丹下倶楽部

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お会式

 愚妻の実家近くの池上本門寺で、今夜から“お会式”がある。

 岳父から珍しく、「その日に、孫を連れて遊びにこないか」という電話があり、愚妻は娘たちを連れて、出かけたようだ(ワタシは仕事あり)。

 普段めったに家に来いとは言わない人なのだが、心に秋風でも吹いたのかな。

 実家は、堂々たる3階建てのへーベルハウスの二世帯住宅で、愚妻の兄夫婦と暮らしている。

 二世帯というくらいだから、上半分と下半分は、まあ別家族みたいなもんで、十数年前は、舅・姑の二人と祖母の三人とで、兄夫婦を気にすることなく賑やかに暮らしていたけれど、連れ合いが死に、祖母が逝き、今は岳父一人。

 二世帯だと逆に、一人ぼっちで取り残されたような生活になってしまうものだ。

 一人になってしまった最初の頃は、「息子は何もしてくれない。お嫁さんがもってきてくれるメシは不味い」「もっと、やさしくしろ。気を遣え」と、半年くらい愚痴をこぼしていた岳父だったが、何か思うところもあったのだろう。

 各部屋にドカドカとテレビを据え置いたり、自動洗浄機や乾燥機付きの洗濯機を買い、畳を変え、電球を変え、これまでの生涯で一度もやったことのない料理まで開めてしまった。

 まあ、自転車で買い物に行き、朝昼に飲む、そのツマミを作るくらいのもんだけど。

 夕食は、近くの中華料理店に、ビール・おつまみ・焼そばかラーメンかついている、夕食メニューというのがあるらしく、追加で酒を一本くらいのんで、帰って寝る、朝は5時に起きる、そして掃除と洗濯。

 でもって、月半分は病院通い。土日は、一日中競馬。

 「楽しいことなんか何にもないよ」といいながら、どこにもいるだろう、77歳のじいさんライフを、懸命生きている。

 「丹下さん。お会式のときに、小松菜を植えると、ちょうどお正月の雑煮に使えるのよね」といっていた、死んだ祖母の言葉を、ふと思い出した。

 足下がおぼつかなくなってしまった岳父だが、東京開催に一度、競馬場に連れて行ってあげようかな。

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