丹下の懺悔

『夏本番!怒濤の新馬戦6連発』

 【丹下厩舎・調教主任】 by・藤原有貴

 先週の日曜函館競馬。

 注目のスパークキャンドルがデビュー。

 結果はクビ差の2着でしたが、首を上手く使った、重心の低い流線型のフォーム。

 さらに勝ち馬に外から被せられても、怯まず、瞬時の反応を見せて追撃すると、最後は差し返さんとばかりに猛追した闘争心に能力を確信。

 まだこれが初陣。

 グイグイと上昇曲線を描く、エーピーインディ産駒でもありますし、先々を思えば、まだまだ楽しみは尽きません。

 さあ、今週も有力2歳馬がスタンバイ。

 それでは開催競馬場別に見ていきましょう。

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07.26.2007

ちょっとした人生の夏休み

 高校野球のためテレビ中継はお休み。

 ちょっとした人生の夏休みというか。先週は新潟にも行かず予想関連の原稿も書かず(スマン)、一日中テレビで競馬観戦。

 スカパーの、「ジャンバルジャンが観たい!」とガナりたてる、子フグたちとのチャンネル争いを制し、グリーンチャンネルに熱中していたのだが、ありゃりゃ、スパークキャンドルが2着惜敗(ダート馬か?)。

 山田乗男が、ミョーな原稿を書いていたので少し気になったが、外の馬がササっていて追い辛かったにしろ、あれれ?

 早速乗男から、つい先日入稿した雑誌の原稿の書き直しのデンワがきたり、パートナーからも、「弱いかもしれない」とのメールが送られてきたが、もう一回だけ様子を見ようね。

 もしダメだったら、カジノドライヴ君に期待すればいいさ。

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07.23.2007

グリーンウオッチング Vol・23

 一年一年風景が違う

 アグネスタキオン産駒の人気を知ってはいたが、先日セレクトセールでは、上場されさえすれば、すぐに買い手がつき、需要側の強固な意志の強さみたいなものが見え隠れしていた。

 人気があれば当然価格にハネかえる。

 3700万円余の平均価格を大きく上回る形で、相次いで落札されていたが、生産の柱でもある社台グループも、さてどの馬を上場させるのか。クラブや庭先取り引きもあるだろうから、振り分けには相当悩んだろう。

 タキオンが手に入らないと思えば、ネオユニヴァース。

 ファーストクロックは現1歳。

 競走馬として、まだ結果を出していないが、産駒の質や完成度が総じて高く、当たりハズれの少ない、コンパクトなマイラー体型の仔が、なるほど目に付く。

 これを追う形で、同世代のキングカメハメハが人気を集めていたが、個人的には、産駒によってバラつきもあるような印象を受けた。

 シンボリクリスエスは、なんだか半信半疑。

 クロフネやマンハッタンカフェは、少し飽きられたのかなぁとも思うが、その間隙をつく形で新種牡馬デュランダルが台頭。

 デュランダルを含め、一族自体は遅咲きに属するものの、上場された産駒は、父の馬体の造りが色濃い、トモの丸々としたバネのあるスプリンターよりの仔が多かった。

 日本の生産馬は、もはやマイル〜中距離ベースの芝の高速決着においては、タキオンを筆頭に、SS系主導で世界のトップレベルにあることは疑いはない。

 ただしスプリント戦線は混沌。

 確たる柱となる種牡馬が見当たらない(スプリンターズSを例にとればわかりやすいが、近年は香港やオセアニア勢の勢いが目立つ)。

 アグネスタキオンやネオやカメハメハで理想を追う一方、でデュランダル人気は、できるものなら2歳早期から結果を出して欲しい、馬主サイドの願望が強く反映されているのかもしれない。

 セリというのは常に人の思惑によって動くものだが、実績のわりに盲点となっている種牡馬もけっこういる。

 例えばフレンチデピュティにクロフネ。

 そしてフジキセキといった産駒たちは、ダート系のマイルに実績が集中し、方向性が確立されているためか、アドマイヤムーンの弟たちのような、よっぽどの馬を除けば、比較的リーズナブルで取り引きされていたように思う。

 まったく評判に挙がらなかったが、トワイニング産駒の中にも、距離適性さえ目をつぶれば、これはという馬がけっこういた。

 馬というのは一年で評価が上下する。

 ディープインパクトの仔が来年上場されれば、ガラリと様相も変わってくるに違いないし、となれば、その時々において、馬選びにも選択肢が広がってくるハズだ。

 なんて、セレクトセールでは、一日中飽きもせず、パドックを周回する馬たちを眺めていたが、値段云々はともかく、ワタシにとって、一年で一番密度の濃い一日だったような気がする。

