負けない競馬
京成杯のパドックで、ひと目見て、サンツェッペリンの状態のよさに好勝負を確信し感動。
ソロリとオッズ板を見上げると7.6倍を示している。
「丹下サン。松岡の馬、いいですよね」
と、背後から声がかかる。
おお。
カメラマンの村っちゃん(かなざわいっせいサンの言うところの、ドスコイ村田カメラマン)。
何年か前、フロリダの調教セールに二人で行って、部屋をともにして以来(経費節減のため。モーホではない)、小さな友情を保っているが、あれから律儀に我がホースニュース馬紙を買ってくれている。
競馬を生業としているのですから、そこら辺りのシロートではないハズなのに、新馬戦や重賞で予想が当たると、
「丹下サン。凄いですね」
と、必ず言ってくれる、心根の優しい大男ですが、彼もサンツェッペリンを確信しているようです。
なんか嬉しい。
でもって、ハナを切ってスタスタと一気逃げ。
単勝は6倍ちょうどまで落ちてしまったが、単勝6千円。複勝4千円を投入。
他にコレといった馬がいなくて、単複勝負を厚めにしましたが、メイショウレガーロとの馬単が1千円。
ダイレクトキャッチがスパっと2着に届いてくれれば、かなりの大モウケになったのだが、まあヨシとしますか。
しかし、逃げの手に出るとは思わなかったが、道中何度も手前を代え、フワフワとした馬である。
差しに回れば、案外とモタついたりブツかったりの不利を被っていたかもしれない。
前半の千㍍を62秒台で通過したとき、ほぼ勝利を確信したが、終わってみれば、松岡クンの頭脳の勝利ということかもしれない。
ただ、これがGⅡ・GⅠともなると、スンナリマイペースとはいかない。
激しい競馬になったときにどう出るか。
2分1秒6の時計は認めるが、まだ課題は多そうだ。
友人から、バンザイメールがたくさん入っていたが、村っちゃんの笑顔を思ったりして、こういうときの予想家って、なんか嬉しい。
でもね。
昼間はクリスタルルームで、ダイレクトキャッチの会員サンたちと前祝い。
スローのあの展開では、不器用なダイレクトにとっては動くに動けず。
馬は前走より格段に身のこなしがスムーズになっていたし、上がりも34秒6でメンバー中二位。
見慣れた競馬の風景とはいえ、ガックリ肩を落としているのかなぁ…。
連続して専門紙一位は取れなかったが(今週は3位)、土曜日もコツコツとそれなりに当たっていたし、珍しく二週に渡ってプラス決算。
帰りは、一茶庵でヨイヨイ(笑)。
こんな温暖な競馬が毎週続いてくれればいいのだが…。
ちなみに今週のAJC杯。
マツリダゴッホが唸っている。
課題は距離だけですね。