ごくごく近しい人が、食道癌に苦しんでいる。
外科手術を施されたが、あまり上手くいかず、茫然として病院でたたずんでいる。
「手術後に、まず最初に食べたいと思ったのが、病院のコンビニのおでんとカップヌードルというのが笑えるよね」
なんだか泣ける。
病院にいて、唯一何も考えずにすむのが、相撲と競馬ともいっていた。
八百長問題はあるけれど、病院で佇む人たちのためにも、何とかならんもんか。
生きるということと、死が交錯する心持は、たぶん経験者にしかわからないものだろう。
数年前、若い人たちの間で、「死ね!」という言葉が流行り言葉のようになった。
倒産前のワタシの会社の何人かが、それを口癖にしていたが、この会社は、たぶんダメになる——ふと、予感めいたものを感じた。
娘二人が、この言葉をつかって口論するのを見て、張り飛ばしたこともあったっけ。
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