当たり前のように夏競馬が始まった
新馬戦も始まったことだし、この週末は、いつもの朝より少しばかりの覚悟をもって、グリーンチャンネルのスイッチを入れた。
「夏になったら、パパがいないのが当たり前だったのに、なんか不思議」と、テレビを占領された子フグたちが、うろんな目でワタシを見ながら、部屋に引っ込んだ。
そうだよなぁ。つい二年前までは、土曜日の4時すぎに新幹線に乗り、緑濃い道の奥の景色をビール片手に、ぼんやり眺めるのが常だったが、福島駅に降り立ったときの、夏の盆地独特の、夕暮れどきの匂いが懐かしい。
去年は会社もテレビ出演もなくなってしまい、アレやコレやで、結局一度も福島へ行くことがなかったが、福島で仲良くなった、地元の人たちから、「今年こそは来てくださいね」というメールをもらったことだし、ラジオNIKKEI賞のときに、一度行ってみようかなぁ。
でないと、どうも日曜日が間延びして、新馬戦が終わってメインレースの頃になると、眠くて仕方がない(笑)。
なんて、ダノンパッション君が、冷や汗ものながらも新馬を突破してくれた。
牧場の人たちも、さぞかし喜んでいることだろう。御祝いの電話でもしてみようかとも思ったが、ワタシごときが電話しても何事もあるまい。社台のクラブのツアーの真っ最中でもあるし、うとうとしていた日曜日の夕方。
「なんか、いろいろ書いてくれましたね」と、牧場のIサン。
そう、Iサンてば、意外に照れ屋で、馬の名前や自分の名前が出たりすると、ソワソワ状態みたいですが(笑)、まだ教えることがいっぱい?
「アンチョもいいけど、音無さんちのフローリットなんちゃらがいい?」って、早く言えよ!(笑)。
ま、このあとダノン君は、北海道に短期放牧らしいが、うんと稽古をつけて、ガツンとディープインパクトもどきのオニ脚馬に変身ヨロピク。
今度北海道へ行くので、早起きして調教でも見にいこうと思っていますが、邪魔じゃない?
おおそうだ。ダノンの相方のヴェブランカは、無事日曜日に馬場入りして調教時計をマーク。
おっと、美浦のウッドで、堀厩舎のスペースアーク(スペシャルウィーク×サミットヴィル)を発見。
POGでは、あまり人気ではないみたいですが、首差し厚く、腹構えがドッシリして、いい馬だったんだよなぁ。
近しい人に、関東限定のPOGなら、騙されたと思って、3〜5位くらいで指名してみたら?と、言ってあげようかと思ったら、
「1位で指名したヤツがいたよ!」だって。
どのみち、1位で指名する予定じゃなかったんで、まあいいじゃありませんか(笑)。
月曜日は、netkeibaと内外タイムスに原稿二本入稿。火曜日は大井の帝王賞の予想原稿等々。午前中に終わる仕事ばかりなので、晴れ間を見つけて駄犬と散歩。
あまり大きな仕事がないので、北海道のセレクトセールや何やらに備え、体力強化を図っておきますか。