一年で一番密度の濃い一日
セレクトセールの一日一日は、ワタシにとって、一年でもっとも密度の濃い日のように思えるが、いやあ。馬を見るのは楽しい。
とりあえず展示をシャカシャカ回って、これという馬がいれば、パドックで待ちかまえて歩様を探る。
斜め前に岡田繁幸サン他、チーム・ラフィアン。
その傍に藤沢サンと中村均ちゃん。
フジTVの福原アナと、ベチャベチャと喋ったり、でもって、横には橋口サンと瀬戸口サン。
臼田オーナが、椅子をもってスリスリされた時はビックラこいたが(笑)、豪華なメンバーに囲まれ(見ている場所が一緒というだけの話だが)、静かに明日のダービー馬を眺めている時間は、何者にも代え難いよなぁ…。
なんて、初日のイアリングセールのアドマイヤムーンの半弟(父フレンチデピュティ)の、化け物のようなトモの発達はどうだ。
ふとカネヒキリを思い出したが、あの馬よりトモの送りが深くて柔らかい。
来年の今頃、ノーザンFの坂路を、どんな姿で駆け上がってくるんでしょうね。
二日目の当歳にも、ムーンの二つ下の弟が上場。
0歳馬の父はクロフネ。
1月生まれだけに成長が早いのは確かだが、首・背中・脚と、それぞれが伸びやかで、こちらのキーワードは「長さ」。
各パーツに筋肉がつききった時の姿を夢想して、これまたウットリ。
もしかしたら、父クロフネを超える、スーパースターになるかもしれない。
他にもキングカメハメハにウリ二つのアレとか。
仲良しの“バニヤン”の馬主サンが、千代田牧場のブライアンズタイムの男前の子を競り勝ったとか。
そのアレコレは、“最強の法則”の8月13日発売号を読んでね。
アイビスSDの予想は、続きをどうぞ。
〔アイビスSD〕
予想には、常に何事かの根拠が必要だが、実は直線千㍍競馬の予想方法に手応えを感じるまでに二年近くを要した。
ま、単純に外枠有利とか。
ジョッキーなら柴田善臣の連対率が群を抜いているとか。
そういうデータ的なものもあるが、一度でも直線競馬で結果を出した馬は簡単。
問題は、直千が初めてという馬を、どう選び出すかが予想家の仕事なんですよね。
なんて、適性を探る上でのヒントは、まずは短距離実績。
芝だけでなく、ダート馬も新潟の直千をこなす馬がいるのが盲点だが(穴になる)、とりあえずテンの3Fから5F通過タイムを綿密に調べる。
でもって、最終的にどの馬にも共通しているのが、とにかく調教だけは桁違いに走る−−特に負荷の大きい坂路で好タイムを叩き出す馬は、より新潟直千の適合力が高い。
というワケで、ジョイフルハート。
知っての通りの栗東坂路のレコードホルダー。
全成績〔8301〕。
連対をハズしたのは、59㌔を背負った前走のみ。
台風が接近して、さすがの新潟も重馬場になるかもしれないが、パワー重視の馬だけに、むしろ好材料。
外めの7枠で56㌔。
武豊も当コースは一戦一勝。
ソツなく乗るに違いない。
実は、アイビスSDにもっともふさわしい馬は、ジョイフルハートじゃなかろうかと、昨年の今頃も思っていた。
一年越しの思いが完遂することを祈る。
相手本線は、美浦の坂路横綱アイルラヴァゲイン。
スタート後の3F・31秒8という日本記録を好位から差しきったクーヴェルチュール。
前走のレース内容をみると、ナカヤマパラダイスもスプリンターとして素質開花。
昨年のような馬場になれば、水かきのついているサチノスィーティーを惑星に警戒。
◎ジョイフルハート
○アイルラヴァゲイン
▲クーヴェルチュール
☆ナカヤマパラダイス
△サチノスィーティー
シルヴァーゼット
テイエムチュラサン
※業務連絡
丹下厩舎のジーピーエンブレム(ウォーエンブレム×ゴールドポイント)。
ボチボチ調教を消化。
早ければ来週。
遅くても、新潟の三週目くらいには使えそうです。
マスコミではまだノーマークですが、かなり楽しめる馬だと思うよ。
“シャドウ”の飯塚サンに会いました。
シャドウゲイトのシンガポール国際の記念ジャンパーを着ていたら、「そのジャンパー、いいねぇ」と声をかけられました。
でも、隣に吉田照哉夫妻がいたので、恥ずかしいので「アハハ」と笑って逃げてしまいましたが、本当は一緒に馬を見たり話したかったんですけどね。
丹下は、あのジャンパーを凄く気に入っていると、飯塚サンに、よろしく伝えろや!若女将。
丹下の新潟出張は、今週7月14〜15日は夏休み。
7月21日は仕事があるので、22日は当日輸送。
7月29〜30日は通常通り。
8月4〜5日は、もう一丁夏休み。
それ以降は毎週土曜日に新潟へ入ります。
丹下に酒でも飲ましてやろうという近しい人たち。
スケジュールが合ったら、連絡しろや。
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