状況に気を病むな
予想も馬券もハズれた、週明けの月〜火曜日は、何も考えず額に汗して、野良仕事に励むに限る。
振り返ってみれば、ここ数週間の日曜日の予想も馬券もハズれ続きで、日曜の夜に帰宅すると、大河ドラマの風林火山のビデオを撮っていないことが多いし(意地悪)、フグ女房と子フグたちの視線が痛い。
電線にかかるからと、フグ女房がブッタ切った、杏やヤマモモの枝をノコギリでゴリゴリ削り、芝に根を下ろしたゴーツクな雑草をひたすら抜く。
うう。
普段力仕事をしたことがないので、手がヨレヨレだ。このあと、原稿がたまっているんですけどね。ヨイヨイでキーボードが打てるのか。
でも、仕事の不安より、愚妻の扱いのほうが怖いのは、シラクだってブッシュだって。日本全国のダメ亭主と一緒です(笑)。
冷たい視線がほぐれるまで何とか我慢するのが、正しい日本のサラリーマン・オヤジなのかもしれない。
なんて、日曜日の1レース。
ありゃりゃ。
ホワイトヴェールが完勝だよ。
下河辺牧場の隆行サンに、お祝いの電話をするのを、3レースぶんだけ躊躇った気の小さいワタシ(笑)。
なのに、祝勝会と称して、ビールを二杯も飲んでしまった。
ついでにダイレクトキャッチの会員の皆さんと、神田川でいっぱい。
「まず、堅いと思います」と、自信満々で前祝いをしたが、うーん。プラマイ・ゼロと馬は仕上がっているが、今日のパドックでは、後ろ脚の右左の運びが、いつも以上にアンバランスだ。
週刊大衆の担当者と、その連れと雨に濡れながらパドックを見ていたが、ワタシはともかく、女性には雨もナンギだなと思って、隣りで傘をさしていた石川ワタルに、「マドモアゼルを入れてあげてください」と頼む。
「私、ピンクカメオを買おうと思っているんです」と、彼女が言ったら、すかさずワタルさん。
「いいデキだね」「なにを祐天寺」などと、お決まりのギャグを交えつつ、ワタルさんは応えていたが、言葉に真心が入っていなかったせいなのか(笑)。スタンドで見せてくれた彼女のボックス馬券には、ピンクカメオの馬番がなかったぞ。
それなのにそれなのに。
げっ。ピンクカメオだよ。
翌日のスポーツ紙やテレビで、GⅠ史上最高配当となった3連単の話がマスコミを賑わせていたが、競馬を扱うのなら、もっと違う話題がトップニュースであって欲しいような気がするのだが…。
なんて、雨脚が増し、やや重発表以上に粘りつく芝。
前半4Fが46秒2に対し、後半の4Fは48秒1。
明らかに「重い馬場」での前崩れ。
シンガリ一気を決め打ちで、しかもピンカメの父は重巧者のフレンチデピュティでウチパク。
理由付けをしようと思えば、それなりに説明もできるのだが、ムラマサノヨートーまで3着に食い込んだ3連単。
柏木サンじゃないが、「不条理な一戦」(笑)というしかありませんね。
ここまで予想も馬券も明後日だと、別に悔しいとか何とか。ミョーに後を引く気持ちは沸き起こってこない。
帰りは、今回の府中開催から、とりあえず行き着け先としている、駅近くの地下の中華屋サンで近しい人と紹興酒。
すると、近所で残念会をしているという、ゴールドアグリの馬主サンチームから、お誘いのTEL。
あいやぁ。
GⅠの時は、7階の馬主席にGⅠ出走馬主の椅子がセットされるんですけどね。
実は近くを通ったとき、みなさん方に気がついていたんですけど、日曜日の予想で無印に落としたもんで(道悪は下手)、つい目をそらせて歩いた小心なワタシ。
でも、酔いが回ったことだし、突撃するか(笑)。
なんて、パドックで見る限りは、正直、前二戦より身体に張りがあったし、心身ともに違和感がない。
お世辞ではなく、馬体は戻っていたように思えたんですけどね。
そんなこんなで、またドンチャカ。
人生は、走っているうち。
気持ちを強くもってさえいれば、また状況は変わるもんです…。
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