丹下倶楽部

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回顧と展望

札幌本馬場一週前調教

 本年2歳の最初ステイクスである、函館2歳Sの本追い切りが、行われましたが、今年の函館はWが走りやすくなったため、2歳・古馬を問わず、調教は好タイム連発。

 ただ、馬場コンディション云々を抜きにしても、2歳Sに出走予定の面々のデキのよさが、調教からも伝わってきますが、となると、あとは能力。

 そして、妙に先週から時計のかかり始めた重い芝——瞬発力よりは、パワーを要する芝への適性がカギとなりそうですね。

 なんて、先週の馬場を見るまでは、上がり35秒6に惹かれ、本命はシャルロットノアルでいこうかなと考えていましたが、うーん。

 同じ35秒6の上がりなら、逃げて自分でレースを作ったぶん、ゼットカークの方が上なのか

 (併せ馬の感触が、コンゴウリキシオーよりよかったし)。

 もちろん。距離不足を承知で、インパーフェクトエーシンダームスンという手もあるんですが、目下思案中…。

 

 なんて、その函館のWで、横山典が跨り、アーバニティが、5Fから八分どころを回り、

 ● 65秒6−38秒8−13秒6

初めて一杯に追ってきた。

 若干、終いが掛かっているのがモノ足りないが、このひと追いで、どう反応が変わってくるかでしょう。

 先週は古馬にアオられたグレインアートですが、藤田が騎乗して、

 67秒4−38秒7−12秒5

を七分どころを強目。

 終い重点にしろ、前回の調教より反応が鋭くなってきたかな。

 

 目玉は函館の本馬場。

  注目のブラックオリーブは、ブライトロジック(FusaichiPegasusu×プライマリーⅡ)に、1秒4も先行したにもかかわらず、1馬身半と遅れを取ってしまった(5Fは64秒7)。

 逆にいえば、ブライトは1秒以上も後ろから追走して(馬場の六分どころ)、ゴール前仕掛けた程度で、

 ● 63秒0−38秒0−12秒1

という時計が出た。

 7月30日の日曜追いでも、ブライトが併せ馬の外で、追走して手応えも楽。

 ややオリーブに黄信号?

  

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08.02.2006

「きみを見ていた午後」

 8月1日、横浜の根岸の「馬事公苑」に行ってきた。

 競馬の仕事を始めてン年になるのに、恥ずかしながら、初めての見学です。

 ここは、江戸時代に居留外国人、とくにイギリス人の主導によって、競馬が行われていた。

 そのコースを生かすように、緑の公園になっている。

 西郷隆盛の弟、西郷従道が騎手であり、その勝負服とかもおもしろかったけど、圧巻は、根岸競馬場の観覧席の一部がそのまま残っていること。

 大正の関東大震災で壊れてしまった後、当時、東京の丸ビル設計のために横浜に事務所を構えていたアメリカ人設計士「J・H・モーガン氏」によって建てられた。

 昭和4年の建築物が古色蒼然と残っているのである。

 今は、蔦に絡まれっぱなしで、もう少し、丁寧に手入れをしてほしいとも思うのだが。

 

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08.02.2006

コンドコソ

 土曜、夜11時を回った渋谷。

 JRAのイベントホールであるエクウスに、立ち見どころか。会場に入り切れない人たちで、入り口あたりはギッシリ。

 なななな、なんだ。この人の群れは。

 衛星中継でハーツクライを応援するというイベント出演を依頼はされたが、終電間際の微妙な時間帯。

 そして、サッカーのWCじゃないし、イベントとしては、正直50人集まれば成功だろうなと思っていた。

 パラパラと20人程度じゃあ、あまりに寂しい。

 ですから、近しい人を5〜8人誘って、万が一の ために、サクラを用意しておこうとしたワタシは、土曜の競馬中継が終わった6時過ぎ。

 彼らを渋谷のエクウスの目の前にある居酒屋に呼び出し、酔っ払って勢いをつけて乗り込む手はずを整えていた。

 本番前の午後10時。

 一人で店を出て、司会の松岡サンを交えて打ち合わせ。

 「なんか、お客さんが入っているみたいですよ」と、担当のS。

 そりゃあ、よかった。

 椅子が埋まる、100人くらいで和気あいあいとした感じかも。

 それじゃあ、小コネに、

「エルコンドルパサーの凱旋門賞の時のワタシは、テレビの前で“イレ込んどるパパ〜”と、娘たちに呼ばれた」

と、台本の横っちょに小さく書く。

 アルコールは、許容量の80㌫で、身体の隅々まで行き渡り絶好調。

 うっし。本番。

 「タンゲ。タンゲ。タンゲ

 あいやぁ〜。

 小さく丹下コールまで起こったりして、この人だかりと熱気はナンなのよ。

 エクウスのイベントには十回以上も出させてもらいましたが、300人を超えて、入りきれない人もいる?

 ——1時前に入れ替えをして、もう一度キングジョージの録画を流す?

