皐月賞プラン
「ブログを読むと、丹下さんは、消費税増税OK論者みたいに見えるんですが、そうなんですか?」
「ボクならまず、儲かっている企業の内部保留を全部出させる。たぶんこれで、軽く5兆はいくな」。
「で、銀行は、昔10兆円を注入した、あの時のお金を、震災で被害を受けた企業の再生向けに、返してもらいましょう」。
「復興は、いわゆる投資(商売)ですよね?。だったら、そのプランが出来上がったら、それを、米国ではなく、例えばアラブとか台湾とか。低金利で融資を募り、新たなビジネスパートナーとして国家間の関係を構築する。消費税増税は、その後でしょう」
酒の勢いを借り、Kクンが復興日本の将来像の大風呂敷を広げてくれた。
予想や馬券は、まったく当たらないが(説得力がない?)、なんか凄いぞ、Kクン。
土曜日、午前9時。府中に、大きな雨粒が落ち始めた。
予想だけは誠実でありたし。
皐月賞の予想は、以下の通り。
【皐月賞】
混迷・皐月賞の展望を開くカギは、同レース史上、歴代タイ記録の2分0秒4で決着を見たホープフルSにあり。
勝ち馬より1㌔重い56㌔を背負っていたぶん、ハナ差2着に敗れたナカヤマナイトだったが、ホープフルSを軸に、共同通信杯制覇で時計の持つ意味とクラシックでの立ち位置を確立してみせた。
ベゴニア賞は逃げ切り、共同通信杯は内一気の強襲と、東京コースは自在の脚質で、3戦2勝・2着1回。坂やコース、馬場や展開を問わず、33〜34秒台前半の瞬発力を常に駆使している。
今年は、トライアルごとに勝ち馬が入れ替わる消耗戦。適度に間隔を開け本番勝負のローテーションも、きっと吉と出るハズだ。
ちなみに、木曜日計測の馬体重は466㌔と、出走態勢は万全。コースロスの少ない3枠5番をいかし、一気の抜けだしをはかる皐月賞とみた。
2枠4番、サダムパティックとの追い比べが第一本線。直接対決はないが、東スポ杯・1分47秒3は、歴代でもトップランク。朝日杯FSは、蓄積疲労で出遅れ。道中折り合い欠き4着と敗れたものの、弥生賞が2分1秒0。クラシックの王道を、適度な間隔をもって、確たる記録で踏襲してきた。
割って入れば、若葉Sの覇者ダノンミル。前走の若葉は、1000m通過が59秒5—1800m通過・1分46秒7という強靭なラップを踏襲して1分59秒1。あの記録は鮮烈だった。
ま、昨年のペルーサの、同若葉S・1分59秒9という時計が、あまりに衝撃的だっただけに、皐月直前のこの記録を、どう受け止めればいいのか。正直戸惑いはしたが、若葉を牽引したカフナは、ホープフルSが0秒1差の4着。若葉Sの記録の元はホープフルSだった。
その時計の反動が少し心配だが、数字通りなら単式圏内。
ベルシャザールは、ホープフルSの覇者。直線の短い小回りでの粘り込み型だけに、案外と東京は苦手?かもしれないが、特性を手の内に入れているアンカツなら、共同通信杯のような出遅れは、まずない(あのときの鞍上はデムーロ)。持久力勝負の適度にパワーを要する馬場もいい。
スプリングS・1分46秒4のオルフェーヴルも、数字面では負けていないし、前走のレース内容は、もっとも皐月賞のイメージに近かったが、左回りは、どうしても信頼しきれない。トーセンラーも、きさらぎ賞・上がり33秒4は見事だが、意外に使える脚は一瞬?
◎ナカヤマナイト
○サダムパティック
▲ダノンミル
☆ベルシャザール
△オルフェーヴル
トーセンラー
フェイトフルウォー
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