丹下の懺悔

三挺拳銃

 JRAのホームページ用の原稿が、八分どこまで仕上がった時点で、ぶっ飛んでしまった。

 「カーソルの上を、ウチのバカ猫が歩いちゃったんで、消えちゃいました。そういうワケで、締め切りを明日まで延ばしてくれませんか?

 栗岩太郎クンのような、誰が聞いたってウソとわかる、見苦しい逃げ口上を使えないワタシである。

 久しぶりに泣いたね。

 なんて、キーボードに向かい、いざ原稿を書く段になると、親の敵のように、キーをバシバシ早打ちしてしまうワタシ

 (山口到クンは、違う意味で早撃ちらしいが)。  

 つい、変なところを、ついでに小指や薬指が叩いちゃうんですね。

 でもって、救済措置はどうすればいいか。

 一応、ゴミ箱なんかを漁ってみましたが、うーん…。

 というワケで、今日はスカパーの独眼龍正宗を見るのを我慢して、早起きしてたまっていた原稿を書き流し、会社に到着して美浦のWコースの追い切りを見たら、あれれ。

 ホリディオンアイスが遅れている。

 それでも勝てるから、心配しないで(笑)。

 以下、ファンタジーSとアルゼンチン共和国杯。2歳等の追い切り状況は、調教主任の藤原クンに語ってもらいますか。

 ちなみに、ファンタジーのゲラを見て初めて知ったのだが、ローブデコルテって、牝だったんですね。

 なんか、強そうだな(笑)。

 

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11.01.2006

仕事しなくっちゃ

 先週の週末は、金曜日が渋谷のエクウスでトークショー。

 パートナーが東信二サン目黒貴子サンという、のんべえチームゆえに、イベントが終わってから、一軒二軒。

 気がつくと、朝の3時だったりするが(笑)、GⅠの中でも特に注目度が高い天皇賞ということもあってか。なんと会場に250人以上の人が集まった。

 イベントの最後に、抽選会があるんですが、箱の中から取り出した番号が200番台。

 いつもは、150番くらいが最高なのに、ホントに200番台の人がいるのかな?

 ——一瞬、ドキリとしたワタシですが、抽選に当たった方の一人が、

 「オレ、下関やけん(山口弁では、“しものせき”ではなく“しもんせき”と発音する)。丹下さんと近いな。応援しちょるけえ、頑張って」

 懐かしい故郷のなまりも耳にした

 二日酔いでヒーヒーの土曜日は、栗チャンが書いていた通り、夜はグリーンチャンネルの明日のレース分析の録画撮り。

 担当のJサンと番組終了後、神田駅の近くで一杯。

 日曜日は、ザサンデーフサイチを打ち破ったダイレクトキャッチの祝勝会を訪ねたり、UHFのレギュラーをこなしたり、1万歩以上歩いたような気がするが(笑)、競馬終了後に府中駅前の“きなせや”へ顔を出し、1時間ほどして新宿のヒルトンへ

 (先週一緒に飲んだヤングたち。声をかけなかったのは、そういうワケなんだよ)。

 グリーンF愛馬会のパーティーに参加。

 少し遅れたので、壇上に呼ばれなくてホッ(笑)。

 とりあえず、同ホームページ上の“グリーン・ウオッチング”に書いた、ジャドールが新馬戦をレコード勝ち。

 所属する池上厩舎の息子サンと、抱き合って喜んでしまいました。

 ハグと言えば、カッチー。

 田中勝春クン、見っけ(笑)。

 

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10.30.2006

「場立ち予想の報告の巻」

 今、グリーンch「明日のレース分析」の「場立ち予想」が終わりました。

 我が子がピアノの発表会に出演するときのような親心をもって、見ていたのです。

 って、わたしに子供はいませんが。

 その子供というのが、丹下日出夫

 今日は空色のYシャツに、ベージュのジャケットを着ていました。

 「小心者」と豪語するだけあって、登場時の顔はこわばっていました。

 以前に出演したときとは異なり、今回は収録だったので、もっとリラックスすればいいのに。

 まず、ジャブで東京4Rの新馬戦。

 ◎ザサンデーフサイチについて、

「血統はもちろん、ちょっとガニ股ながらも調教でしっかり走る。エアグルーヴ産駒でも最高かも」

と断言しました。

 次いで、司会の「ようへい」君に、来年のダービー馬は?