 ・・・・・・

 しかし、惜しかったよなぁ。

 スタート後、ちょっとゴトゴトっとなったせいか、道中は二列縦隊の外々。

 ルメールが、苦心してタイトに馬を寄せコーナーのロスを防いでいたが、できることなら、インで脚をタメたかったのかな。

 でも、最終コーナーの手前では、ルメールの姿勢がピクリとも動かず、まだまだ手綱に余裕がある。

 これなら。もしかして。

 直線に入ってスパリと先頭に立ち、あとヨンヒャク(白川サン調で)。

 思わず放送席の机を、競馬場でそうしているように、こぶしでドンドコ叩いてしまったワタシですが(笑)、ああ。残り200で内からハリケーンラン

 あいつ、ラチを頼るクセがありそうだったよな。

 道中内々を回っていたら、デットーリエレクトロキューショニストと一緒に、インを閉めることもできたかも。

 エレクトロキューショニストも、2000㍍の馬だし、2400㍍なら振り切れる(アイツの急所だ)。

 チラリと頭を掠めたりもしたが、それはいいから、差し返せハーツ

 デットーリにも負けるな!

 やたら頭の中をエクスクラメーションマークが飛び交ったが、よくやったよ、ハーツ…。

 なんて、レース観戦を終え、再び1時前から、二度三度とマイクを持って、新たにお客さんとキングジョージを観戦。

 2時をすぎても熱気は覚めやらず、家に着いたのは朝4時でした。

 

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07.31.2006

“競馬は踊る”

 7月29・30日は、小金井の阿波踊り

 金曜日の7時前に予想を打ち終え、電車を降り途端に、

 「やっとさぁ〜。やっとやっと」

 鐘や太鼓、笛の音がぴーひゃら。

 小金井に引っ越してくるまでは、

 「ふーん。阿波踊りねぇ。違う阿波踊りならいいかもしれない(笑)」

 ——なんていう、単なる競馬の阿呆だったが、何年か前、次女が地元の“リズム連”というチームに参加するようになってからは、地元の祭りとして楽しみもし、意識するようになりましたが、井崎サン、“凧”のひょうげ踊りが似合いそうですね(笑)。

 週末の土曜夜は、キングジョージ。

 もう十数年も前の、シンボリルドルフが全盛期の頃。

 本格的に競馬を始めて、三年経った頃の、競馬がもっとも嬉しく感じる時代に、ルドルフの弟分のシリウスシンボリが、キングジョージに三戦した。

 深夜、レースのスタートに合わせて、フジTVが衛星実況中継を敢行。

 まだグリーンチャンネルもNHKのBSもない時代で

 (あったとしても、貧乏なワタシには縁遠くて、地上波だけが頼りだった)、

 そこらの友人達と、酒盛りをしながらドンチャン騒ぎでテレビにカジりついていた。

 ところが、いざレースが始まると、シリウスシンボリは、縦長の、チギれた後方ままをピヨピヨ。

 「大丈夫。これからズンズン追い上げいくよ」

 近しい人は言ったが、追っても追っても前との差が詰まらない。

 オニギリ型の、へんてこりんなコーナーをやり過ごし、さて直線。

 なんだ、あの坂。アスコットの直線の長さは……。

 栗東の坂路よりも急勾配に見える、果てしない直線に、シリウスはヘロヘロ。

 喘ぐように、泳ぐように(笑)、タイムオーバーじゃないかと思えるくらいのシンガリ近くを、勝ち馬がゴ−ルインして数秒ほどあと、一瞬チラリと通り過ぎていった。

 テレビの司会者も、ワタシたちも無言。

 バツの悪い沈黙のまま、「よく頑張りました」で番組が終わったが

 (以後、日本馬の海外遠征は実況中継を自粛?)

 え、あのキングジョージに、アスコットの坂を、ハーツクライが登るんだよね。

 栗東の坂路を、パワフルに11秒台で駈け登ってくるハーツ

 イギリスは晴天続きで、馬場もグッド(良)。

 アスコットの馬場は、路盤を改修して硬め。

 もしかして、もしかして。

 どうせアホなら、踊らにゃソンソン。

 ハリケーンランにエロクトロなんちゃら?

 いてこましたれやぁ〜!

 というワケで、小倉記念の予想は続きをクリックしてね。

  

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07.30.2006

「オレが逮捕された!?の巻」

 7月25日の『朝日新聞』に

 「結構います 同姓同名

という記事が載った。

 なるほど、おもしろい。

 ためしに、「たんげひでお」で検索したところ、芦屋市の学校の先生が出てきた。

 教育に尽くしている真面目な先生だと思う。

 それなのに、こちらの丹下ときたら、

 「バッカで〜す

 これが口癖なのだから、丹下先生、本当に申し訳ありません。

 同姓同名に生まれた運命だと思って諦めてください。

 丹下のことは、わたしが責任をもって教育します。

 わたしの同姓同名は、検索されなかった。

 しかし、これはペンネーム。

 本名(漢字3文字)で検索してみると、なんと、いるではないか。

 それも、競馬に関する人物で、新聞にも載っている。

 たとえば、『岩手日報』の記事には、こうある。

「……競馬の着順を予想する懸賞付きクイズに不正に応募しようとした事件で、二戸署と県警捜査二課は10日、有印公文書偽造・同行使と詐欺の疑いで、(中略)三戸郵便局貯金保険係主任○○○容疑者(42)を同容疑で逮捕した」

