栗岩とパソコンとトリル
栗岩太郎の元マネージャーを名乗る人物から原稿を受け取りました。(by 管理人)
————————————————————————
どうやら、栗岩のパソコンが3分3厘で競走中止しちまったらしい。
物書きの末席を濁す栗岩ではあるが、3ヶ月前から始めたパソコンの上達度に関しては侮れない。
正確なタッチを追求するのか、華麗なタッチをしている様を人前で演じるのか。
パソコン入力のテーゼである。
それが一致しているのならいいが、たとえば、右手の人差し指だけでパソコン入力をする達人より、両手でトリルをしながら入力しているふりの素人のほうが、合コンではまんまと逃げ切って勝つのである。
ここ1〜2ヶ月で「両手でトリル派」に転向した栗岩は、女性のトモの踏み込みとか、首の高さとか、体のバランスとかを見る目がなくて、そのたびに丹下某に叱責されている。
だから、センスのなさを自覚して、ならばパソコンの内面を感じることはできないか。
そう考えて、最近はもっぱら、パドックも見ずに「両手でトリル」の練習をすることにしている。
ゴルファーが駅のホームでクラブを持たずに素振りをするように、東京競馬場の新スタンドの6階からパドックに向かって両手でキーボードの入力練習をしている栗岩を想像してほしい。
ここ3週、まったく払い戻し機の前に立っていないのも頷けるであろう。
栗岩曰く、
「妖しい手の動きは口ほどに物を言う」
というからね。
さて、この話の続きは次回にすることとしよう。
……カーカーカー は 「ka-ka-ka-」。
ちぇっ、最近のカラスは英語で鳴いてやがるぜ。
その後、以下のように、栗岩よりお詫びのコメントを受け取りました。
『 機械が破壊、
廃棄するには、まだ惜しく、
回帰を待つ我が機械 』