丹下の懺悔

今日は私の好きな馬が走っていない

 クーラーなしの、四谷の6畳一間のアパートに住んでいる、栗岩太郎があえいでいる。

 競馬以外は、ふた月に一度しか、ショッパイ旅行紀行文の仕事しかない、貧乏競馬ライター山田乗男が悲鳴をあげている。

 南関東の競馬場の職員であるSサンも、

 「ボクチンたちはワクチンが」と右往左往。

 あるスポーツ紙によると、土日の中央競馬の損失は、専門紙の売り上げも含め、約450億になると試算していたが、スポーツ紙の売れ行きにも影響を及ぼすだろうし、公営競馬も心配だ。

 この機会を利用して、故郷の広島に里帰りした某TMは、帰ってきたら席も会社も消えていた。浦島サン状態も考えられる。

 牧場での検査や移動も考えると、開催したからといって、すぐには通常通りとはいかないでしょうね…。

 なんて、そういうこともあるのではないかと思って、ある刑事事件を追うルポを、一冊の本にまとける仕事を、たまたま請けおっていたりするオレ。

 ふふふ。

 いつかフライデーの編集者と話した、グラビアアイドルのパドック解説の仕事を、本格的に進める時もきたのか?

 平凡パンチのアグネス・ラムの写真を引っ張り出し、出陣に備えているワタシですが、しかし、唯一アイドルで名前を知っている、横綱・長澤まさみのスキャンダルが発生。

 くくっ。

 オジサン、とっても悲しいかも。

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08.19.2007

「たまには競馬中止もいいかな、の巻」

 自分は元気なのに、周りのみんなが風邪をひいて学級閉鎖になった感じといったらいいのか。

 仕事を休めてちょっとうれしいのだが、フリーの身としては、1ヶ月も2ヶ月も競馬中止になると、おまんまを食っていけない。

 痛し痒しの馬インフルエンザだ。

 仕事にかまけてサボっていたブログだったが、今さっき、丹下から電話があり、お前ヒマなんだろ、今日こそは仕事の責任にはできないぞ。

 さぁ、書きやがれ!

 ヒマなのは、あんただってそうだろが。

 それはさておき、台風や降雪を除き、競馬中止で丸々ヒマになったのは、ボクにとって「皇太后のご逝去」以来。

 あの時は、まだサラリーマン。

 雑誌の取材で函館にいた。

 「北の馬券師」と呼ばれる天翔馬さんの馬券勝負をドキュメントするためだった。

 湯の川温泉に宿をとり、初めての函館だったので、ほとんど旅行気分。

 そこに、競馬中止の情報が入ったのだから、こちとら心中でほくそ笑んだ。

 さぁ、何して遊ぼ、浮いた馬券代で何を食お。

 たまには羽を伸ばしてもいいだろう。

 函館山を周遊する船に乗り、のんびりと波に漂いながら、イカ釣りを楽しんだ。

 釣果を地元の寿司屋に持ち込んでさばいてもらい、あの、飴色の、こりこりの、肝はとろりとして、この世の食べ物とは思えない。

 酔った勢いで、五稜郭付近の女の子を釣りに行った。

 明日、罰が当たっても仕方がない。

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08.18.2007

『それでも競馬はやってくる。』

 【丹下厩舎・調教主任】 by・藤原有貴

 暑中お見舞い申し上げます。

 連日、大変な日照りが続いていますが、みなさんは、元気にお過ごしでしょうか?

 気温が38度を越えようが、なにしようが、週末の競馬はやってくるわけであります。

 多少は、週末にかけて猛暑ぶりも収まるそうではありますが、

 それでは、良血、期待馬が今週もスタンバイ。

 一服の清涼剤となるかどうかはあれですが、

 軽快な新馬の動きを見ていくことにしましょう。

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08.16.2007

馬そのものは見えている

 お盆興行のハズなのに、先週の行き帰りの新幹線は、想像したよりは微妙に空いていた。

 とはいっても、東京駅のホームは、さすがに帰省客で溢れかえり、冷房もきかず腰をおろす場所もない東北・北陸系の新幹線ホームは(最前列にあるのだが、お年寄りや身障者にとっては、エレベーターも遠いことだし、エラく不便だろうな)、みんな汗みどろです。