(06年1月11日)

 

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07.29.2006

「ハーツクライの扱いが低いよ」

 聞くところによると、ハーツクライの出るキングジョージがテレビで中継されるらしい。

 といっても、フジテレビ系列「うまっち」とかいう番組内でのことだが。とりあえず生で見られるのは良かった。

 ディープインパクトの話題が上がるのはいいが、こちらハーツクライは有馬でディープを倒したにもかかわらず、知名度は競馬ファン以外に浸透していない。

 一般のファンを巻き込んだ有馬記念は

 「ディープが負けた」

ことは認識されても、勝ったハーツクライはほとんど記憶に残っていないようだ。

 

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07.28.2006

「評判馬が続々登場」

待ってました。

ついに一流どころの厩舎が動き出しました。

丹下師匠も紹介していましたが、藤沢和厩舎が今年は早い、早い。

いきなり真打ち(でいいいのかな?)のミッキーダンディが、フライングアップルと併せ馬。

この2頭どちらも持っているので、私の中では今年最初のアツイ瞬間です。

ミッキーが追走して内に入って、併入ですか。

上がり1F12秒2も頼もしいです。

僚馬ミスティックベルも、5F64秒台か。

こっちも取りたかったなあ。

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07.27.2006

ブラックオリーブ・ミッキーダンディ発見!

 20060726-2006hcj.gif

  <22時にプラザエクウスを再オープン>

 

 本年の最初のステークスである、函館2歳Sを控えた一週前。

 グレインアートのことは、先週の金曜日のコラムで書いたが、2歳勢は、そう大した動きはないだろうと、ノコノコ会社に来て調教データを眺めたところが、あらら。

 先週の19日に、角居厩舎アーバニティ(マンハッタンカフェ×レガシーオブストレングス)も、函館のダートで、ゲートから14秒1−12秒4。

 21日の金曜日にも、5F・74秒8の軽いところをやっていたんですね。

 松田国厩舎ブラックオリーブ(スペシャルウィーク×オリーブクラウン)も、函館でゲートから、

 ● 15秒4−14秒7の初時計をマーク。

 青本では、ブラックに関しては扱いが小さい感じで(青はローズプレステージが大きく扱われているのと対照的)、一面トップの扱いをした赤本と、

 「ブラックかローズか。赤と青の対決ですね

 と、山田乗男がニヤニヤしていたが、キミ。どっちの味方なんだよ(笑)。

  

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07.26.2006

「函館よいとこ、の巻」

 あと2週で今年の函館競馬が終了する。

 今年も行けなかった。

 夏のローカルでもっとも訪れたいのが函館なのに。

 「何とか、来年は」と思うのですが。

 初めて行ったのが、2000年6月16日の金曜日。

 明日からに備えて、その日は五稜郭とか、土方歳三の墓とか、函館山とか、「新撰組」や「戊辰戦争」に関する歴史のお勉強なんぞをして、寿司屋でたらふく食って、湯の川温泉の「竹葉新葉亭」という宿に戻って、玄関先でそのニュースを知った。

 「皇太后さま、ご逝去

 この日の午後4時46分、97歳でお亡くなりになったのだった。

 結果、土曜日の競馬は中止。

 月曜日に代替競馬。

 そして、日・月の競馬では、ファンファーレや入場行進曲も自粛し、何とも静かな競馬だったことを覚えている。

 それはさておき、これで土曜日がまったく白紙になってしまったのだ。

 編集長は取材もできないし、1日分の取材費がかさむと嘆いていたが、初めて行ったわたしは、物見遊山もあったから、不謹慎な言い方だが、嬉しくてたまらなかった。

 

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07.26.2006

ハーツクライ!

 競馬場のテレビブースに張り出した、ゴンドラ席の中継席で、身体に粘り強くような暑さの中で、目黒サンが悠然とコックリコックリ。

 昨日の夜は、たっぷりと暴れたんでしょうね

 そういうワタシも、パドックを見るために、4Fと5Fを上り下りしているうちに、気分が悪くなって、麦茶を大量に摂取。

 止めよう止めようと思いながら、土曜日の夜は、なじみになった寿司屋サンと、井崎サンの行きつけのスナックをハシゴ。

 土曜の最終レースを勝った松山調教師が御機嫌で、中スポのNサンを交えて歓談したあと、塩崎としおサンが入ってきて、更に盛り上がったことまでは覚えていますが、あとは記憶になりません(笑)。

 でも、日曜日は高校野球の絡みで、TV中継は、たぶん4時からだけだよな。

 柏木サンが夏休みで、雨のため野球が中止となり急遽放送があった場合は、代わりに解説をするように言い付かっていたんですが、何とか天気も持っている。

 ところが、2時15分前になって、

 「群馬テレビが30分ほど放送します

だって。

 

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07.24.2006