「津田クンの美談の巻」
業務連絡3点。
(1)丹下さん、お悔やみ申し上げ、失礼、お見舞い申し上げます。
テレビの出役は「顔が命」です。
「犬神家の一族」に出てくる「佐清(すけきよ)」のようなマスクを被ったらどうでしょうか。
でも、大事に到らなくて良かった。
(2)前回の丹下ブログに出てきた日吉ミミの歌は、「世の中バカなのね」ではなく、「世の中バカなのよ」です。
これはTVドラマ『ムー一族』の挿入歌でした。
歌詞に「上から読んでも、下から読んでも、よのなかばかなのよ」とあるように、回文になっている点がミソなのです。
丹下に代わり、お詫びして訂正いたします。
(3)おかげさまで、「非日常の結果」がすぐに出ました。
先週の日曜日は10Rまでまったく当たらず、「天は我を見放したか」と嘆いていましたが、オーロCで当てにいって枠連(1450円)、東京12Rで馬連(690円)、京都12Rで馬連(760円)を的中。
その日のトータルはマイナスでしたが、今回は「当たる」ことに意義があったので満足しています。
ありがとう、火事よ。
……そういうわけで、月曜日は『関西ホースニュース』の津田照之クンが、グリーンch『先週の結果分析』に出演のため、東京に滞在。
夕食を共にした。
彼は、冷静なレース予想と、あるときは大胆な思い入れ予想をする。
その予想は説得力があり、見ていると「よし、津田に乗ろう」という気にさせてくれる。
いまや、中堅どころのリーダー的存在といってもいいだろう。
何年前だったろうか、その年のダービー観戦に府中競馬場に来た彼を、いつもの「きなせ屋」で丹下に紹介してもらい、それ以来の付き合いになるから、10年くらいか。
何でも、中学生の頃から「予想家」を目指していたそうで、「予想家になること」よりも、「中学生で将来を決めていたこと」に感動した覚えがある。
当時わたしが雑誌に書いていた「予想家ランキング」(後に山口クンが引き継いでくれた)では、上位の常連だった。
テレビでは、目が笑っていないので「冷徹さ」を感じるファンもいるだろうが、その日の2軒目に行ったスナックのママに「爪を切ってください」とおねだり。
「ええですなぁ。女性に爪切ってもらうんは。最高ですわ」と、恍惚とした目をしていた。
彼の父親が亡くなったのは、4年前の10月6日だったそうだ。
同時にその日が、誕生日でもあった。
そうなると、享年は何歳になるのか。
そんな馬鹿な質問をしたわたしに、
「享年は満年齢でなく、数え年でやるんですわ」
と教えてくれた。
満で69歳だったから、享年は70歳であった。
その後、競馬好きだった親父の命日ということで、親族はGIで馬連「6−10」を買い続けた。
それが大的中したのが、その年の「マイルCS」。
1着10番トウカイポイント、2着6番エイシンプレストンで、馬連1万5530円をつけた。
「親父は穴党だったので、いい供養になりましたね」と、目を細めた。
しかし、津田クン自身は買っていなかった。「ボクは予想家ですから、自分の予想した目しか買いません」。
けっこう真面目なヤツだが、これもまた、美談。
今週の「マイルCS」で、いったい彼は、何番の馬に◎を打つのだろうか。
カーカーカー。
安田記念は中距離タイプ、マイルCSは短距離タイプが強いと言われている。
外国馬コートマスターピースは、全7勝中6勝が1400〜1600m。
L.デットーリの馬上ジャンプが見られるかも。
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