「走る馬」だからこそ、いろいろある。
ワタシは、毎朝5錠のウコンと、風邪薬を2錠
(原稿が書けなくなるので、とにかく風邪だけは避ける)。
ついでに、カミさんの親父がくれた、サプリを一袋。
夜寝る前に、ジンマシンの薬を飲んで、バタンキュー。
つい先日の顔面骨折時には、その他に抗生物質と痛み止めなんかも飲まされましたが、完全に薬漬けです(笑)。
ディープインパクトは、フランスでノドを拡張する薬をつかっていたそうですね。
それを聞いて、橋口サンも、ハーツクライが軽症ながらノド鳴りであることを表明。
惨敗後の言い訳にしたくないと、橋口サンは語っていましたが、ディープ陣営に気を遣ってのこともあるだろうし、本当に細かいところまで気配りのできる、いい人なんでですね。
ただ、昨年のゼンノロブロイも、JC後にノド鳴りがひどくなりましたが、走る馬であればあるほど、SS産駒ならばなおさら、首が太く大きく発達してノドを狭めるし
(アメリカの馬の首の太さと薬の関係をみれば一目瞭然)、
鼻からバンバン空気を吸い込めばノドもやられる。
それを表明するかどうかですが、レースというか、馬券に影響しないと判断すれば、言っても言わなくても、どちらでもいいような気がするんだけどねえ…。
要は、生き死ににかかわるほどの勝負は避けて、気楽に長生きして競馬を楽しもうよということです。
というワケで、お気楽丹下のJC予想は、続きをクリックしてね。
【ジャパンC】
GⅠのタイトルは、すでに5個。
数々のビッグレースを制してきたディープインパクトだが、その名の通り、最も衝撃的な走りは、直線だけでタイレコードに持ち込んだ、あのダービーではなかったか。
そのダービーを検証して見ると、
●05年・ダービー ディープインパクト 2分23秒3
(1000m) (2000m) 上がり3F
59.9 2・00・7 11.9—11.0—11.6
レースの上がり 34秒5
ディープの上がり 33秒4
残り2F標識で先頭に立ったディープは、レースラップから逆算すると、推定10秒6〜10秒8の脚を二連続という、驚異的なラップを刻んだことになる。
「宙を飛ぶ走り」
とは、ダービー史上唯一の、あの10秒7前後のラップを言うんでしょうね。
なんて、ダービーレコードは、その前年のキングカメハメハが記録。
2着にハーツクライが追い込んできたが、04年のダービーのラップは、以下の通り。
●04年・ダービー キングカメハメハ 2分23秒3
(1000m) (2000m) 上がり3F
57.6 1・58・9 11.5—11.7—12・7
レースの上がり 35秒9
ハーツの上がり 34秒3
なんと、2000m通過は、つい先日のダイワメジャーの天皇賞に匹敵する、1分58秒9という、空前のHピッチによって、レコードが導かれたが、ハーツクライは、Hラップを更にひと伸びして、0秒2差の2着。
瞬発力と底力の差こそあれ、ディープインパクトとハーツクライの才能は、ダービーを見ると互角
(メイショウサムソンのダービーとは、エラく開きがある。やはり3歳馬は、二強の敵ではないし、古馬はなおさら)。
昨年の有馬記念でハーツがディープを下したのは、実はフロックでもなんでもなかったんだなぁ。
再び二強が相まみえるJC。
ディープに上から下まで◎が並んでいるが、能力はほぼ互角。
両者の印の差は、単純にディープの若さということなんでしょう。
ただ、東京競馬場入厩から栗東へ。
この中間の調整過程は、従来と少し異なる。
一週前の追い切りは、併せ馬にならず勝手に暴走。
直前は、いつもと違って単走追いと、ひょっとしたらレースに行って引っかかる可能性も捨てきれない
(それでも押し切るだけの能力もあるが)。
一方のハーツクライも、春先の頃は、栗東の坂路を11秒台と、次元の違う数字を叩き出していた。
12秒を切れないのは、やはり年齢や、もしかしたらノドの疾患にあるのかもしれない。
ひょっとして、もしかして。
二強のうち、どちらかが崩れる?
間隙を突くのはウィジャボード。
昨年は、BCのあと、一旦イギリスに帰り、再び日本に輸送。
その影響か、JC前は、3F・42秒程度の、軽めの調教しかできなかった。
本年は、BCから直接来日。
木曜・金曜日と連続して、7F・96秒というハードな調教も消化できたし、来日前の戦績も、昨年よりは充実している。
加えて、デットーリ。
昨年のファロンよりは、日本の軽い芝向きのフォームで、しかも機を見るに敏。
両者を負かすとすれば、ウィジャボードしかいない。
馬単は、6・3・1のボックス。
ウィジャボードがアタマでくれば、かなりモウかりますね。
3連単は、スケベにウィジャボードの2着固定。
〔丹下フォーメーション〕
1着 6・1
2着 3
3着 6・1