ディープ君。また日本で走るよね?
一週前に武豊が跨り、感触を確かめるようにして強目に追い、直前の21日・水曜日は、パートナーのメジロマシューズの0秒7背後から、上がり重点に
● DW 85秒5−68秒3−39秒4−12秒1
という時計一杯に叩き出してマークしたディープインパクト。
蹄鉄が磨り減っているため、毎度のことながら直前の調教では数字が出ないが、前走の天皇賞をなぞるように、ほぼ青写真通りに仕上がった。
直線が平坦の京都は、前回の天皇賞に菊花賞と、ディープの加速力が生きる絶好の舞台。
まず取りこぼしは考えにくいが、ここを勝てば、言われているように次走は凱旋門賞ということになるのだろう。
ただ、凱旋門の勝ち負けにかかわらず、次はブリーダーズCターフかJCか———年内はもう休養などというのではなく、海外の超一流馬と呼ばれる馬たちがそうであるように、タフな競馬やローテーションに負けず、是が非でも顔を見せて欲しいし、できるものならハーツクライとともに、最後は有馬記念で締めくくって欲しいと思うのだが。
なんて、ディープ一色の宝塚記念ですが、坂路ではカンパニーが51秒4−36秒8−12秒2。
柴田善もシルクフェイマスの追い切りに栗東に飛べば、一方の美浦ではダイワメジャーがW62秒9−35秒9−11秒8で絶好調をアピール(リンカーンは明日)。
各陣営とも、それなりに思うところはあるみたいだなぁ…。
● 2歳馬調教
【美浦】
目を引いたのは、二ノ宮厩舎のトロピカルライト。
古馬三頭併せの真ん中をグイとこじ開け南Wで66秒2−37秒7−12秒4。
兄のエルロドリゴは、東京千四ダートのレコードホルダー。
ややダート色が強いが、何よりも追って真っ直ぐ走り切る姿勢がいい。 ダイワムゲン、マイネルティーダ、ピンクカメオ、ニシノタマテバコ、サンツェペリンといったところが、新馬で好勝負。
あ、馬名は未定ですが、小島太厩舎のマンハッタンカフェ×パーベックが、本馬場で62秒9−35秒9−11秒8を馬なりと、抜群の加速力を披露。
ニューフェイスは、北Cのゲートを11秒9−13秒8で通した、アイアムジュピターを挙げておきますか。
【栗東】
お勧めはエイシンイッテン。
CW・80秒1−64秒3−36秒7−12秒0は文句なし。
ただ、初陣にダート戦を選んできた。さて、芝の適性はどうだろう。
上がり重点ですが、山内厩舎のブレイブボーイも、CWでラスト1Fを11秒5。
DWは佐々木昌三厩舎のショウリュウアクトが、これも11秒7と加速力上々。
以下、マルカグレイシー、シルバーストーン、シャンパンゴールド。
坂路はアルラスライン、タニノハイクレア、ロードオブザスターが、52秒−37秒台の時計をマーク。
【函館】
二週目は、やや小粒。
矢作厩舎のヴァンクールリオン、昆厩舎のガラン(ともに浦河・静内の産地馬体で見た)。
和田厩舎のセレスクラージュは、一週前に美浦坂路で終い11秒台をマーク。
函館入りした早々、Wで67秒台をアッサリマークする辺り、なかなかタフで走りそうな馬ですね。
【業務連絡】
丹下日出夫のPOGパートナーのみなさん。
ショッパイけれど、ハイフェイムが坂路で時計を出しました。
ニシノコンドコソは、木曜に追い切る予定(たぶん)。
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