がっても差し届かない何かに対し、本番の菊は、イン強襲の決め打ちか。3〜4コーナーの淀の下り坂を、一気のロングスパートか。大胆な勝負を挑んでくる。
単穴はフェイトフルウォー。前回のセントライト記念は、1000m・57秒5—2000m・1分58秒7というHラップの上に立ち、レコードに0秒1差。記録では負けていない。血統配合もオルフェーヴルと同じだ。
トーセンラーは、コースロスの少ない絶好の1番枠を引き当てた。直線平坦の京都なら、セントライトで先着を許した前記フェイトフルと五分の評価。
逆に神戸新聞杯3着のフレールジャックは、折り合いが微妙だけに、8枠17番枠は痛い。
連穴は神戸新聞杯で一瞬見せ場を作ったダノンミル。若葉S・1分59秒1のタイムの意味を、今一度見直し。
◎オルフェーヴル
○ウインバリアシオン
▲フェイトフルウォー
☆トーセンラー
△フレールジャック
ダノンミル
サダムパテック
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