 なんて、フグ女房が、前回のコラムを読み、物凄くフンガイしていたので、愚妻の話は割愛するとして(笑)、土曜の夜は、週刊大衆の編集者が、急遽車で新潟入り。

 「ふと旅打ちがしたくなって、お盆も仕事の彼女に走り書きを残して、東京からトンズラこいてきました」

と言っていたが、大衆での担当は、GⅠシリーズでのワタシのほかに、ギャンブルならドンと来いの、某超有名作家。

 「旅打ち」を身を持って実践しているところを見ると、やっぱI先生は(井崎シューゴローじゃないよ)偉大だ。

 なんて、土曜の夜は、馴染みの“いかだ寿司”で、テレビスタッフを交え、ちょっとだけドンチャカ。

 二軒目のバーに行ったら、

松山師が何度も来てくれたのよ」

と、ママが言っていた。

 もしかしたら、セレクトセールでのやりとりを覚えてくれていて、ワタシに気を遣って足を運んでくれた可能性が高い。

 先週までいろいろあって、不義理をする形になってしまいましたが、これからは毎週通うのでヨロピク。

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08.14.2007

あいやぁ〜。珍道中だよ。

 困った、困った。

 今週の土・日と、新潟遠征にフク女房がくっついてくるという。

 先週あたりから、さりげなく街に買い物に出たり、鼻歌を歌いながら旅行用品を揃えているシーンに出くわしたりしたが、見てみぬフリをして誤魔化していたんですけどね(笑)。

 どうやら本気みたいです。

 実は結婚して以来、貧乏だった若い頃。カミさんの親父のトラフグの奢りの温泉旅行とか(民宿が多かったな)。

 子どもたちとの田舎への帰省や、子フグどもがピヨピヨと幼かった時分に、市の保養施設を利用したりのソレとか。

 つまりは愚妻と二人で旅行に行った覚えがない。

 48歳前後の、同い年の競馬好きのみなさん。

 女房と一緒に夏の新潟に行って、普段ワタシがやっているように、競馬の前夜、派手にドンチャカやって様をそのまま見せる勇気のある人は手を上げてください(笑)。

 いざ日曜日は、馬券でエラく損しているとか。バレバレの状況をフク女房が目撃するかもしれない恐怖でオタオタしている、前夜のワタシです。

 なんて、愚妻の新潟同伴を、すばやく聞きつけた栗岩太郎とPRCのAサンは、なんと新潟の月岡温泉の接待を断り、急遽自力で小倉遠征に切り替えたらしい。

 オメーら。まだお中元が届いてないのは何故なんだよ?

 ちなみにフク女房は、日曜日にワタシと一緒に連れ立って、テレビ局のブースにドカドカ押し入り、宮嶋千佳子サン目黒貴子サンにも出合ったりするかもしれない。

 愚妻の話題は「ハンリュウ」しかなく、とりあえず宮ちゃんとは話が合うようですが、目黒サン。愚妻と出会ったら、つまんない話にも相槌をうってあげてね。

 というワケで、予想や馬券もカッコつけないとマズいので、いつも以上に気張ったりしましたが、クイーンS・北九州記念のアレコレは、続きをクリックしてね。

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08.11.2007

「やっぱ駄目だった」

 函館2歳Sのエイブルベガは、久々のローカル2歳重賞を狙えると楽しみにしていましたが、やはり悪い予感が当たってしまいましたな。

 頼むから雨だけはやめてと思っていたら、雨どころが台風が接近ですからね。

 案の定、スタートしてもスピードがつかず、追走が精一杯。

 直線では脚が余っていませんでした。

 まあ、またつくりなおせばいいんだろうけど、早熟性が強く、距離延長も微妙なイメージから、函館2歳Sは少ないチャンスだったのだが。

 まあ、ファルコンSでも狙いましょう。

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08.10.2007

『大物たちが本格始動』

 【丹下厩舎・調教主任】 by・藤原有貴

 去る8月5日。

 函館競馬場にメジロライアンが登場。

 20歳という年齢から、パドックでの軽いお披露目程度かと思いきや、

たて髪を短く刈り込む往年のライアンカットを施され堂々とパドックに登場すると、

本馬場では、元気よく飛び出して、パワフルなキャンターを披露。

 騎乗した往年の名コンビ、横山典弘騎手も、『凄い乗り味!』

と絶賛。

 名馬は、年を重ねても名馬であり、輝きを失わないものなんですね。

 なんてその前日、

 メインレースのみなみ北海道Sは、メジロライアンの息子メジロコルセアが人気薄ながら堂々と逃げ切りV。

 更に2着には、横山典弘騎手のゴーウィズウィンドが入って、馬連2万馬券の大波乱。

 ライアン登場をもっと意識していれば取れた?馬券と悔やむも悔やみ切れず。

 とはいえ、父兄が授業参観に来ると、毎回、緊張の余り、おしっこをちびりそうになっていた自分の過去を思えば、気付いていても取れなかったかなあとも思ったりするわけです。

