12月 21日, 2006
グリーン・ウオッチング Vol 8
ディープにだって死角はある
世の中は、有馬へ有馬へと風が吹いている。
ディープインパクトのラストランに、当日は18万とか19万とかの入場者も言われているが、そのディープが、唯一国内で取りこぼしたコースが有馬記念。
振り返ってみれば、弥生賞はクビ差。
皐月賞は2馬身と、当該コースではディープとしては勝ち方が地味だ。
数字に直すと、弥生が34秒1。
皐月賞が34秒1。
そして、昨年の有馬は34秒6と、東京や京都のような、33秒台の数字が見えない。
右回りというか。小回りの中山は、手前の替え方がギコちなく、「飛び」が小さい。
さて、他馬の逆転はあるのだろうか…。
なんて、世が世なら、JC2着のドリームパスポートあたりと、横一線の競馬を演じてだろうグロリアスウィーク。
思わぬ骨折で回り道をしたが、鳴尾記念で復帰。
9着に終わったものの、一瞬は見せ場を作った。
ま、リニューアルなった阪神の外回りは、3〜4コーナーの円周が広く、勝負どころの三分三厘でピッチが上がらず、インでジンワリと脚をタメた馬が、直線3頭ぶんほど外に持ち出し、先行抜け出しを図る競馬が続いている。
スローになると、特に大外枠の馬に不利。
17番枠のグロリアスウィークにとっては、手の打ちようがなかったか。
次ですよ、次。
有馬記念もいいが、おっとユーチャリス。
先週の坂路を12秒台でスパリと上がってきたが、Wでもテンよし中よし終いよし。新馬勝ちの水準レベルを突破。