安倍総理大臣辞任の報が駆け巡った週半ば。
案の定というか。山田乗男の無反応は、想定の内にあったが、実は安倍さんとワタシ。山口県の、とある山陰地方の、同じ町内(今は長門市となったが本籍は近く)出身なんですけどね。
ま、同じ町内とはいえ、あちらは市庁舎近くの都会(?)の出。
ひなびた漁村出のワタシとは、育ち方も違えば性格も異なる。
でもね。逆境下にある人間の心理というか。自分たちに不都合なことが起きそうだと、友達も同じ与党も、会社だって目を背けて知らん顔の半兵衛。
そりゃ、病気にもなるわな。
被害者より加害者のほうが、いつの間にか同情を集めるような、そんな逆転現象が起きるのも世の常。
東北の子どもを二人殺害した女の人だって、裁判では供述をひっくり返し、手を払ったら橋から落ちて、二人目の隣りの男の子は、精神的に不安があったことを強調していた。
人の世というのは、けっこうあさましいもんです(美しい国はどこへ行ったか?)。
なんて、競馬の世界だけは、なんとかまっとうであって欲しいもんだが、17日の月曜日は、競馬の合間を縫って、ある恩人の墓参り。
酒でも飲んで、あれやコレやとグチをこぼしながらお祈りすることにしますか。
というワケで、セントライト記念・ローズSの予想のアレコレは、続きをクリックしてね。
【セントライト記念】
時計の価値や上がりラップ。血統背景や調教など、予想の根拠となる材料はたくさんある。
戦法という観点に立てば、例えば途方もないスピードで他を圧倒する、サイレンススズカのような馬も強く速い。逆にミスターシービーのような、強靭な末脚で直線一気。破壊力を強調する馬もいる。
しかし、もっとも安心して見ていられるタイプは、皇帝と呼ばれたシンボリルドルフのセンスと自在性だろうか。
ロックドゥカンブの前走は、3角先頭から二の脚を使って更に後続を引き離す、これぞ横綱相撲。気性や馬体の造りなど、随所に若さの残る遅生まれで、あの芸当。
長いこと競馬を、やっているが、あそこからのロングスパートで押し切った馬は、滅多にいない。
将来は大鵬か。「鉈の切れ味」と呼ばれた、あのシンザンか(古い?)。正統派の大横綱に成長する逸材とみた。
プリンシパルSを上がり33秒8で突き抜けたゴールデンダリアの切れ。
エフティイカロスは、当該中山の2000mで、前記ゴールデンを沈めた瞬発力の持ち主。良馬場なら怖い。
◎ロックドゥカンブ
○ゴールデンダリア
▲エフティイカロス
☆マイネルダイナモ
△カルヴァニック
シグナリオ
サンワードブル
【ローズS】
オークスは無念の出走回避となったダイワスカーレットだが、桜花賞の上がり33秒6は、決して色あせることのない能力の証明。
夏場は自厩舎で調整したのが功を奏し、インフルエンザ禍を避け、追い日ごとにタフに坂路で二本。直前は、他馬の落馬のアオりでウッドコースになったが、いつもより2秒以上時計がかかり、上がり1Fは13秒台でバタバタの馬が続出する不良馬場を、12秒0でグンと加速。
馬の造りも、ほぼ完璧だ。
当面の敵はベッラレイア。
春先は、押せ押せのローテーションで、オークスは馬体がギリギリ。
しかも、他馬の格好の目標となり、ゴール寸前で交わされたが、それでもオークス史上歴代トップの時計決着で2着。
満足のいく調整ができた今回。ダイワにどれだけ迫れるかが楽しみだ。
レインダンスの前走・1分45秒7は、新潟記念の途中ラップにも匹敵するHレベル。
かなり力をつけているが、うーん。
ダイワとは、やっぱり力差があるのかなぁ…。
◎ダイワスカーレット
○ベッラレイア
▲レインダンス
☆ピンクカメオ
△ザレマ
ハロースピード
ランペイア
【業務連絡】
先週の水曜日、美浦の芝コースでスパークキャンドルを発見。あと二週くらいで出走できそうですね。
キャプテントゥーレは野路菊ですか。ヤマカツオーキッドのように、スタスタ勝ってくんないもんかね。