「ケータイ初心者の悩みの巻」
というわけで、生まれて初めてケータイを持ちました。
「au」です。「by KDDI」です。
うじうじ迷っていましたが、新宿三丁目店にaikoに似た店員がいたから、その場で決めました。
便利です。でも、持って初めて生まれる悩みも出てきました。ボクより年上の人は知っていると思いますが、むかし、「写真を撮られると魂を抜かれる」なんて都市伝説がありましたね。また、ボクの学生時代には「コピー機にまたがると金玉のシワがなくなる」なんて噂がありました。
いずれも、電波的な何かではないでしょうか。ボクは、ケータイをGパンの前ポケットに入れていますが、つまり、それによって男性機能に異常をきたすのではないか。そんな心配をしているわけです。
そのために、銀紙で包んでポケットにいれています。
電話といえば、甲斐よしひろの「テレフォン・ノイローゼ」をいの一番に思い出しますね。
では、それを聴きながら、後半をお読みください。
http://www.youtube.com/watch?v=MnAG2zjReO8&feature=related
次に、電車の中です。
「控えてください」という車内放送が入ります。そして、かかってきた人も「今、電車だから、後でかけ直す」と小声で伝えるのです。もちろん、シルバーシート近辺では控えますが、大声でしゃべるわけでもないのに、なぜ控えるのでしょう。それではまったく、ケータイを携帯している意味をなさないのではないでしょうか。いつでもどこでも会話できる、がケータイの売りのはずです。
ボクは、電車でも車でも病院でも、どんどんケータイを使うべきだと思うのです。そのためのケータイなのですから。それ以上は、ケータイ会社とJRとの話し合いでしょう。
控える方も控える方です。
……「声を出すと他人に迷惑だから」という理由をいう人もいますが、ケータイでの会話なんて学生同士の会話よりも静かではないですか。
ここに、日本人の意識調査があります。「車中でケータイを控える理由」のトップは、「他人の視線が気になるから」だというのです。「うるさいから」とか「電波」とかではありません。これにはびっくりしましたが、もしかしたら、日本人の本質論かも知れません。
解説を読むと、つまり、こういうことです。他人は「成立している会話」なら、多少うるさくてもストレスはたまらない。しかし、「会話が成立していない」場合は、イライラする。会話の内容を聞き取れるか、聞き取れないか。それがポイントだというのです。
Aさんがケータイ電話をしているが、他人には当然ながら、相手の声が聞こえない。話の内容がつかめない。単なるノイズにしか聞こえない。だから、うるさく感じる。それで、攻撃的な視線になる。それにおびえて、Aさんはケータイを控えるようになる。このメカニズムなのです。
しかし、先ほど述べたように、それではケータイの意味を成しません。おおいなる二律背反といえましょう。
そのためにボクは、スピーカーを使って、他人にも会話をオープンにして電車内通話をしているのです。
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