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グリーン・ウオッチング Vol・22

 いろんな意味で眩しいなぁ…

 夏の新馬戦は、季節柄もあるんだろうが、ことさら眩しく映る。

 福島競馬場も、5レースの新馬戦の方が、特別戦より人の集まりが多い時もあるが、そういえばここ二年。中山の鰲1800mを記録的な大差で勝ち上がり、ドバイに遠征したフラムドパシオン。昨年のイクスキューズは、福島からトントン拍子に重賞へと駒を進めた。

 いい方は少し変かもしれないが、

 「オラが村出身の出世頭」的な意識が、年々強くなってきているように思う。

 先週の福島芝1800mでデビューしたダノンマスターズにも、かなりの期待が集まったようだが、パドックで合計5回も嘶いていたし、馬っ気がキツくて競馬どころじゃない。

 ズルズルと失速して行く直線半ば。アチコチで悲鳴が飛び交ったほどだったが、2歳馬は、やはり若い。血統や調教通りにはいかないことも多いし、特に関東圏の新馬は、阪神開催の新馬に比べてレースも荒っぽい(従って、不利を被ることも多い)。

 一つの新馬戦で、返し馬や実際のレースで、3頭もの馬がヨレたり斜行したりするのを見て愕然としたこともあるし、関西と関東の馬とでは、パドックでの仕上がり度や、馬体の造り・質の違いに驚くときがある。ゲート練習も、関西に比べると半分以下だ。

 なんて、タキシードジャズが出走する日曜日の新馬戦は、坂路で終い1F・12秒を切るか切らないか。

 古馬も顔負けの調教タイムを、2歳夏の時点で叩き出している馬が数頭いて、なかなか質が高い。

 今年は早期から調教で動く2歳馬が多いし、ちなみにユキチャンも、かなり走りそうです(笑)。

 ユキチャンが勝利をさらうようだと、福島名物がまた一つ生まれるが、そのメンバーに入ると、タキシードに◎までは、正直なかなか打ち辛い。

 ただ小笠厩舎は、若駒のうちは調教で攻めることが少ない。

 例えばピエネヴェーレも、結果的に辛抱強く一年待ったことで、2週前の初勝利に結び付いたような気がする。いいも悪いも、まずは結果を、しっかりと見つめよう…。

 ちなみに3歳未勝利のロージーワールドタイムオブデライトは好勝負。

 レンデフルールも、前走で500万にメドが立ったし、阪神で敗れても平坦の小倉——ダートに転じれば、すぐにもチャンスが生まれるハズだ。

 

 

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