 と訊かれると、習字の心得がまったくないような金釘流の文字で書いた「フサイチホウオー」をあげました。

 「初戦の芝1800mは、来年のダービーから逆算したデビューだ」と。

 ここで、

「でも、去年の今ごろはキャプテンベガって言ってましたよね」

と突っ込まれると、一瞬ひるみ(つまり、小心が表れてしまったのです)、

来年の天皇賞だと思うよ

と、ずらし気味の返答でお茶を濁しました。

 

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10.29.2006

あの角度がいい

 「年をとっても、繋ぎに角度があり、キッチリと立っている」

 某G紙の紙上パドックで、エイト鈴木由紀子サンが、スイープトウショウについて、おもしろい表現をしていましたが、そうか。

 人間と一緒で、馬も年を取るとお尻が下がり、体重も増えるとともに、同時に精神的に張りも失い、しゃきっとした立ち姿やモデル歩きができない。

 後ろ脚にドテっと体重をかけるようになり、結果的に蹄の繋ぎの部分が寝てしまう。

 ところ構わずゴロゴロと横になり、ゾウさん足の、フグ女房みたいになるんですかね(笑)。

 我が家では、子フグ1号も2号も、暇さえあれば茶の間でゴロゴロ。

 一直線に親フグの辿った道を驀進していますが、ハラホレハラ…。

 そんな我が家の気の悪いメスたちを振り捨てて、明日は耳のピンと立ったスイープトウショウ。 

 鈴木京香サンみたいに豊満な、銭形模様がニョロニョロと浮き出た、ダンスインザムードを見に行かなくっちゃ。

 天皇賞の予想のアレコレは、続きをクリックしてね。

 

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10.28.2006

「週刊誌の格好のネタ」

 ディープ騒動がさらに悪いほうへ向かっている。

 JRAも厩舎も、フランスギャロに投げっぱなしにしているうえに、アチラも意見が食い違っており、真相がまったく分からない。

 この間、いろんな憶測を呼び、もはや泥沼化してきている。

 こんなことをしていたら、週刊誌の格好のエジキになると思っていたら案の定。

 今週発売された週刊誌には、ディープ薬物疑惑が、あちらこちらで取り上げられていた。

 なかには、池江厩舎周辺でかつても薬物騒動があったような際どい記事もあるようだ。

 どれだけ馬に罪は無いといっても、世間はなかなかそのように捉えてくれない。

 悪いことに、今回の件は、競馬全体をも覆い尽くそうとしている。

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10.28.2006

「メインは新馬戦?」

 POGを6箇所もやっていると、毎週毎週いろんな馬がデビューするので楽しいのですが、同じレースに重なるケースも多く、どれを応援すればいいか迷います。

 というのも、6箇所それぞれルールも違えば、人数も違います。

 だから、力の入れ方も馬によってどうしても違ってきます。

 本当は6箇所でほぼ同じ馬を取りにいけばいいのですが、小心者の私は、馬を散らしてとって、大負けを防ぐ方法をとっています。

 だから、持ち馬がいっぱいになるんです。

 先週もヴェルトマイスターサムライタイガースビンチェロと3頭がデビュー。

 結果は2勝ですから、御の字なんですが、負けたクルサードとかのほうが怖いような気が。

 やっぱ小心者だわ。

 

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10.26.2006

さて、今週の調教

 天皇賞当日の芝1600Mの新馬戦に向け、ザサンデーフサイチが、ほぼ万全の追い切りを消化。

  thesundayfusaichi.jpg  

 天皇賞もそうですが、当日は午前中からエラく盛り上がりそうですね。

 去年のフサイチジャンクのデビュー戦時は、同じレースに丹下厩舎のフェラーリワンも出走していたりして、エラく緊張した覚えがありますが(笑)、今週の丹下厩舎は、2Rの未勝利戦にハイフェイム