 さあ、今週からは、札幌開催がスタート。

 それでは開催競馬場別に、調教の動きを見ていきましょう。

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08.09.2007

もう立秋でんがな

 関屋記念ウィークは、山口の田舎に帰省すると決めて、何年か経つが、今年は面倒な事も起こったりして、妙に暑苦しいミンミンゼミの声を聞きながら東京の自宅に在る。

 たまたま関屋記念は、カンパニー×シンボリグランで決まってくれて、ここ数週間、とりあえず日曜のメインレースだけは、予想も馬券も上手くいっている。

 先週、会社の机の上に、市川市のとあるファンから、北陸Sで大もうけした旨、お礼の手紙なんかも届いていたりして、当面の大きなレースでは人に感謝されてりすることもあるし、今週の北九州記念も、アストンマーチャンで、ほぼいける。

 でも、いつもの年なら、一年に一度だけ競馬を忘れて、日曜日は親父や友人と釣りに行っているんだよな(テレビで釣りバカ日記をみたら、ますます恋しくなったりして)。

 そんでもって、子フグ1号・2号と海で戯れたり、花火をしたりして、ほんの一瞬だけジンワリと親娘のアレコレにウットリとしているハズなんだけどなぁ…。

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08.07.2007

グリーンウオッチング Vol・24

 夏の慈雨

 盛夏の新潟にしては珍しく、今年は開催日前日に雨が降り、高速決着が定番の新潟にしては内が荒れ気味だ。

 関屋記念のカンパニーのように、豪快に大外を突き抜けてくるパターンもあったりして(まるで開催末期の新潟記念のようだった)、今年は競馬の風景が少し違うような気がしているが、おもしろいことに力を要する芝コンディションになると、勝ち馬・もしくは上位二頭の馬が、後続を3〜5馬身以上引き離す競馬が随所で見受けられる。

 ポンテペルレの5馬身差圧勝が典型的なのだが、ひと雨くると、「平坦・軽い」を頼みにしている馬たちはお手上げ。

 馬場が渋れば、地力の差がハッキリと前面に出てくるということなんでしょう。

 ただ、そこは新潟。

 多少馬場が渋っても、ポンテペルレの1分20秒7もカンパニーの1分31秒8も(1400m通過は1分19秒台だった)、時計はやっぱり速い。

 今週は、やや外よりの差しも決まっていたが、晴れが続けば芝も急速に回復する。

 例年、3回新潟になると、何故か再び内よりが有利だったり、更に時計が速くなったりするから、油断はできないが、ポンテ君の優雅な楽勝を思うと、次開催でもう一丁をノンキに考えてしまいますね。

 グリーンアラモードも、降格の500万なら普通に勝って当たり前。

 元々1000万でもトップレベルの持ち時計がある馬だし、事実ニ走前の1分10秒8(重馬場)は、同日の1000万と、わずか0秒4差だった。

 残念なのは、2歳未勝利のステラダルク

 直線入り口で早くも手綱が動き出したのには拍子抜けでしたが、単にダートが合わなかったか。週明けの競馬雑誌のジョッキーのコメントを読めば、たぶんそう書いてあるに違いない。

 ただ、7月初旬の美浦坂路は、チップが軽く好時計を連発する馬が続出したとはいえ、上がり1F・11秒9というのは、純然たる能力。

 予想を打つ際は、調教のその一点のみで正面突破できるし、みんなが忘れたり飽きたりする頃に、印や馬券として威力を発揮するもんなんですが、しつこくなければならない自分が、時々嫌いだったりして(笑)。

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08.06.2007

赤裸々記念?

 「なあ、丹下。新潟競馬場というか。競馬場で、身障者用の車椅子を借り受けることができるんだろうか?もしそうなら、今年も新潟に行けるんだけどなぁ…」

 不慮の事故で入院生活を余儀なくされた、近しい人が言っていたが、JRAサン。どうなんですかね。

 指定席には車椅子用のスペースもあるし、たぶん大丈夫なような気がするが、

 「でもね。その前に、JRはダメなんだよな。新幹線には車椅子のスペースもないし、身障者用の指定の割り振りもない。往復2万いくらの料金を払うのに、それはないよ」

と、こちらのほうに憤慨していたが、健康を損なって始めて、見えてくるものもあるかもしれない…。

 なんて、彼の近しい人。

 「新潟記念はニシノナースコールで決まりだな。入院してるとね。やっぱりというかナンとうか。看護士サンが天使に見えるんだよな。これも何かの縁だから、ナースコールをプッシュプッシュ」だって。

 いやあ〜。

 なんでもかんでもナースコールをピンポンの、アイツの入院生活の様が目に浮かんでくるようだなぁ(笑)。

 というワケで、関屋記念。

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08.04.2007