「外国産父内国産馬の誕生か?の巻」
変則の3日間開催は、予想番組に携わるわたしの仕事も3日間連続となり、解放されたのが9月17日(日)の朝。
へとへとに疲れ、そのまま都内の某健康ランドに直行。
たっぷりとマッサージを受けて湯船に浸かる。
「今月の温泉・佐賀県嬉野の湯」
との看板が掛けられている。
月ごとに全国津々浦々の名湯を持ってきて供するという趣向のようだ。
そこで、ふと疑問が。
その湯は、「佐賀県の嬉野温泉から実際に持ってきた湯」なのか。
「人工的に、嬉野温泉と同じ成分で作られたの湯」なのか。
つまり、同じ「pH8・6のアルカリ性で、ナトリウム500・3mg、カリウム23mg……」なる成分であれば、わざわざ高い交通費をかけなくてもいいのではないか。
もしかして、「嬉野温泉」が商標登録されているから、「嬉野の湯」と表示したのではないか。
などと、考えれば考えるほど、迷宮入り。
そう思ったのは、以前、農家を営む作家・山下惣一さんの講演記録を読んだからだ。
そこには、「和牛」について触れていた。
和牛は、決して「日本産」を意味するのではない。
それは、「黒毛和種、褐毛和種、日本短角種、無角和種の4種」を指す「品種」のことで、だから、
海外で生まれた「外国産和牛」も存在する。
嬉野産でも東京産でも、どちらも「嬉野の湯」。
日本産でもアメリカ産でも、どちらも「和牛」。
もちろん、京都でなく、北海道で作られた「京野菜」もあり得るだろう。
そうなると、思いは競走馬に飛ぶ。
●内国産種牡馬のフジキセキが、シャトル種牡馬として、オーストラリアに行った。
この場合、
1、オーストラリアで産まれた仔は、「外国産馬」として登録される。
例 キンシャサノキセキ(父 Fuji Kiseki、母 Keltshaan)。
2、オーストラリアで種付けされた牝馬(同じ、母 Keltshaan)が日本に戻って産んだ仔は、「父内国産馬」として登録される。
これは持ち込み馬であり、以前は「外国産馬」と登録されたが、現在は「内国産」となっている。
そして、フジキセキ産駒だから、父内国産馬となるわけだ。
よって、同じ両親から産まれた仔なのに、日本での出走レースに隔たりができてしまうのが現状。
その隔たりをなくすために、キンシャサノキセキだって父内国産馬にしたらどうなのか。
べつに外国でハードな調教を積んできたわけではないのだから、競走能力に差があるわけでもなかろう。
と言うわけで、日本産和牛・外国産和牛のように、
日本産父内国産馬・外国産父内国産馬の誕生
となる。
カーカーカー。
書いていて頭がこんがらがってきちゃったが、これでやっと辻褄があったな。
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