 8Rのくるみ賞にサープラスシンガーが出走する程度で、お気楽モード。

 でも、ザサンデーフサイチのペーパーオーナーや、何故か同馬と一緒に東上してきたキングリーウィークたちを、迎え撃つ側の関東馬——ダイレクトキャッチピサノデイラニといった、関東馬のオーナーにとっては、ドキドキもんなんでしょうね。

 なんて、東京土曜日の芝1400Mの新馬は、シャイニンガールアドマイヤホクトニシノオトコギ(母デュプリシト)。

 日曜日の1600Mダートには、クランエンブレムジャドール

 京都の新馬は、土曜日の芝1200Mに、アルヴィスが仕切直しの登場(バイオレントハートは水曜日の段階では未定)。

 日曜日のダート1400Mはビーチブリーズ

 芝のマイル戦は、レースドールが満を持しての出走です(福島の1700Mを使う予定の、山内厩舎コンゴウリュウオーもお忘れなく)。

 まだ時計は軽いが、印象に残ったのは南Dコースで、やけに強烈な時計を出していたニシノアルバトロス

 ダイワディライト(母ロンドンブリッジ)も、ゲートから11秒6−11秒7のロケットスタート。

 そう、母ロンドンブリッジといえば、3月に下河辺牧場に行った時は、軽い骨折で厩飼(従って写真は×)。

 でも、ホントに目も馬体のラインもきれいな素直な馬で、心待ちにしていたんだよなぁ…。

 「軽い骨折なんで、クラシックには間に合いますよ」と、牧場主が言っておられましたが、いやぁ。よかった、よかった。

 一週間経てば、調教の風景も変わりますが、ディアーウイッシュコメンテーターハイソサエティ

 藤沢軍団も、ダノンデインヒルシーレイダースサトノコクオームーンレスナイトなどなどが併せ馬。

 ワケありで名前を出せないが、マンハッタンカフェの仔で、「おや?」という馬も二頭いあたなぁ(来週発表)。

 栗東も翌週の新馬デビューに向け、アドマイヤオーラがグンと時計を詰めてきた。

 松田国厩舎の母ダイワスカーレットも、芝コースの三頭あわせでブラックオリーブにグイと先着。  

 4月の社台Fで見た、あの巨尻(笑)を思い出してしまいましたが、桜花賞・オークスの両方を狙える、スケールの大きい牝馬だと思うよ。

 角居厩舎ドーントレダーヴィマックス

 穴っぽいところでは、芝コース追いで、34秒1−11秒3と切れに切れた、シャウトラインなんかが面白そうですね。

 ところで、週末の金曜日は、渋谷のエクウスで、目黒貴子サンとトークショー。

 お暇な方は、ぜひお立ち寄りください。

 それでは、天皇賞、2歳馬の正しい時計は、調教主任の藤原クンに語ってもらいましょうか

 (続きをどうぞ)。

 

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10.25.2006

グリーン・ウオッチング  Vol 6

 大いに楽しめそうな新馬戦

 毎週水曜日は、美浦や栗東から送られてくる調教データを、あきもせず一日中眺めながら、2歳馬の動向や週末の予想のアレコレに思いを馳せる云々を、以前書いたことがありましたが、10月18日の水曜日。

 ジャドールという馬が、古馬1000万のフィールドオアシスと併せ、美浦Wで、

●68秒7−53秒0−38秒6−12秒6。

馬場の四分どころという、“負荷の大きな”コース取りで、フィールドオアシスを追走して0秒6先着。

 デビュー前の2歳馬というのは、新馬戦に下ろす前は、さすがに2歳馬同士で追い切りをかける(藤沢厩舎でもない限り、いきなり古馬と併せるのは稀)。

 よほど期待が高いか。

 それとも併せた古馬が調教駈けせず、追い切りのパートナーとして丁度いいか。

 そのどちらかでしょうが、そういえばフィールドオアシスって、ユニコーンSで3着したほどの、潜在的OPクラスの能力がありながら、調教は走らないんだっけ?(笑)。

 なんて、それでもとりあえず古馬を楽々とアオっているし、時計自体のレベルも相当高い。

 新馬戦に出走してきたら、どんな印を打つか。

 ピックアップ・ノートに書き留めておきましたが、一週経った10月25日。

 古馬500万におハイジトウショウを追走して、内に潜り込む形で、3馬身先着。

 ●64秒6−36秒9−13秒1(終いは強目)

