『大物たちが本格始動』
【丹下厩舎・調教主任】 by・藤原有貴
去る8月5日。
函館競馬場にメジロライアンが登場。
20歳という年齢から、パドックでの軽いお披露目程度かと思いきや、
たて髪を短く刈り込む往年のライアンカットを施され堂々とパドックに登場すると、
本馬場では、元気よく飛び出して、パワフルなキャンターを披露。
騎乗した往年の名コンビ、横山典弘騎手も、『凄い乗り味!』
と絶賛。
名馬は、年を重ねても名馬であり、輝きを失わないものなんですね。
なんてその前日、
メインレースのみなみ北海道Sは、メジロライアンの息子メジロコルセアが人気薄ながら堂々と逃げ切りV。
更に2着には、横山典弘騎手のゴーウィズウィンドが入って、馬連2万馬券の大波乱。
ライアン登場をもっと意識していれば取れた?馬券と悔やむも悔やみ切れず。
とはいえ、父兄が授業参観に来ると、毎回、緊張の余り、おしっこをちびりそうになっていた自分の過去を思えば、気付いていても取れなかったかなあとも思ったりするわけです。
さあ、今週からは、札幌開催がスタート。
それでは開催競馬場別に、調教の動きを見ていきましょう。
【札幌有力新馬】
“札幌・ダートコース 稍”
☆エールドクラージュ 〔美浦・藤沢〕
助手 72.3 55.3 42.9 13.7 8分 馬なり
…先週、芝コースで、6F75.9 59.6〜1Fを12.9と一杯に追われて抜群の時計を出した分、今週は軽目。
態勢は整っており、初戦から大注目です。
☆マイネルアベニール 〔美浦・畠山〕
柴山 66.9 52.5 39.2 13.1 6分 一杯に
内 テイエムマイサクラ(2歳新馬、一杯)と併入
☆ジョイフルスマイル 〔栗東・矢作〕
藤岡佑 68.5 53.4 39.3 12.5 6分 強
“札幌・芝コース 良”
◎サブジェクト 〔栗東・池江郎〕
助手 77.2 60.4 47.8 35.3 12.0 4分 一杯に
内 イソノホウオウ(2歳新馬、一杯)を追走 0秒6先着
…グイグイと加速して、ラスト1Fも見事な伸び脚。
先週は札幌ダートコースで、ラスト1F12秒フラットを計時。
現地でも、状態の良さが際立つ一頭です。
☆ラッシュストリート 〔栗東・岡田〕
四位 64.0 48.9 35.0 11.4 4分 一杯に
内 パッションローズ(2歳新馬、馬なり)を追走 クビ差遅れ
☆ダンツホウテイ 〔栗東・本田〕
藤田 80.0 63.2 49.6 36.1 11.5 7分 一杯に
内 ロードインペリアル(2歳新馬、一杯)に0秒4先着
【新潟有力新馬】
“栗東・坂路コース 良”
☆セレスハント 〔栗東・松永幹〕
助手 52.2 37.7 24.7 12.7 一杯に
“美浦・坂路コース 良”
◎ヒラボクシャトル 〔美浦・国枝〕
松岡 50.1 36.8 24.6 12.7 G前強目
ソシアルグレイシー(2歳新馬、馬なり)を追走 0秒6先着
…先々週が、52秒台(馬なり)、先週が、51秒台(G前強目)、そして今週は古馬顔負けの50秒台。
ひと追い毎に、動きはシャープさを増しており、キッチリと仕上がった観。
☆メジロガストン 〔美浦・大久保洋〕
吉田豊 54.8 37.9 24.9 12.1 馬なり
【小倉有力新馬】
“栗東・坂路コース 良”
☆エイユーフェアリー 〔栗東・柴田光〕
助手 53.2 39.2 25.9 13.2 一杯に
☆グランドオーパス 〔栗東・松本省〕
渡辺 51.7 38.4 25.6 13.0 一杯
☆レッツゴーキリシマ 〔栗東・梅田〕
助手 54.1 39.6 25.9 12.5 一杯に