安田記念前日。某大学のＯＢ会が東京競馬場の一室で催され、競馬指南役として会場に向かう。

　自分の出身大学でもないのに（出てないけど）、何故か７年近く顔を出しているような気がするが、主催者の一人は、まだワタシが若くてバカだった時分から、目をかけていただいたお方で、仕事をリタイアしたあとも、大学の馬術部の監督をなさったり、強面だがダンディー。

　ＮＨＫの「坂の上の雲」の馬術担当もなさった方です。

　６レースくらいから、推奨した馬がほぼ連に絡んでくれたが、いずれも人気サイド。湘南Ｓは、道中一度も頭を上げることなく、スピリタスが１分31秒７で快勝。柴田善独特の、アタリの柔らかさが戻ってきた。

　なんて、褒められもせず苦にもされず（笑）、会は終了。府中の居酒屋にて、昭和60年初期の競馬事情を拝聴。話の端々から、まだ土煙と日向くさい、往時の東京の街並みが立ち上ってきた。

　【現在の人気ランキング順位は？】

　翌日曜日。リーチザクラウン不発でガックリ。パドックで、スーパーホーネット復調を見つけ出すも、予想は無印でお手上げ。

　しかし、京都10Ｒの下鴨Ｓのアドマイヤジャガーの単勝が５・１倍もついて生き返る。

　１分58秒２は、前の週の金鯱賞より１秒３も速い。菊花賞で本命を打ってしまった馬だった。

　気力が蘇り、ユニコーンＳで、ひと頑張り。バーディバーディは、セレクト当歳から、いろいろと縁のある馬で、とりあえず春の３歳ダート王が見えてきた（次走は大井のＪＤＤ）。

　松岡クン、よかったね。

　考えてみると、本年のＰＯＧは、このバーディバーディとエイシンアポロンで勝ち抜けたりして。そんなんでいいのか、大魔王（笑）。

　その一方で、仲よしのダンディズム陣営はガックリ。勝ちに出なければ掲示板はあったかもしれないが、それも競馬。競馬場は、いろんな夢が交錯する。

　帰りは府中本町へ。近しい時代にお互い吉祥寺をチョロチョロしていたことを肴に、病気友達と乾杯。

　キミ。歩き方と背中が、どこか元不良だよ（笑）。

　月曜日、関東限定のＰＯＧリストを作成。完成したら、いずれこのコラムでも発表しようと思っていますが、マンハッタンカフェ産駒で一頭。外国産馬で一頭。気に入った馬の順位をアレコレ悩む。

　Ｇａｌｌｏｐの吉川良サンの原稿に、鼻の奥がツン。ダービーに立ち会えただけでよかったんだなぁ…。

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