丹下倶楽部

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回顧と展望

友の恋歌 矢車の花

 土曜日の朝だというのに、中央線は、大きなバッグを抱えた子供連れで、やけに込んでいた。

 お盆なんですよね。

 土曜の午後4時すぎに、東京駅の「銀の鈴」で栗岩太郎クンと待ち合わせ、4時半くらいの新幹線で新潟入りしようと約束していたが、込んでるだろうな。

 自由席は、いっぱいかなぁ。

 気の小さいワタシは、指定席を予約したりすると、間に合うかどうか——そればっかりを一日中考えたりするので、行きだけは飛び込みで新幹線に乗るんですけど、並ぶのヤダな。

 帰りの新幹線は、三人掛けの真ん中に坐らされる運命にありますが、両脇が小錦でないことを、すでに祈りまくってます(笑)。

 なんて、日曜日の夜は、生意気にも栗ちゃんは、友人たちと月岡温泉に泊まるそうです。

 「儲けて、丹下サンも泊まりましょうよ

と、コナをかけてきたが、そんなときに限って馬券が当たった試しがないのが人生。

 そうだ。

 今年から、瀬波特別が瀬波温泉特別に。

 月岡特別は月岡温泉特別に替わったが、お金のないワタシのようなヤツほど、

  「温泉に泊まりてぇ〜〜

と、敏感に反応したりして(笑)。

  20060813-060812-1804.jpg 日本海・新潟の夕日

 

 

 月岡温泉行きは、クイーンSのブルーメンブラットの激走にかかっている。

 クイーンSの予想は、続きをクリックしてね。

 

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08.13.2006

「ぷちナショナリズム体験談の巻」

 オシムJAPANの緒戦

 「対トリニダードトバゴ戦」

を観に国立競技場に行ってきた。

 日本代表の試合は混んでいるし、騒がしいからテレビ観戦がもっぱらだったが、せっかくチケットをいただいたのだし、台風一過で気持ちよさそうだから、ビール片手に。

 選手紹介のアナウンス。

 おお、あの声はもしかして……。

 グリーンチャンネル「明日のレース分析」で土曜日のキャスターを担当する関野浩之さんの声に相違ない。

 関野さんは、代表戦のみならず、フジテレビ「すぽると」のナレーターとしても、お馴染みだ。

 いつもは競馬の仕事だけでお世話になっている人が、まったく別の分野で活躍されている姿(声だけだが)を見ると、何となく誇らしく思うのである。

 次に、歌手の小柳ゆきさんによる、国歌独唱。

 彼女のことは詳しく知らないが、女性にしてはたいへん豊富な声量があるようで、しっかりとした「君が代」を聞けた。

 先日、亀田興毅の世界タイトルマッチで独唱した元T−BOLANのボーカル・森友嵐士さんとは大違い。

 しっかり喉を作っている人は、たとえばマイクがなくても腹に響いてくるものだ。

 もっとも森友さんは、人前で歌うのが11年ぶりというから、使った側にも問題あるが。

 「……苔の生ぅすぅまぁあぁで〜」

と歌い終わるや否や、ゴール裏からドンドンドンと太鼓が打ち鳴らされ、

 「ニッポン、ニッポン」

の大合唱が始まった。

 なるほど、これが香山リカさん命名の

 「ぷちナショナリズム

の現場というものなのか。

  20060812-book0004.jpg  

 

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08.12.2006

グリーン・ウオッチング  Vol 3

 新馬戦は「上がり」

 競馬の予想においても、馬券術としても、簡潔でいて、けっこう的中頻度の高い方法に、

 「上がり3Fの数字の優劣」があります。

 例えば、リサイトアチャームの新馬戦。

 【ハロンラップ】

 12秒7−10秒7−11秒3−12秒1—12秒1−11秒9−12秒

 3F・34秒4−4F・46秒8

 5F・58秒9−6F・1分10秒8

 全体のタイムは、不良馬場で1分23秒5。

 良馬場なら1分22秒前半。

 新潟開催の千四百の新馬としては、全体時計としても、現時点で1〜2番目くらいの価値はある。

 ゆうに1秒以上の馬場差を考えると、4F46秒8−58秒9は、新馬戦としてはかなり速い流れで、

 【レースの上がりタイム】

 4F・48秒8−3F・36秒7

 当然上がりは時計がかかっているが、勝ち馬のディーズメンフィスの上がりは36秒2。

 二着のマイネシャリマーが36秒4。

 その二頭の上がりよりも速い、

 最速の“35秒6”

