今日も明日もディープ
明日の有馬記念を祝うかのように、抜けるように青い、乾いた冬空が、関東地方を包み込んでいます。
なんて、金曜日は、エクウスのイベント終了後、司会の長谷川雄啓サンたちと、渋谷でドンチャカ。
二軒目以降の記憶はありません。
ディープな二日酔いの身には、空の青が目にしみるぜ(笑)。
しかし、アナウンサーの長谷川サンが、桐蔭高校時代、応援団の団長とは知らなんだ。
言われてみると、腰回りが異様にデカく、歩き方に、ミョーに迫力がある。
人って、いろいろ。
というワケで、平成18年の有馬記念。
この一年は、生涯最高に働き、生涯最高に馬券で負けたような気がするが、人生って皮肉(笑)。
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【有馬記念】
あれは春の天皇賞の頃だったか。
関西競馬エイトの鈴木ゆきこサンが、ディープインパクトの立ち写真を、デビューの頃から順番に並べて、紙上パドック解説をしたことがあったが、去年の有馬記念の時のディープの写真は、首が立ち加減で毛ヅヤもひと息。
前肢の踏ん張りがなく、モワっとした感じを受けたが、今回のディープは走る時のディープ。
シンボリルドルフの全盛時代、岡部サンが、
「ピークはいらない。普通であることが何より大事」
と、しきりに言っていたのを思い出したが、ま、普通に勝ち負けになるんでしょうね。
ただ、ルドルフに、左回りに弱点があったように、ディープも右回りは手前の替え方がギコちない。
今回の追い切りも、右手前のまま走っていたし、弥生賞では手前が替わらずクビ差の接戦。
凱旋門賞で伸びを欠いたのも、手前の替え方と関係があるような気がします。
そう。東京や、コーナーが緩やかで広々とした京都なら、直線入り口で加速がつき、手前の替え方もスムーズに、もう一段上のギアが入り、グンと速力を増す。
33秒台の上がりこそが、「飛ぶ」ディープということになるんでしょうが、ところが中山は、いまだ34秒を切ったことがない。
●弥生賞の上がり 34秒1
●皐月賞の上がり 34秒0
●有馬の上がり 34秒6
中山では飛びが小さいディープを、もし逆転する馬がいるとしたら、ドリームパスポート。
本年の菊花賞は、千㍍通過が58秒9。
2000㍍通過が2分2秒2というHペース。
しかも、勝負どころの三分三厘で、再び11秒ソコソコに急激にラップが上がる、稀にみるタフな菊だったが、その熾烈な流れの上に立ち、ラスト3Fを34秒フラットでまとめた、ドリームパスポートの末脚は出色。
ディープに対抗できるだけの、能力の発露としての「時計」を、唯一保持しているのがドリーム(菊3着のアドマイヤメインも、同等の評価を与えていいが、いかんせん香港帰りがネック)。
実際、前走のJCでは、残り1F標識まで先頭。
抜け出すときの脚は、ディープと五分以上だったし、
「凄い瞬発力でした」
仰天して語る、岩田クンの証言もある。
幸いにも、アドマイヤメインが、大胆な逃げを宣言。
ダイワメジャー、デルタブルース、コスモバルクにメイショウサムソンが、ワラワラと早目に動く。
となると、3コーナーから4コーナーにかけて、先行集団と後方集団に、一瞬間ができる。
そのポケットで脚をタメ、坂下から一気に叩き出せば、外のディープをギリギリ封じ込める可能性も十分ある。
というワケで、ディープ×ドリームの、馬単の表裏。
〔3連単〕
1着 4・3
2着 4・3
3着 5・6・10・2
そして、ドリームパスポートの単勝を少々。
これがワタシの有馬記念。
一年間、どうもありがとうございました。