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言語にとって美とは何か

秋になったらたぶん、またひとつ仕事をする。

でそれが、56歳をすぎてもビックリ――みたいな。

吉本隆明の「言語にとって美とはなにか」
を読まないとできないくらいの案件を受けてしまいそうで、
そのための心構えというか。

自分を鼓舞するために、
サザンオールスターズの「葡萄」を聴いています。

この夏サザンは、「おいしい葡萄の旅」の
ツアーがあったようで、フェイスブックで、
旧交を温めている感じのある近しい人が、
ずっとそのツアーに参加していることを知り、なるほどなぁ…。

サザンオールスターズは、大学生になって東京にきた頃、
突然テレビで、「勝手にシンドバット」でゲートイン。

山口出身の田舎者にはビックリだよ。

でも、一緒に上京したトモダチが、
「サザンって凄いぜ。大学のコンパで、
勝手にシンドバットを歌ったら
オレってヒーローだった」だって。

そうか。じゃあ「タイニーバブルス」を
買ってみようか(LPだよ。古いね)

でも、「C調言葉にご用心」のころ、
あの彼女に振られたな。

それ以来、サザンはいいや(笑)。
実はその頃住んでいた吉祥寺の
ものすごく安いアパートに、ある日、泥棒が入ったらしく、
警察が来て、泥棒があんたの部屋から盗んだものは
コレだと白状したらしいが、なんたって、
カギさえかけていない、安いアパートだけに、
入られたことも警察に言われるまでわからなかったりする。

もっているものなんかたかが知れている。
もちろん、とられるほどのお金もない。

で、警察から、泥棒が「タイニーバブルス」を
盗んだと知らされビックリ。

そうなのか?。
そういえば最近目にしていないなと、
初めて知った次第だが、

♪明けない夜はないさ
♪跳べない壁はないさ。

合間に、
♪ジャーじゃーめんが喰いてぇ~~

とか。

改めて「葡萄」を聴くと、
あのアルバムを初めて手にしたときと、
なんだか同じ感覚なんですね。

サザンは、出すアルバム――それを知ったアルバムみんなが、
そういう思いを共有するんじゃなかろうかと、ふと思う
(松任谷由美も浜崎あゆみも、普遍性こそがスーパースターなんだろう)

だからかな。

愛しのエリーも、ツナミも、愛の言霊も、
それなりに知っていますが、10年前くらい前、
なんとはなしに府中の街で知り合った人たちと、
初めてカラオケに行ったりするとき、
テキトーに、「マンピーのなんチャラを歌ってよ」

それで大騒ぎ――サザンは、いいね。

サザンのアレコレは、もしかしたら
「葡萄」を聴いた15歳のヤングの初体験と同じなのかもしれない。

 

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