ツキなし温泉
帰省した折に溜まっていた原稿を、会社の仕事を終え合計5本。
水曜日から金曜日の夜にかけて、ワシワシと原稿を書きまくった安堵感と、その反動で、土曜日の夜は、新潟で栗チャンと暴れまくってしまった。
グルグル回る頭を抱えて、日曜日。
そうだ。9レースのおけさ特別には、数少ない知り合いの馬主サンの馬、ガッテンが出走するんだったよな。
一年に、高くても800万程度の馬を一頭か二頭。
関口房朗サンには遠く及ばないが、井崎シューゴローともども、30年近くおつきあいのある馬主サンなんですが
(たまに、鈴木よしこサンが名前をつけたりする)、
実はガッテンワンが勝つまで、20年近く勝ち星を挙げた馬がいなかったりして(笑)。
4勝目となったガッテン君のおけさ特別は、それこそ盆と正月がいっぺんに来たようなモンで、さぞ口取りは嬉しかったことでしょう。
同おけさ特別には、臼田サンの
(こちらの馬主さんは、年のご予算は5億円から10億?の大オーナー)、
アクレイムも出走していたが、出遅れてリズムに乗れず、直線不利を被り着外に惨敗。
「丹下先生に、褒めてもらえるような馬を出したいんですが、すみませんね」
と、言われて、チョー恐縮。
「現1歳のハイアーゲームの弟に、来年期待してください」
と言って、肩を落として帰途につかれたが、来年?今の2歳は????
それはさておき、メインのクイーンSと小倉の北九州記念に、月岡温泉行きがかかっている。 うっし。馬券で突撃じゃ!
気負いこんだはいいが、両方とも空振り。
ついでに北陸S・最終とトホホ。
祝勝会へ向かうガッテンワンチーム。
月岡温泉御一行様御用立つバスを見送ったあと、UHFのブースで柏木サンと、一升酒を持ち出しヤケ酒
(お互い、相当傷が深かった)。
帰りの新幹線のホームで、塩崎サンとダービーニュースの長谷川サンとバッタリ。
自由席に移動して、本紙予想家同士、またしても傷をなめあいカンチュー杯。
「丹下。上野で降りて、一杯やろう」
と、健坊が言うので、長谷川サンと二人、赤シャツとサブとなって、寿司屋・カラオケとハシゴ酒。
倒れるように、1時前に自宅に辿り着いたが、そう。さっき浴びたお風呂は、これがホントの、
「ツキなし温泉」
だったりして(笑)。
なんて、先週日曜日の札幌の新馬では、マンハッタンバーがジャングルポケットの持つ従来の記録を、0秒1短縮する、1分49秒5のレコード。
頭を上げて、フワフワした走りだったが、ブライトロジックを振り切ってしまった。
ブライトロジックは、誰が見たって惚れ惚れする、ピッカピカの黒鹿毛で、タッキー&翼や、長瀬クンや亀梨クンよりも男前の馬だったが、うーん。敗因は距離なのか。
しかし、フサイチペガサス産駒は、どうも走り方がゴトゴトして、札幌の洋芝はともかく、高速決着の日本の野芝は、どうも合わない感じがするんだよなぁ。
いつ故障するかとヒヤヒヤしながら見ているが、でも、ちょっとキングカメハメハみたいな雰囲気もあったかな。
ちなみに今年の札幌は、ざっと先週の記録に目を通すと、ミレニアムウイングがレコ勝ちしたり(ジリ脚のハズなのに)、例年より1秒近く速いような気がする。
でも、それでもレコードはレコード。
マンハッタンバーの力は素直に認めてあげましょうね。
ミレニアムウイングで思い出したが、ミレニアムの先週の調教パートナーは、確か今週の札幌記念でも人気を集めるマチカネキララと、2歳馬シャイニンワールドだったが、シャイニンって、いい感じで攻め馬を積んでいるなぁ…。
藤沢厩舎は、マンハッタンバーの新馬に、ミステックベルを下ろす予定だったが除外。
今週の1800㍍の新馬は、マル混じゃないから、三週目にデビューがズレ込むかも(シャイニンを回す?)。
山田乗男クン御執心のミッキーダンディは、疲れが出たため放牧とのこと。
その札幌の新馬には、丹下厩舎の本年二番目デビューの、ハイフェイム君も使う予定らしいが、えっ?530㌔もあるの?
なんて、札幌の1800㍍戦のアレコレは、クラシックに直結するパターンが多いが、昨年の札幌2歳チャンプといえばアドマイヤムーン。
1分50秒のカベを超えていれば、皐月賞かダービーか。一つは勝っていたのかなぁ。
一年が経って、今週の札幌記念に登録してきたが、前記マチカネキララに、エリモハリアーやマヤノライジンといった函館記念組。
初の古馬対決となるここで、現3歳馬のレベルが確認できそうですね。