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グリーンウォッチングVol・38

 2007年産馬のパンフレットも、間もなく完成予定とか。

 クラブ会員にとっては、一年で一番、悶え悩ましい時期がやってきましたが(笑)、既存のクラブ所属馬では、つい先日の函館でクイーンスプマンテが3勝目を挙げ、ワンダーフルーツやベルクハイルといった面々が、2着と好戦。

 グリーンの横縞の勝負服は、夏の陽光に、なかなか似あってますね。

 なんて、“メイクデビュー”と名打った新馬戦も始まり、二週間が過ぎましたが、レコード勝ちがあったり、今年の新馬戦の出だしは、全体的に見て、少なくとも昨年同じか、若干レベルが高いように思う。

 SSがターフから去って数年が過ぎたが、知っての通り、種牡馬戦線は混沌状態。

 わずかにアグネスタキオンと、堅実さでフレンチデピュティが一歩リードしているように映るが、拮抗した中での、頭一つ抜け出しただけのように思う。

 繁殖牝馬の質によって、既存の種牡馬リーディングも、すぐに勢力図が変わる、そんな危うさがあるし、目下種牡馬戦線を牽引している、アグネスタキオンとて絶対ではないハズだ。

 今年の2歳から、新たにネオユニヴァースやキングカメハメハという強力な新種牡馬も加わってくる。

 2007年産駒は、デュランダルにロージズインメイ。ゼンノロブロイも、これに加わってくる(募集馬にも同産駒がいたが)。

 となると、何を頼りに馬を選ぶか。

 もちろん種牡馬の性質も問題だろうが、もう一度ここで、繁殖牝馬の質や潜在能力を考えることも、クラブ馬主の成功の近道かもしれない。

 そのヒントが、グロリオーサ。

 重賞連対実績もあるグロリアスウィークと500万のベルクハイルでは、確かに実績に差はあるが、繁殖牝馬としては底固い。

 スペシャルウィークからスリリングサンデーに父が代わっても、ある程度結果を出してきた。

 まだ写真を見ていないので何とも言えないが、本年のグロリオーサはグロリアスウィークの全妹。

 グリーンの宝的な存在であることには変わりないし、第二のグロリオーサが一頭また一頭と加わってくれば、クラブもより強固になるのかもしれない。

 しかし、来春も再来年のクラシックも、それぞれに名前の異なる種牡馬が名を連ねると思うが、スタート時の思惑や展望は去年とて同じ。

 では、何故に過去二年のクラシックが迷走したのか。

 インフルエンザ云々も、もちろん影響を及ぼしたのだろうが、意外に話は単純。

 レベルが拮抗しているのなら、要は欲張らないこと、焦らないことなんでしょう…。

 

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