「ネット族に降参」
ダービーが終わってネタがなくなったので、しばらくブログの書き込みを休んでいたら、そのうちに書くのも面倒くさくなってしまった。
「お前、さぼるなよ」と師匠から言われて、ようやく書き始めている。
ドラフトも全て終わったので、ネタもたくさんある。
でも、特に書きたいのはこれ。
ネット情報ってやつ。
これにコテンパンにされました。
私は生まれが生まれだから、現場の声はたくさん耳に入る。
だからPOG情報なんてものは、誰よりも持っていたつもりである。
ドラフト近くになると、私は「情報屋の山ちゃん」(いかがわしいコーチやみたいだ)なんて呼ばれ、多くの人から2歳馬情報を求められた。
しかし、時代は変わった。
実際には、ここ数年からそんな状態になりつつあったが、今年は特に凄かったような気がする。
それがネット情報。
某ドラフト前の情報交換。
参加者が、毎年見られたように私に質問してきた。
「トパンガって何してるの?」。
私がすかさず、「間もなく入るよ」、と答えると、別の者が「それなら、すでに入厩しているよ」と横ヤリ。
えっ、そうなんだ。
何で知ってるのか聞くと、「ネットで見た」。
このように私の情報は古くなっているというケースが多々あった。
極めつけはプラチナチャリスという馬。
この馬は牧場で評判が高く、早くデビューするのでPOG向き、なんて話したら、別の者に「その馬なら、スクミで遅れるよ」と突っ込まれた。
またネット情報だ。
だいたい、スクミって何だ?
これを聞いて知ったかぶる私も私だった。
数日後に行われたドラフト後の飲み会で、「プラチナチャリスはスクミで遅れる」なんてことを言ったら、今度は、「あの馬なら、まもなく入厩しますよ」。
おいおい、どういうことだよ。
また恥かいちゃったよ。
さらに頭を悩ませたのは馬名。
これもドラフト最中の話。
母ワイルドフラワーを指名したら、「もう取られてます」との声。
でもボードを見ても、どこにも母ワイルドフラワーの名が無い。
それを指摘すると、「ダノンファントムがそうです」。
あっさり上位で取られていた。
JRA登録前の馬は、母名で出すのが礼儀でしょう。
まったく。
同じようなことがさらに。
アドマイヤテンイチを指名したら、今度は「その馬、アドマイヤメジャーになりました」。
どれもこれも、ネットでしっかり検索をしていれば、分かることだったらしい。
でも年柄、そういうの苦手なんですわ。
もうずいぶん前になるが、「山田乗男が2チャンネルに載ってる」と聞いて開いたが、小さい題名がいっぱい並んでいて、探すのに苦労、目もくらくらして受け付けなかった。
あれから、ネットで検索というのがホント嫌になった。
でも、そうも言っていられない。
知り合いから、「ネット競馬」というのに2歳馬の情報があるというので調べてみた。
馬名を入れると、その馬の書き込み情報が出てくるというのだが、これが馬名を入れてもなかなか出てこない。
遅い、遅い。
ただでさえ気が短い私は我慢できない。
いいんですよ。
私はいまどき手書きのリストをドラフトに持っていく男ですから。
これからもアナログで生きていきます。
アナログ男強し。
持ち馬のゼットサンサン、ダイワバーガンディが、ともに快勝。
はっはっは、どうだネット族め、って関係ないか。
最近の『丹下の懺悔』の記事
- 薔薇が咲いた2024年5月3日
- 2023~24年の指名馬30頭を振り返る「丹下のザンゲ」(21~30位編)2024年5月2日
- 2023〜24年の指名馬30頭を振り返る「丹下のザンゲ」(11〜20位編)2024年5月1日
- 2023〜24年の指名馬30頭を振り返る「丹下のザンゲ」(1〜10位編)2024年4月30日
- 恵みの雨2024年4月26日
- キミにじゃぶゝ2024年4月20日
- つくしんぼう見っけ2024年4月12日