 しかし、ノーザンF生産馬は、上場馬すべてが完売。

 なるほど、パドックでは、よく歩くし、食べ物が違うのか肌艶も抜けていい(ダーレーの馬の皮膚感や、大人びた仕草にも驚いた)。

 セリに対してどう馬を作っていくかという命題を、ハッキリと意識していることもあるんだろうが、生まれて3ヶ月の段階でここまで馴らし込んでいるとは…。

 うーん。

 改めて思うが、馬は一年一年、風景が違うんものなんだなぁ…。

  

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07.23.2007

「大丈夫か? スパークキャンドル」

 昨年、丹下師匠

「牝馬ながらダービーに出る」

と自信を持っていたアステリオン

 これに乗っかった訳ではないのだが、私もアステリオンに期待をかけてPOGは、参加全ての1位をアステリオンで臨んだ。

 結果は、じゃんけんが下手なせいで、1ヶ所でしか取れなかったが、これが私を救った。

 アステリオンはいまだ未勝利。

 丹下師匠が当たったのは、

「牝馬がダービーに出る」

ということだった。

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07.20.2007

『北の大地を揺るがす、大物登場』

 【丹下厩舎・調教主任】 by・藤原有貴

 先週の新馬戦。

 勝ち上がりを決めた日曜函館のナムラブレイブ、更に代替開催の月曜小倉からはコウユーココロコロは非常に際立っていた稽古内容がそのまま結果として反映されたわけですが、どちらもスッと先手を奪って、スパッと直線抜け出すセンスの良さ。

 これに土曜函館のベストオブミーを加えて、非常に今後が楽しみです。

 そして今週は、いよいよデビュー前から注目を集めたスパークキャンドルがスタンバイ。

 さらに新潟、函館では2歳オープン戦もスタート。

 ますます熱の上がる2歳戦。

 それでは今週も、出走予定の2歳馬の動きを見ていくことにしましょう。

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07.19.2007

一年で一番密度の濃い一日

 セレクトセールの一日一日は、ワタシにとって、一年でもっとも密度の濃い日のように思えるが、いやあ。馬を見るのは楽しい。

  とりあえず展示をシャカシャカ回って、これという馬がいれば、パドックで待ちかまえて歩様を探る。

 斜め前に岡田繁幸サン他、チーム・ラフィアン。

 その傍に藤沢サン中村均ちゃん

 フジTVの福原アナと、ベチャベチャと喋ったり、でもって、横には橋口サン瀬戸口サン

 臼田オーナが、椅子をもってスリスリされた時はビックラこいたが(笑)、豪華なメンバーに囲まれ(見ている場所が一緒というだけの話だが)、静かに明日のダービー馬を眺めている時間は、何者にも代え難いよなぁ…。

  なんて、初日のイアリングセールのアドマイヤムーンの半弟(父フレンチデピュティ)の、化け物のようなトモの発達はどうだ。

 ふとカネヒキリを思い出したが、あの馬よりトモの送りが深くて柔らかい。

 来年の今頃、ノーザンFの坂路を、どんな姿で駆け上がってくるんでしょうね。

  2007071001.jpg

 二日目の当歳にも、ムーンの二つ下の弟が上場。

 0歳馬の父はクロフネ。

 1月生まれだけに成長が早いのは確かだが、首・背中・脚と、それぞれが伸びやかで、こちらのキーワードは「長さ」。

 各パーツに筋肉がつききった時の姿を夢想して、これまたウットリ。

 もしかしたら、父クロフネを超える、スーパースターになるかもしれない。

  2007071002.jpg

 他にもキングカメハメハにウリ二つのアレとか。

 仲良しの“バニヤン”の馬主サンが、千代田牧場のブライアンズタイムの男前の子を競り勝ったとか。

 そのアレコレは、“最強の法則”の8月13日発売号を読んでね。

 アイビスSDの予想は、続きをどうぞ。

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07.14.2007

『梅雨空なんか、ぶっ飛ばせ!』

 【丹下厩舎・調教主任】 by・藤原有貴

  先週は、トールポピー、キャプテントゥーレが初陣を飾ることは出来ず。

 しかし、吉報は函館から!