を記録したのが、3着に食い込んだアスクデピュティと、5着のリサイトアチャーム。

 もちろん、血統における芝・ダート適性。距離適性等々を考えなくてはなりませんが、スロー・ハイのどちらにしろ、上がりは上がり。

 「能力の発露」

として単純に考えるなら、次走の狙いは、アスクデピュティと、お世辞ではなくリサイトアチャームということになる。

 

 なんて、チャッターボックスの一族は、基本的に1200ベースの、ダートにも潰しの効く、胸前の発達したスピード馬が多い。

 しかも、仕上がりが早いし、兄姉もクズがいない。

 

 リサイトアチャームは、父がアグネスタキオンということもあって、マイルに対応できる中型サイズのように思います。

 

 ま、この一族は、腹回りの発達した、

 通称「鴨腹」とか「鴨胸」

と呼ばれる仔が多いが

 (山内厩舎や森厩舎は、そんな馬ばっかりですね)、

デビュー戦は、血統的な特徴以上に腹回りがタプタプ(笑)。

 

 しかも、前半は行きっぷりが悪く、内ラチよりに閉じこめられ加減。

 ゴール前に画面がパーンしたら、いきなり大外をひょこひょこ伸びていましたが(笑)、ということは、ロスや仕上がり度合いを考えれば、かなり上がり目もある。

 

 次は、馬券も積極的に買いましょう。

 でも、この上がり作戦は、調べ出すと疲れるしキリがないので、新馬戦か二戦目だけに止めておいた方がいいけど…。

   

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08.12.2006

「丹下さんの新馬解説『GⅠの登竜門』は注目です」

 ディープ渡航の日、知り合いの雑誌記者より

 「午後のニュースでディープがフランスへ飛ぶどころを、あちこちのテレビでやっていたよ」

と聞かされた。

 家に帰りニュースステーションをつけると、そこでも

 「ディープの渡航のシーン」

が打ち出されていた。

 今まで7冠馬シンボリルドルフや、エルコンドルパサーが海外遠征をするときも、恐らくこのようなことはなかったと思う。

 それが今回のテレビの報道。

 しかもスポーツニュース枠ではなく、一般ニュースの枠でやっているところもあった

 (ニュースステーションでもそうだった)。

 この前のハーツクライのエクウス騒動も予想外だったが、今回のディープの渡航シーンも予想外。

 しかもこちらは競馬ファン以外への効果もひじょうに大きい。

 昨日、オグリブームの頃に競馬を見ていた人間が、

 「競馬も海外遠征が大きく取り上げられるようになったんだ」

と驚いていた。

 オグリの頃は、地方の馬が中央で活躍というだけで大騒ぎになっていた。

 それが今、競馬は海外へ向いているのだから、日本の競馬も成長したわけだ。

 

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08.11.2006

「早くも暗雲」

 さあ札幌開幕です。

 このブログでも函館をすっとばして、札幌の話題を出してきましたが、やっとそのときを迎えましたよ。

 と盛り上がってきたところで……。

 来ない……。

 来ないんだよ、ミッキーダンディの調教が。

 先週の水曜日までは確かにやっていたのに、土日は無し。

 同僚のミスティツクベルフライングアップルはやっているのに。

 おいおい、故障でもしちゃったのかね? 

 

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08.10.2006

馬産地温暖化?