 馬場の二分どころとはいえ、64秒6も上々なら、3F・36秒9は更に出色。

 このひと追いで、予感が確信めいたものに変わってきましたが、母イージーラヴァーは、チリで13勝(GⅡ勝ちとGⅠ②着)。

 同馬は日本に輸入されて、実質三番仔。

 チリやアルゼンチンのタフな南米産馬を、社台グループぱ十数年来輸入してきたし、結果も出してきた。

 半姉ラヴァーズナット(父ダンスインザダークの鹿毛馬)は、東京1600Mダートを3勝。

 ジャドールは、父がフジキセキで、今度は黒鹿毛。

 前にも書きましたが、フジキセキ産駒の牝馬は、実に使い勝手もいい(芝も楽しめる)。

 よほどのアクシデントや気性難でもない限り、かなり楽しめそうですね。

 姉の軌跡をなぞるように、日曜日の東京1600Mダートに、横山典クンを配して出走を予定しているそうですが、日曜の夜は、グリーンF愛馬会のパーティー?

 いやあ。池上サンも、さぞかし硬くなっていることでしょうね(笑)。

 

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10.25.2006

「大塚まさじさんのこと、の巻」

 ライター仕事をしていると不規則な生活が普通で、その日も深夜になって夕食をとりに、四谷・荒木町秋田北秋田」という焼き鳥屋へ。

 競馬好きの兄ちゃんと一杯呑んでいたら、

「ねぇ、トイレにこのチラシ貼らせてくれない?」

と、BAR「461」の奥さん。

 「そっちのお客さんも、よかったら来て下さいね」

と誘われてしまった。

 「大塚まさじ

というシンガーの名前だけは知っていた。

 お金を出してまで行くつもりはなかったが、

「これも縁だから、必ず来てよ」

と言われてしまえば仕方ない。

 大塚まさじさんは、1971年に発表した「プカプカ」を唄ったバンド「デュランⅡ」のメンバー。

 「♪おれのあの娘はタバコが好きで、いつもプカプカプカ〜」

と言えば、少なくとも丹下は知っているだろう。

 10月21日。

 お客さんは15人ほど。

 ゆっくりとギター1本でのパフォーマンスを楽しむことができた。

 いや、最近ではめったに遭遇できぬほどの、素晴らしいライヴであった。

 ほのぼのとして、唄に心がこもっていて。

 何より、詩を丁寧に扱った曲調が人柄を表している。

 涙が出そうになっちゃった。

 そんな心境だったかも知れないのだが、60〜70年代のリズムを色濃く残しており、わたしの音楽感にビシッと入り込んでくるのだ。

 

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10.24.2006

山あり谷あり

 JRAの国際室や、渋谷エクウスの館長でもあった岡部サンから、お招きを受け、日曜日は東京競馬場内で二十数人のお客サンを相手に馬券指南。

 年に三〜四回、このような会に出席しているんですが、歓声というより悲鳴のほうが多かったりして。

 いつものことですが、これがなかなか当たらないんですね(笑)。

 でも、何故か菊花賞の3連複を一点でとった(千円で10万)人もいたりして、それはもう賑やかで。

 またの御来場、競馬を好きになってくれることを祈っております。

 なんて、京都の新馬戦では、サムライタイガースゴーストライターが揃って撃沈。

 勝ったヒカルオオゾラは、先週の追い切りで、レースドールを併せ馬で咬んだとお伝えしましたが、ズラリと居並ぶ500㌔を超える素質馬たちを軽く一蹴。

 ま、ゴースト君は、540㌔と明らかに重め。

 サムライの終いの脚は、それなりのもんだったし、次走はキッチリと勝ち負けだと思うよ。

 ついでにルミナスハーバーの強かったこと速かったこと。

 あの一戦で、桜花賞の掲示板以上を確約。

 いちょうSのマイネルシーガルの完勝劇といい、色濃い秋です。

 

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10.23.2006