 丹下厩舎ミゼリコルデが見事に勝ち上がり。

 ほとんど速い追い切りをやっておらず、少々心配してレースを見ていたんですが、まったくの心配無用。

 どーんと真っ向勝負に徹しての楽勝。

 今後は札幌2歳から、暮れのGⅠ、そして来年へと楽しみが大きく膨らみますね。

 丹下さんが、うらやましい…。

 それでは、今週も梅雨空を吹き飛ばすような、若駒の快走を期待しつつ、各場、出走予定の2歳新馬の動きを紹介していきましょう。

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07.12.2007

丹下厩舎の、牡牝の大関が発車

 函館の産地馬体検査があり、丹下厩舎の馬も、新たに何頭か登録があった。

 北海道での登録だけに、即トレセン入厩とはいかないだろうが、関東限定のPOGの、丹下厩舎のエース格である、シンボリクリスエス×ナドラの名前もあった。

 先週福島競馬場で馬主の西山サンにお会いしたら、

 「10月の東京開催の、第一週目の芝1800mに使うよ」だって。

 西山サン。期待していいんですね?(笑)。

 さて、今週は函館で、丹下厩舎の牝の大関ミゼリコルデ。阪神で牡馬の大関キャプテントゥーレがデビュー予定。

 ホースニュース馬・主催のPOGでは、思ったよりトールポピーに人気が集中しなかったが(キャプテンの方が指名が多かった)、今週のポピーの調教は、いかにも大物然とした時計を出していたけどねぇ(指名したかったなぁ)…。

 なんて、丹下厩舎の大将スパークキャンドルは、2回函館2週目の芝1800m出走を目指して北海道に渡る(たぶん)。

 藤沢厩舎は、他に母ポニベニル。母アルページが美浦の坂路で稼働中ですが、社台系の有力馬のアレコレは、あさってセレクトセールに行ったとき、牧場の人たちを掴まえて調査しなくっちゃ。

 ちなみに、セレクトの初日のイアリングセールの目玉は、エアグルーヴですか。父はダンスインザダーク。写真で見ただけですが、やっぱりザサンデーフサイチに似ていますね。

 その前に、七夕賞。

 予想のアレコレは続きをクリックしてね。

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07.07.2007

グリーン・ウオッチング Vol・22

 いろんな意味で眩しいなぁ…

 夏の新馬戦は、季節柄もあるんだろうが、ことさら眩しく映る。

 福島競馬場も、5レースの新馬戦の方が、特別戦より人の集まりが多い時もあるが、そういえばここ二年。中山の鰲1800mを記録的な大差で勝ち上がり、ドバイに遠征したフラムドパシオン。昨年のイクスキューズは、福島からトントン拍子に重賞へと駒を進めた。

 いい方は少し変かもしれないが、

 「オラが村出身の出世頭」的な意識が、年々強くなってきているように思う。

 先週の福島芝1800mでデビューしたダノンマスターズにも、かなりの期待が集まったようだが、パドックで合計5回も嘶いていたし、馬っ気がキツくて競馬どころじゃない。

 ズルズルと失速して行く直線半ば。アチコチで悲鳴が飛び交ったほどだったが、2歳馬は、やはり若い。血統や調教通りにはいかないことも多いし、特に関東圏の新馬は、阪神開催の新馬に比べてレースも荒っぽい(従って、不利を被ることも多い)。

 一つの新馬戦で、返し馬や実際のレースで、3頭もの馬がヨレたり斜行したりするのを見て愕然としたこともあるし、関西と関東の馬とでは、パドックでの仕上がり度や、馬体の造り・質の違いに驚くときがある。ゲート練習も、関西に比べると半分以下だ。

 なんて、タキシードジャズが出走する日曜日の新馬戦は、坂路で終い1F・12秒を切るか切らないか。

 古馬も顔負けの調教タイムを、2歳夏の時点で叩き出している馬が数頭いて、なかなか質が高い。

 今年は早期から調教で動く2歳馬が多いし、ちなみにユキチャンも、かなり走りそうです(笑)。

 ユキチャンが勝利をさらうようだと、福島名物がまた一つ生まれるが、そのメンバーに入ると、タキシードに◎までは、正直なかなか打ち辛い。

 ただ小笠厩舎は、若駒のうちは調教で攻めることが少ない。

 例えばピエネヴェーレも、結果的に辛抱強く一年待ったことで、2週前の初勝利に結び付いたような気がする。いいも悪いも、まずは結果を、しっかりと見つめよう…。

 ちなみに3歳未勝利のロージーワールドタイムオブデライトは好勝負。

 レンデフルールも、前走で500万にメドが立ったし、阪神で敗れても平坦の小倉——ダートに転じれば、すぐにもチャンスが生まれるハズだ。

 

 

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07.05.2007

『大物ぞくぞく、背筋はゾクゾク』

 【丹下厩舎・調教主任】 by・藤原有貴

 先週、ダノンマスターズの馬っ気には、おったまげましたが、阪神では、現役時代に馬券でお世話になったビーチフラッグの娘ビーチアイドルが好タイムで快勝。

 いよいよ今週は、福島、阪神ラストウィーク。

 日曜の阪神芝1800m戦では、キャプテントゥーレトールポピーが大激突。

 さらに函館では、ナムラマースの半弟ナムラハーンに、ミゼリコルデがスタンバイ。

 それでは今週も、出走予定の2歳馬の動きを開催競馬場別に紹介していきます。 

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07.05.2007