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友の恋歌 矢車の花

 土曜日の朝だというのに、中央線は、大きなバッグを抱えた子供連れで、やけに込んでいた。

 お盆なんですよね。

 土曜の午後4時すぎに、東京駅の「銀の鈴」で栗岩太郎クンと待ち合わせ、4時半くらいの新幹線で新潟入りしようと約束していたが、込んでるだろうな。

 自由席は、いっぱいかなぁ。

 気の小さいワタシは、指定席を予約したりすると、間に合うかどうか——そればっかりを一日中考えたりするので、行きだけは飛び込みで新幹線に乗るんですけど、並ぶのヤダな。

 帰りの新幹線は、三人掛けの真ん中に坐らされる運命にありますが、両脇が小錦でないことを、すでに祈りまくってます(笑)。

 なんて、日曜日の夜は、生意気にも栗ちゃんは、友人たちと月岡温泉に泊まるそうです。

 「儲けて、丹下サンも泊まりましょうよ

と、コナをかけてきたが、そんなときに限って馬券が当たった試しがないのが人生。

 そうだ。

 今年から、瀬波特別が瀬波温泉特別に。

 月岡特別は月岡温泉特別に替わったが、お金のないワタシのようなヤツほど、

  「温泉に泊まりてぇ〜〜

と、敏感に反応したりして(笑)。

  20060813-060812-1804.jpg 日本海・新潟の夕日

 

 

 月岡温泉行きは、クイーンSのブルーメンブラットの激走にかかっている。

 クイーンSの予想は、続きをクリックしてね。

 

 【クイーンS】

 クラシックを目指す上で、年明けデビュー馬というのは、目の前のレースに対し、常に一戦必勝を強いられる。

 最終的に、クラシックの権利を得るには得たが、肝心のGⅠでは、蓄積疲労で馬体はボロボロといったケースを、毎年見かける。

 ま、デビューが年明けに繰り越すのは、脚元の不安や虚弱体質等々、元々理由もあったりするワケで、その手の「遅れてきた大物」は、ひと夏越した秋ーーもしくは、明け4歳の春を待たなくてはならない

 (サラブレッドが完成するまでには、焦れったいほど時間がかかるもんです)。

 なんて、ブルーメンブラットは、1月デビュー。新馬当時、468㌔だった馬体が、オークス出走時には450㌔にまで細化。

 心身ともに余裕のない状態では、小さな不利やアクシデントに過敏に反応してしまったりするが、ブルーメンのオークスも、向正面でトラブル。

 バランスを崩し、ズルりと下がってしまった。

 しかし、大勢が決着したあととはいえ、窮屈な位置からメンバー中二番目の、上がり35秒3の脚を使い、9着に追い上げている。

 ちなみに、二勝目の矢車賞は

  ● 1分49秒7(二着に6馬身)

  同日の古馬1000万・サイレンジャスパーは、

  ●1分49秒3(二着に1鑰馬身)。

 サイレンジャスパーは、同レースを起点として、続くマーメイドSを2着。小倉記念を僅差の4着にくい込んだ。

 古馬相手のGⅢでも、牝馬同士なら素質は五分。

 直前の追い切りは一本だが、夏の北海道のノーザンF・社台Fの馬は、牧場でビシバシ乗り込まれ、入厩するのは一週間前というパターンが大勢。

 たった一本でも仕上がり云々に抜かりはないのに、何故か人気がなかったりして、馬券的にはラッキーかも(笑)。

 

  ◎ブルーメンブラット

  ○チアフルスマイル

  ▲デアリングハート

  ☆マイネサマンサ

  △ロフティーエイム

    レクレドール

   ヤマニンシュクル

 

 しかしナンだな。

 若い頃って、小さな躓きの連続で、思いを込めた恋も実らなかったりする。

 つい先日、帰省した折、高校時代の友人と、彼が当時交際していた彼女と、席を同じくして酒を飲んだが、

  「函館の青柳町こそ哀しけれ

   友の恋歌 矢車の花

 なんて句を、ふと想い出したりするワタシですが、あれ?

 今週から、札幌開催か(笑)。 

   

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