 小学校時代、全校生徒をあげて海水浴に行っていた砂浜が、何年かぶりに娘たちを連れて出かけてみると、コロコロとした丸い石が浜を埋め尽くしていました。

 オナゴ先生の、紺の水着と白い肌の思い出を探しにいったところが、栗岩太郎クンのジャガイモ顔に出合ったとでも言えばいいのか(笑)。

 20060809-060807-1656~00.jpg

 しかしナンだな。

 大潮のせいもあったんでしょうが、家の前にある船着場の水位も、昔より高くなったみたいで、地球の温暖化とか。

 山と海のアレコレの関係を、ふと考えたりした休暇でしたが、朝から高校野球ばっかり見ていると、なんだか競馬が遠くに感じて浦島太郎(笑)。

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08.09.2006

「疑惑流行の年か?の巻」

 なにも、丹下が渋谷エクウスでの

 「ハーツクライを応援しよう」

 のイベント前に、ビールを何杯飲んでいたかを疑っているのではない。

 また、その会場で「丹下!」と大向こうから声をかけた若者がサクラだったかどうかを疑っているのでもない。

 そんなことは、世界から見れば、蚊の涙にも及ばぬ小さなことなのである。

 このところ、WBC世界ライトフライ級タイトルマッチで勝った亀田興毅選手に、疑惑の判定との批判がかまびすしい。

 春に行われたWBC(ワールドベースボールクラシック)では、日本対米国戦でタッチアップの判定が二転する疑惑があった。

 言うまでもなく、サッカーW杯では、ジダンの頭突きのときイタリアのマテラッツィ選手が暴言を吐いたのかどうかという疑惑もあった。

 今、世界は「疑惑」が大流行である。

 わたしの予想では、この秋にも世界的な疑惑が発生し、年末の清水寺に於ける「今年の漢字」は、「疑」ということになるだろう。

 この世界の潮流に、わが競馬は乗っているのだろうか。

 

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08.06.2006

ムチを乱打だ。MSワールド

 年に一度。

 7月末か8月最初の週の日曜日に、故郷に帰省すると決めて、もう何年が経っただだろう。

 特別、この日でなくてはいけないという、明確な理由はない。

 単に、娘たちの夏期講習の合間だったり、新潟開催のテレビ中継も、それほど忙しくなかったり。

 それならと、単に決め事にしたにすぎないのだが、何か一つの決まり事を自分に作って、それに従うようになる時が、中年とかジイさんと呼ばれる頃合いなんでしょうかね(笑)。

 なんて、大学に入ったばかりの30年近く前は、新幹線に乗っている時間がやたら長く感じ、自分の来し方行く末を見つめすぎたりして、ふと感傷的になったりしたもんですが、今じゃ、ビールにワインのハーフボトルにワンカップ。

 大イビキで、広島をすぎてやっと目が覚める、ムチでバシバシしばきあげても痛がらない、ズボラな大人になってしまいましたが(笑)、山陰地方の小さな海辺の集落に射す、ミョーに日向くさい故郷の香りや、まだ青い夏の稲穂を駆けめぐる風の香は、まだそこにあるんだよなぁ…。

 というワケで、今週は、田舎の茶の間で、ゴロリ手枕。

 関屋記念・函館2歳Sと競馬観戦

 (法事もあるんだが)。

 予想としては、いつも通り、やり尽くすことはすべて終えた。

 結果は、さて。

 その予想のアレコレは、続きをクリックしてね。

 

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08.06.2006

「ハーツクライのパブリックビューイング大盛況」

 丹下さんいわく

「20人くらい来れば上出来」

 と言っていた渋谷エクウスの、キングジョージのパブリックビューイング。

 いや20人どころか、もっと来ないというのが私の予想でした。

 なにせ時間は真夜中。

 終電も危ないとなると、不景気な、今タクシーで帰るから見ようなんて人はいないでしょう。

 という私の予想は3連単で買った馬がビリ3つを独占するくらいにはずれました。

 

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08.04.2006

「早い、遅いアテにならない」

 またまた丹下師匠とだぶりますが、話題は2歳馬の調教。

 藤沢和厩舎の調教がますます好調なようです。

 ただし不安なのは、私のとったフライングアップルが、併せたミスティックベルに手ごたえで見劣ったことでしょうか。

 実はこのミスティックベルもリストの上位にあったのですが、ある情報通から「この馬は遅い」と聞いていたので除外し、代わりにフライングアップルをとった経緯があります。

 それだけにミスティックベルのこの時期の始動はまさかの一言。

 ご丁寧にフライングアップルと併せて優勢とは。

  

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08.03.2006